2018年9月18日に行われた、経済文教委員会で、

信州・生活者ネットワークながの、ならびに、生活クラブの長野北支部・中央支部・南支部の全4団体が、連名で提出した請願の審査が行われました。

請願は、国に対して、法整備を求める意見書の提出を求めるもの。

県に対して条例制定を求める意見書の提出を求めるもの。

の2つを提出しました。

(請願文は末尾にお知らせしております)

 

請願提出時、意見陳述を希望したところ、委員会で認められました。(認められないと意見陳述はできない)

2つの議案(国に対するものが議案19号。県に対するものが議案20号です。)を一括して5分程度行ってくださいという事でしたので、

提出者を代表し、元代理人の丸山香里さんが意見を述べました。

 

長野市議会では、3月定例会において、『種子法廃止に伴う万全の方策を求める請願』が全会一致で採択され、

「種子法を根拠として実施してきた都道府県の取り組みが後退することのないよう、予算措置や人員等の確保を引き続き行う事」を求める意見書の提出を県に対して行いました。

 

また、種子法に代わる条例の制定は、8月に再選を果たした阿部知事の公約でもあります。

 

しかしながら、いずれも法的拘束力はありませんので、平成30年度には行われた県の予算措置が、これから先も続くかどうかはわかりません。これまで行ってきた取り組みを確実に使うためには、条例化が是非とも必要であり、取り組みの根拠であった種子法に代わるものを作ってほしいので、これを市として要望してほしい。とするものでした。

 

意見陳述の後、質疑がありました。

質問はうけますが、参考人である丸山さんから委員(議員)に対して疑義はできません。

聞かれたことに答えるだけ。

 

質疑

改革ながの市民ネットの池田議員から

・県知事は条例は出すと言っているが・・・

⇒公約ではあっても議会でどうなるかわからないので、市民から要望は伝えるべき。

・県に対して意見書を提出する請願は、組織的に他市町村でもおこなっているのか?

⇒生活クラブの支部単位で、できるところでおこなっている。

 

丸山さんへの質疑の後、委員の審査が始まりました。

 

審査

無所属 信州・生活者ネットワークながの 代理人:西村裕子議員

・農水省政務次官通知について、委員の皆さんは認識できているのか?必要であれば理事者からの説明をもとめる。

⇒理事者からの説明あり。

・付帯決議は、これまで通りとなっていたのに、事務次官通知では全く相容れない内容がしめされた事を考えても採択すべき。

・予算措置と人員確保を確実に実施するためには条例化は必要。県の状況は未知数なので、今、提出する事が必要。

・法的根拠をもたせないと、これまで市議会で話し合ったことも無駄になりかねない。

 

 

新友会(最大会派)の西沢議員

・3月議会で重要な課題としてしっかりと議論した。今、県議会では条例制定を目指し、要項や実施要領をつくっている段階なので、今この時期の採択は見合わせるべき。注視をしていく必要はある。

 

改革ながの市民ネットの鈴木議員

・そもそも必要なのに廃止しているわけだから法律は必要。採択すべき。

 

改革ながの市民ネットの池田議員

・廃止の際、しっかりと関心を向けるべきであったと思うが、あっという間にきまったのでその時間はなかった。付帯決議は立法区、事務次官通知は行政区の出すものでその二つが相容れないというのは問題。国は新たな法制を作るべきだし、県で条例づくりをすすめているのだから、それを支援する意味でも採択すべき。

・今のところ・・・という議論は必要ない。

 

共産党の竹内議員

・県で条例づくりをすすめているこのタイミングだからこそ採択すべき。3月議会で十分に議論して必要としているのに、出さないというのは何らかの懸念があるのか?あるなら答えてほしい(不採択とする議員から、懸念はないとの回答)

 

公明党の小林議員

・3月議会では賛成している。種子法は充分にその機能を果たしてきたが、より競争力を持つ農業にするために、官から民へ拡げるために廃止しているのだから、廃止されたからといって今のところ懸念するにはあたらないし、県では条例を出す予定があるのだから必要ない。不採択とすべき。

・種子に携わる事をしていないのでよく知らないが、野菜の苗や花の種をかって園芸はしている。自分たちだけが、という閉鎖的な考えになってはいけないと思う(西村議員より、苗は花の種は種子法に規定される主要農産物ではない。との指摘アリ。)

 

新友会の市川議員

・3月議会で十分議論した。県の条例制定を後押しする必要もあるかもしれないが、進捗していないなら提出の必要はあるが、進捗しているのだから、今は必要ない。

 

新友会の三井議員

・やってる最中に押し込む必要はない。心配ない条例化される。

 

