行政書士試験合格発表をうけて | 森永の小部屋 

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行政書士・社労士・宅建士である森永の個人的なブログです。各記事は森永個人の主観に基づくものです。受講生の方に対する記事だけでなく、どうでもいいことも書きます。また、記事は万全を期しておりますが、万が一不利益を被られたとしても責任は負わない旨ご了承ください。

受講生の皆様、お疲れ様です。


合格発表から数日経ちました。


合格率は上昇しました。試験後、択一難化と言われていましたが、記述は易化しており、採点も変に絞らずに普通に採点した結果ではないかと思います。


本試験直後に書いていた、おそらく業界最速の講評では、今回の本試験全体の難易度はやや易しい〜普通としておりましたが(一般知識の正答率がわからなかったので断定出来なかった)、ほぼ想定通りだったと思います。



本試験後、何度かこのブログでも行政書士試験の特殊性を書いてきましたが、絶対評価である以上、得点を調整するために、極端に難化する科目や問題が出されます。


そして、それが毎年動く。


5肢択一式の行政法が難化すれば、一気に難易度が高まります。出題数が多いこと、そして一般的にこの科目で稼ごうという受験生が多く、その出鼻を挫かれると影響が大きいのためです。


しかし、今回難化したのは憲法です。5肢択一式では20点しか配点のない科目。ここで想定よりも3〜4問落としたとして、その他の易しいところでいくらでも挽回できます。そして、今回は一般知識で稼ぎ、その他の科目でも取るべきところで取っている人は受かっています。



現場では焦ってしまってそんな余裕はない


という意見もあるでしょうが、その試験の傾向を掴み、想定内のことには適切に対処できるように準備すべきです。合格可能性を最大にするためには。


現受講生の方は、本試験時に基本講義受講中に扱われたものが出題されたら取りに行く。私の講義を聞いていても聞いたことのないものが出題されたら飛ばせばいい。試験の特性上、最大2割弱飛ばすことになるかもしれませんが、残りの8割のうち9割取れれば必ず受かります。それで全体の6割は超えるので。


基礎知識からきても6割の正答率、取らせない問題も6割取ろうとすると何年やってもあと一歩で泣くことになります。取らせない問題で6割取ることは計算できないからです。


その他、講義で喋っている試験に関すること(本試験時の注意事項など)が案外合否に直結します。


森永がモテると思って最新のスマホを購入したが全然モテなかったら、という錯誤の事例は忘れていいので、大切なことは聞いただけで満足せず、大事な場面で使いこなせるようになるまで自分に落とし込んでいきましょう。


予定では、明日は択一、明後日は記述に関して書いて行こうかと思います。


また、今度の日曜日は個人的に行なう相談会のために10時から講師室に待機しようかと思います。これも明日の記事で書きますね。


では今日も頑張っていきましょう。お疲れ様でした。