受講生の皆様、お疲れ様です。
昨日は次の記事で択一対策を書くと言っていましたが、予定を変更して今日は行政書士試験の記述に関することを。
現在の行政書士試験では、論文試験ではなく40字程度の記述式問題が出題されます。
特徴としては、部分点がある程度つくとすると、点がつくキーワードが2つから3つ程度解答例に入っていると考えることができます。
出題パターンとしては、まずは択一頻出事項。何度も択一過去問で出題されているものから検討する必要があります。そうでないものもありますが、まずは択一頻出事項を確認する。
ここまでをまとめますと、択一頻出事項であり、40字程度でキーワードが2つ~3つ程度入っていそうなところが準備する優先順位の高い所といえます。
単に日頃過去問を解き散らかすのではなく、直近五年分程度の過去問のうち、民法・行政法ではよく出題されている問題(この点、肢別過去問が検討しやすい)で、解答例を見てキーワードが2~3つ程度ありそうだなと思うものは、「もし記述で出されたら〇〇だけは書こう」と思いながら解いていると秋に差がでてきます。
それがある程度進めば、次は記述式の問題集に本格的にとりかかります。現受講生の方は記述マスターというレジュメを潰していけばいいでしょう。また、市販本もいくらでも出版されています。またそのうちお勧めの問題集はこのブログに貼り付けますね。
択一知識で解けるものはキーワードが出てくるかどうか。また、それでは書くことが思い浮かばなかったものは解答例でキーワードを確認し、インプット教材に落とし込む。
単に問題と解答例を覚えるだけでは不十分ですが、問題の解き方自体は後日講義で解説します。
その他、意識すればいいことは、「解答例通りに一度は書いてみる」というものです。
法律には独特の言い回しがあります。キーワードが思い浮かんだとしても、繋げ方がわからず不十分な答案となることは多い。なぜなら、行政書士試験では論文対策をしないからです。また、40字程度という制限がある以上、要件だけであったり効果だけであったり、普通の人が見ると舌足らずに見える解答例があるはずですが、そのような答案の書き方に慣れていきましょう。
現受講生の方は、今の段階から記述マスターを一度は検証し、そして一度は解答例通りに書き写してみてください。即効性はありませんが、これらを継続することで徐々に法律の言い回しが自然に表現できるようになってきます。
前回のレジュメで答案用紙みたいなものをつけていました。45マスのやつです。そのようなものを使い、法律の言い回しやどの程度の文字数で45字となるのか体感していきましょう。秋には明確な差となっているはずです。
また、明日は予定通りにTAC京都校で10時から講師室にて待機します。
合格の報告やこれからのこと、今年の試験に向けての相談などなど、なんでもけっこうです。普通に仕事してると思うので声掛けてください。12時頃までで先着順に相談にのります。
では今回はここまでとします。お疲れ様でした。