新友会の野本議員

・不採択とする皆さんと同意見。重要と認識しており、懸念される問題があるというのも承知している。必要ないわけではないが現段階では必要ない。

 

以上のような議論の後、挙手にて賛成少数となり、2つの請願に関する議案19号と議案20号は不採択となりました。

賛成したのは、改革ながの市民ネットの2名・共産党の1名・無所属の西村議員の4名でした。

 

以上、傍聴した様子を、山岸綾子脳でお知らせしました。

言葉や、発言者の真意と違っている場合は、訂正したいとおもいますので、お教えください。

 

経済文教委員は10名となっており、委員長には挙手権(副委員長にはある)がないため、挙手権のある9名中4名の賛成で、賛成少数の為、不採択となりました。

委員長は賛成派の共産党の佐藤さんでしたので、委員長が反対派の方であれば、委員会では採択されたかもしれません。

しかしながら、本会議の会派構成では、賛成した会派の議員に西村さん以外の無所属議員1名を加えても、賛成多数とはなりませんので

結局は不採択となります。

 

これが議会の仕組みです。だからこそ、現段階では、条例制定に向かって進んでいる県議会ではありますが、どこでどうなるかは全くわからりません。市民からの意見をくみ取り、長野市から意見書を提出してほしかったです。

 

9月26日からは長野県議会が始まりますので、

農業従事者ではなく、消費者である私たちも、危機感を感じ条例制定を望むという事を伝えたいと思っております。

 

本会議での採択は、9月25日(火) 15時から行われます。

長野市インターネット議会中継で、生中継されます。数日遅れで録画中継も配信されますので是非ご覧ください。

話していません、多分、代理人の西村裕子さんが、請願を不採択とする委員長報告に反対する反対討論を行うと思います。

(ややこしいですが、請願に賛成する、採択すべきとする。という事)

こちら

 

委員会の録画中継は⇒こちら

 現在はまだアップされていませんので、9/18現在リンクしているのは、YouTubeの長野市議会のページです。

 アップされ次第、リンクさせます。検索ワードは、『長野市インターネット委員会中継』これだとすぐに見つけられました。

こちらをクリック

https://youtu.be/PAgay615yc4


YouTubeで長野市議会を検索。

9/18経済文教委員会 農林部野初めから1時間程度となっております。

 委員会の様子を多くの方にみてもらえるようになったことは、大歓迎です。

 どういった議論がされたのか多くの方にみてもらえますね。世界発信に万歳。

 

以下、提出した請願分です。コピペしたら改行とかがめちゃくちゃで読みにくいです。

お許しください。

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(議案19号)

主要農作物種子法に代わる公共品種を守る新たな法律を作ることを求める意見書の提出を求める請願

【請願趣旨】

 

2018年4月に主要農作物種子法(以下「種子法」という)が廃止されました。

種子法の下で稲・麦及び大豆など主要農作物の種子の維持・開発のための施策が実施され、農家には安くて良質な種子が、消費者には美味しい米などが安定的に供給されてきました。

しかし、この法の廃止により、今後、米などの種子価格の高騰や地域条件等に適合した品種の維持・開発の衰退が心配されています。また種子の国外流出や多国籍企業による種子市場の独占・支配が生じるおそれも指摘されています。

以上のことから日本の風土や食文化に根差した主要農作物の種子の多様性を公共財産として守り育てることができるよう種子法に代わる法律の制定を求める意見書の提出を求めます。

 

【請願項目】

 

1 主要農作物種子法に代わる公共品種を守る新たな法律を作ることを求める意見書を国に提出すること

 

 主要農作物種子法に代わる公共品種を守る新たな法律を作ることを求める意見書(案)

 

 2018年4月に主要農作物種子法(以下「種子法」という)が廃止されました。

種子法の下で稲・麦及び大豆など主要農作物の種子の維持・開発のための施策が実施され、農家には安くて良質な種子が、消費者には美味しい米などが安定的に供給されてきました。

しかし、この法の廃止により、今後、米などの種子価格の高騰や地域条件等に適合した品種の維持・開発の衰退が心配されています。また種子の国外流出や多国籍企業による種子市場の独占・支配が生じるおそれも指摘されています。

以上のことから日本の風土や食文化に根差した主要農作物の種子の多様性を公共財産として今後も守り育てることができるよう下記の事項を実現するよう強く要望し、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

 

 1 主要農作物種子法に代わる公共品種を守る新たな法律を作ること。

衆議院議長

参議院議長

内閣総理大臣  宛

総務大臣

財務大臣

農林水産大臣

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(議案20号)

