昭和の香り | 森永の小部屋 

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主に教室受講生に対して書いているブログです。このブログはTACの公式見解ではなく、森永個人の主観に基づくものです。たまにどうでもいいことも書きます。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

受講生の皆様、お疲れ様です。

 

自分の発言の重さ

 

ということは今の仕事を始めてから無視することはできません。講義を聞いている人からすれば信じられないかもしれませんが、そんなことを意識しつつ話しています。

 

講師業としましては、特に直前期の私の発言で合格が左右される方が出てきます。

 

何年か前には、「最後にやるべき教材を決めてください」という方がいました。直前期はある程度割り切りも大切になるのですが、「これだけやればいい」と切ってしまった所から出題される可能性は0ではないため、講師としては「アレもコレもやって」と保険をかけたくなるものです。私もその気持ちはあります。しかし、自分の保身のために負担を増やし、本来すべきことが薄まるのはよくないので、「コレだけやってください」などと絞ります。

 

さらに昔に遡ると、最後まで行政法で安定して得点が取れない方がいました。その方には最後の一週間を前にして「問題演習はもういいんで、インプット教材を通読してくだい」とアドバイスしました。

 

自分の感覚からすれば、この方にはこのアドバイスが最適であると信じて言いましたが、カケでもあります。受験界の常識からすれば「行政法はまず過去問」でしょうから。

 

しかし、結果は良いほうに転び、その方は本試験時に行政法で高得点を取り合格されました。

 

 

ちなみに、直前期に何をすべきかということは人によって変わります。上記の方々は直前期までに何度も質問に来られ、それまでの勉強や本人の得手不得手、学習時間がどれだけ取れるのかなどなどを把握したうえで、総合的な判断でやるべきことをオーダーメイドで絞っています。

 

 

実務になると、依頼者はこちらが間違えるなどということは想定していません。当然、間違えないように話すのですが、難しいのは、案外思ってもいない解釈をされることがあるということ。特に、困難に陥っている方は自分にとって都合の良い解釈をすることがあるので、その点に重々配慮し説明をすることになります。

 

 

 

 

そんなこんなで、先日漫画を購入しました。その昔、「タッチ」を全巻購入し読んだと書いていたかと思いますが、今度は「めぞん一刻」を全巻購入しました。

 

 

 

今更何故・・・

 

とも思うのですが、一度もしっかり読んだことがなかったこともあるのですが、昭和の雰囲気を欲しているのかもしれません。

 

なんなら、ガッツガツの恋愛ものだということすら知りませんでした。どんちゃん騒ぎがメインで、最後は恋愛の要素も出てくるのかなと思っていたら1巻で早々に告白してて、最終巻である10巻まで一体何をするのかと思いつつ現在4巻まで読み進めています。

 

ということで、めぞん一刻はほとんど内容を把握していなかったのですが、ラストシーンは知っているつもりではありました。

 

「私よりも一日でも長生きしてほしい」

 

的な話になるんだろうと。そこだけは知っていたんですね。というか、そこしか知らなかったのです。

 

 

そんなこんなで本が家に届いて、妻と話していたときのこと。

 

妻 「めぞん一刻買ったんだ」

 

私 「そうそう。ラストシーンは知っているんだけど」

 

妻 「あぁ、子供が出来るんだよね」

 

私 「・・・それは知らんかったわ」

 

 

思いっきりセルフでネタバレしました。なんにせよ、自分の発言の責任の重さを日々感じつつ過ごしていきましょう。

 

では今回はここまでとします。お疲れ様でした。