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リゴンドーさん、統一タイトル防衛



軽量級最大級のスター、ノニト・ドネアを塩漬けし、一躍
お払い箱にのし上がったギジェルモ・リゴンドーさんが
ジョセフ・アグベコを迎えて防衛戦を行った。

試合は、凄いレベルなんだが地味なフットワークでポジションを
確保しながら堅牢なアグベコのガードをノック。
みるみるポイントをかき集め、大差判定への序章を奏でる展開。

残りの放送時間との兼ね合いで早々に試合結果を予想させて
からは、ドネアを完封した技巧が冴えわたり、
一方的なにらめっこが展開された。
仕事後に寝ずに観戦しきるには困難を極めた。

最後まで単調なリズムを堅持し、きっちり安全運転。
中盤からはリングサイドの客に携帯をいじらせる貫録の
試合運びで、堂々の判定勝ち。

リゴンドーさんはこれで13勝無敗。
今後は、試合枯れという苦難を乗り越え、
HBOとの戦いより面白い試合ができるかが
問われることとなった。

2013まとめ③

ウラジミル・クリチコさん ビタリ・クリチコさん

今クリンチコさんとも称賛される、巨体だのみの
クリンチワークが今年も冴えわたり、未曽有の
salt hazardをまき散らかした。

ウラジミールさんは、ポペトキンとの統一戦を制す。
リングで対峙したさいの体格差は絶望的なほど。
小突くだけでダウンする理不尽なパンチ力、容赦なくむさくるしい
クリンチワークを見せつけ、大差判定で王座吸収。

いじめ根絶を謳う教育関係者から苦情が来そうな
試合内容で、今年も「デカいものには勝てない」という
自然界の大原則を知らしめた。

ビタリさんは政治活動に専念するために引退を表明。


兄弟ともに憎らしいまでの安定感を発揮し、
来年も王座から移動してくれそうにない。

2013まとめ②



ギジェルモ・リゴンドーさん

「サウスポーの技巧派」という、塩ファンにとってたまらない
響きのテクニシャン。

上り調子の超砂糖王者ノニト・ドネアを完封。
観客のブーイングに一切動じない精神的なタフさを
証明すると、チャンスにきっちり安全運転して
塩のなんたるかを世界のファンにみせしめた。

軽量級戦線に冷や水を浴びせ、業界に深刻なダメージを与えた。
最低視聴率更新、関係者のパーティーに呼んでもらえないなど
数々の嫌がらせを受ける。試合も枯れ、ビッグマッチに勝ったのに
引退の危機にさらされるなど規格外の塩気を醸し出した。

試合数は少ないものの、早くもレジェンド級の話題を提供
してくれるキューバの至宝。ビッグマッチどころか
「来年は試合を組んでもらえるのか?」という一点のみに
ファンの関心が向いている。


2013まとめ①

今年も塩が猛威を振るった一年となった。
ビッグ・ネームごとに振り返りを入れてみる。

バーナード・ホプキンス氏
無敗王者タボリス・クラウドを塩漬け。技巧で完封してボクサーとしての
商品価値を著しく貶めた。若手有望株に自信を喪失させて潰すという
いつものパターン。試合というよりは行事と形容した方が適切だろう。

クラウドは王座返り咲きにも失敗。早くも塩ドランカー症状が見られる。

かなり昔に殿堂入り選手として紹介したはずのホプキンス氏は
いまだ現役王者。Lヘビー級戦線は重度の塩害を受け、階級の
性格もあいまって、全くスターを寄せ付けない土壌が形成されつつある。

どこの馬の骨とも分からないカロ・ムラートとの防衛戦をもクリアし、
ますます円熟味を増す氏は、「いつまでやるんだよ」というファンの
熱い声援を受けながら来年も世界戦線に居座る気満々である。

悪童ブローナーにクリーンファイト・リング上でのマナーなどを
したり顔で説教して年を締めくくった氏には人間国宝へなどの
声もあがっており、来年度のさらなる活躍が懸念される。

ポール・マリナッジさん(米)

政治力が背後で動いている。嫌になってしまうよ。

「この試合が八百長だったとでも言いたいのですか?」

そうは言ってない。しかし、ある種の政治力が働いているよ。
こういう問題は常にあるよね。