主要農作物種子条例の制定を求める意見書の提出を求める請願

                              

長野市議会議長 小林 治晴 様

【請願趣旨】

 

2018年4月に主要農作物種子法(以下「種子法」という)が廃止されました。

種子法の下で稲・麦及び大豆など主要農作物の種子の維持・開発のための施策が実施され、農家には安くて良質な種子が、消費者には美味しい米などが安定的に供給されてきました。

しかし、この法の廃止により、今後、米などの種子価格の高騰や地域条件等に適合した品種の維持・開発の衰退が心配されています。また種子の国外流出や多国籍企業による種子市場の独占・支配が生じるおそれも指摘されています。

長野県は同年4月に「県主要農作物種子制度基本要綱」を策定しましたが、要綱には法的な拘束力がありません。県が種子法の下でおこなってきた長野県の風土や食文化に根差した種子の安定的な生産と供給を今後も継続していくための長野県独自の種子条例を制定するよう以下のとおり請願します。

 【請願項目】

 1 主要農作物種子条例の制定を求める意見書を県に提出すること

主要農作物種子条例の制定を求める意見書(案)

2018年4月に主要農作物種子法(以下「種子法」という)が廃止されました。

種子法の下で稲・麦及び大豆など主要農作物の種子の維持・開発のための施策が実施され、農家には安くて良質な種子が、消費者には美味しい米などが安定的に供給されてきました。

しかし、この法の廃止により、今後、米などの種子価格の高騰や地域条件等に適合した品種の維持・開発の衰退が心配されています。また種子の国外流出や多国籍企業による種子市場の独占・支配が生じるおそれも指摘されています。

長野県は同年4月に「県主要農作物種子制度基本要綱」を策定しましたが、要綱には法的な拘束力がありません。

以上のことから県が種子法の下でおこなってきた長野県の風土や食文化に根差した種子の安定的な生産と供給を今後も継続し、主要農作物の種子の多様性を公共財産として今後も守り育てていくよう下記の事項の実現を強く要望し、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

 

 

1 主要農作物種子条例を制定すること。

 

長野県知事  宛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年9月12日、生活クラブ生協協同組合長野単協の理事会、サスティナ委員会と、信州・生活者ネットワークとの共催で、種子法の学習会を開催しました。

岡谷と長野の会場でそれぞれ60名程度の参加がありました。
 
講師として、生活クラブ連合会の企画部長、前田和記さんにお越しいただきました。
 
 
長野会場では、信州・生活者ネットワークのメンバーが司会進行役を務めさせていただきました。
 
司会の小林さん
 
学習会の趣旨を説明する私、山岸綾子。
 
学習会終了後、提出後、審査待ちの種子法に関する意見書提出の請願について、議会の様子を説明中の、元代理人の丸山さん
 
 
主要農産物種子法が、あれよあれよという間に、廃止となった経緯や、廃止となった事でどんな事が困るのか。など、あまり踏み込み過ぎずわかりやすく説明してくれました。
(あまり難しいと分からなくなるから、簡単にしてね。とお願いした)
 
 

種子法がないと困ったことになりそうなので、生活クラブとネットとで、県内のいくつかの市町村に対して9月議会に請願、陳情を出しました。
 
ネットのある岡谷、松本、長野と、請願出してみよう!という勇者のいる支部。
小布施、辰野、箕輪だったかな。ぬけてたらごめんなさい。
 
9/15現在、委員会審査を終えた段階ですが、岡谷は不採択、松本は採択となっております。
長野は18日の委員会で審査されますが、不採択の見込みです。不採択となりました。
小布施では、意見陳述と委員からの質問に答えて終わってみたら1時間くらい経っていた。と請願された方がおっしゃっていたそうです。
私も請願を提出し意見陳述を行なった事がありますが、かなりの手汗脇汗でした。本当にご苦労さまです。小布施からの報告はまだありませんが、苦労が報われると良いですね。
 
請願、陳情の結果については改めてお知らせいたします。
 
また、「日本の種子(たね)を守る会」の署名にも取り組んでいます。
種子法に対して興味関心のある方は同会のホームページをご覧下さい。署名にも是非ご協力ください。
 
「DVD 種子(たね)ーみんなのもの?それとも企業の所有物」こちらもおススメです。
世界の現状のドキュメント部分と、解説とで分かれていますが、先に解説を見てからの方がわかりやすい。と、見た方が言ってました。
 
学習会のあとは、活発な質疑があり、生活クラブ副理事長の千村さんからの挨拶で締めくくられました。(岡谷会場では理事長の成田さんからの挨拶)
写真掲載の許可が取れていないため、写真はありませんお願い
 
報告者:山岸綾子
 

 

自然の驚異を感じる日々ですが、各市町村で9月定例会が開催されております。

 

信州・生活者ネットワークの3つのネット(岡谷・ながの・松本)では、市町村に対し請願・陳情を提出しました。

県に対して『主要農作物種子条例の制定を求める意見書の提出』を求める請願

国に対して『主要農作物種子法に代わる公共品種を守る新たな法律を作ることを求める意見書の提出』を求める請願

の2本です(表題はネットごとに少しずつ違うかも・・・です。こちらは長野市へ提出したものです。ご了承下さい。)

 

主要農作物種子条例の制定は、今年8月に改選され3期目の任についている阿部知事の公約でもありますが、

条例制定が確実なものとなる事を祈っております。

 

信州・生活者ネットワークだけでなく、生活クラブ生活協同組合長野単協の各支部からも、

それぞれの住む市町村から同様の請願・陳情が提出されているようで、各自治体の動向が気になるところです。

 

請願・陳情を審査する委員会の日程は・・・

 岡谷   9/13 11:30~

                              委員会で不採択となりました。

 松本   9/14 13:00~

                              委員会で採択されました。

 ながの  9/18  9:30~(経済文教委員会 市役所第一庁舎) 委員会で不採択となりました。

となっております。

それぞれ請願者が意見陳述をいたします。

どういう議論が行われるのか、皆さま是非、傍聴してください。

 

これに先がけ、生活クラブの小布施支部で提出した請願の審査が、

本日9月12日の午後からあり、意見陳述をされてきたようです。

 

各市町村の議論の様子や採択不採択の状況は改めてお知らせの機会を設ける予定です。

なお、長野市では、今議会から委員会の様子もインターネットで中継されるようになったそうですので、

こちらもご活用ください。

  

数日遅れで録画放送も見られます。期間は議事録ができるまでのとの事。委員会はYouTubeでの配信となるそうで、本会議のシステムとは違うようです。スマホでも見易いと有難い。

※本会議の模様は、岡谷(録画放送なし)・長野・松本とも中継されるようです。

 

長野市議会インターネット議会中継 

 

   訂正とお詫び

     長野市の委員会中継(常任委員会)は録画中継のみで、委員会終了後1週間を目安に配信されるという事でした。

     また、インターネット議会中継(本会議)の中継もスマホからでも見られるようになっておりました。

     くわしくは・・・こちら   をご覧ください。

     

   YouTube 長野市議会へのリンクは・・・ こちら

     6月定例会よりアップされるようになりました。

 

私たちの代理人=長野市議会議員、西村裕子の個人質問は、

9月13日 15:30~

 「子どものSOSをどう受け止めるか」「洪水災害について」の2点について

とりあげる予定です。

質問は終了しました。

 録画中継をご覧になられる方は・・・こちら

こちらも併せて、傍聴して下されば幸いです。

『素直な気持ちで、そのまんま聞いてみる』本人の弁です。

 

平成30年9月長野市議会

定例会会期日程

6日(木)本会議 10時から 

                       議案上程・理事者説明

12日(水)本会議 10時から 

                       一般質問

13日(木)本会議 10時から 

                       一般質問

        15:30頃~西村裕子の個人質問

        14日(金)本会議 10時から 

                                     一般質問

              18日(火)委員会(総務・経済文教)   

                    ※経済文教委員会 9:30~

       19日(水)委員会

                                                (福祉環境・建設企業)

    25日(火)本会議 10時から 

                  休憩の後 15時から採択

    26日(水)本会議 

                             委員の選任と委員長互選

       (担当する委員会が変わります)

    議了   

 

お知らせがギリギリとなり、猛省しております。お許し下さい。

 

なお、長野市議会では、「LGBTなど性の多様性を認め尊重する人権施策の実施に関する請願」も

提出されているようです。

こちらの審議も注目されるところです。18日の総務委員会で13時から審査される模様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

7/22に行われた第3分科会、「議会改革」では、
信州・生活者ネットワークながの の発表も行われました。
「ローテーション議員の担当は場外乱闘!?」
という面白いタイトル。

↓発表した、代理人の西村さんと元代理人の丸山さん



丸山が当選した後、初の議会である200312議会で、学校給食センターを民間委託する議案が提出され反対討論に浴びせられた議員からのヤジ「そんな市民どこにいる!」から始まり、「そんな市民が、ここにいるんです」と、証明していく道のりを紹介しました。

 

議会改革の実践の発表であり、また、私たち市民政治ネットワークの所属団体の3つのルール、寄付、ボランティア、ローテーションのうち、ローテーションの意味を、改めて問う発表となったそうです。


他に、とりでネットからは「女性議員による議会改革特別委員会」

神奈川ネットの議員年金アクションチームからは

「議員の年金制度にやっぱりNO!」

の発表がありました。


以上で、交流集会の報告は、一旦終える事とします。

 

    

7月21日の夜は懇親会でした。
ワーカーズコレクティブの皆さんに作っていただいた、お料理の数々。
どれも皆、ものすごく美味しかった。



↑ピンクのはマグロの寿司ではなく、
ミョウガの酢漬けのお寿司。


↑代理人として東京都議をつとめたあと、国政につかれた、大河原雅子さんからも熱いメッセージが!!

2日目の22日は分科会と全体報告会がありました。
↓こんな感じ。


私、山岸綾子は第2分科会の多文化共生スタディツアーに参加しましたので報告します。

共住懇=きょうじゅうこん、(外国人と共に、住む、新宿区まちづくり懇親会)の略。
代表の山本重幸さんとおばちゃん(お名前聞き取れず、山本さんかそうおっしゃっていたので使わせてもらいます)にご案内頂きました。


新宿の人口は34万人のうち12%が外国人で、
様々な生活や多様な価値観を持った人々が生活している多文化コミュニティです。

新宿区には沢山の韓国の方が住みコリア文化の拠点もできていますが、実は国籍別では、中国の方が一番多く、韓国、ネパールと続き、実に133カ国、4万人がお住まいになられているそう。

メディアによって、コリアンタウン、新大久保のイメージが拡大し、誤った情報を元に、やがてヘイトスピーチが始まったそうです。

↓大久保公園
ヘイトスピーチが盛んな頃、デモの集合場所となっていたそうです。

↓最近、パワースポットとして有名になっている皆中稲荷神社。天文2年大久保の守り神として祀られ、かつては、皆中(みなあたる)というところから、鉄砲隊の信仰を集めたとの事。今は賭け事勝負にあたる!と賑わっております。


↓ハラール認証を受けた肉を扱うお店のトラック。イスラム圏の方々が沢山住まれているエリアで撮影。


↓市民の憩いの公園。
ではあるが、夜になると閉鎖される公園。新宿区内に何箇所かあるそうです。



↓住民の戸惑いが感じられる掲示物。
地域住民の看板と区の看板が並んでいます。




↑前日、パネルディスカッションのコーディネーターをつとめた越谷ネットの辻浩司さん。

↓トイレや、非常用取水口も施錠される公園の中に。ガーン
この公園は、災害時の一時避難場所になっているそうです。


まちあるきの後、山本さんからお話をしていただきました。

外国人問題はゴミ問題。とよく言われるますが、
本来は住宅環境問題。
また一口にゴミ問題と言っても、時代の変遷と共に問題点は移り変わっているそう。
以前は家庭ゴミの問題が深刻でしたが、ゴミの捨て方を5言語で示すなど少しずつ解決してきており、今はむしろ商業ゴミの問題が多いとの事。

例えば外国人はなかなか部屋を借りられない。と聞きますが、今、新宿区では、日本人が外国人に部屋を貸すのではなく、外国人が外国人に部屋を貸すのが当たり前になってきているそうです。

また、家族での滞在者が増える一方でビジネスをする場所として活用する例も多く見られ、その大型化と多角化は著しいそうです。商業ゴミの問題が大きくなってきているというのにもうなづけます。

以上、「五感を使ってまちを見る、聞く、嗅ぐ、触る、味わう、歩く」を実践して参りました。

堪能したい方は、共住懇の皆さんにツアーをご依頼下さいませ。

次は、他の分科会の模様をお伝えしたいと思います。


本日は8月6日です。
改めて平和について、憲法9条について考えていきたいと思いながら、7月21日22日に行われた、
全国市民政治ネットワークの交流集会2018の模様を報告したいと思います。

講演会は、「社会保障と財政」をテーマにパネルディスカッションが行われました。

↑若いっ    36歳だそうです。
下流老人の著者というとわかる方多いですよね。


憲法で保障されているはずの生存権社会権は、
一貫して保障されておらず、自己責任や、自助、支え合い、日本型の雇用形態で肩がわりされ、
生活困窮に至ることは個人の怠惰とされてきました。しかし、雇用環境や家族形態等が変化し、もはや持ちこたえられない状況となっています。
医療、介護、保育、教育、住宅などが、金のあるなしで決まる野蛮な社会が到来しています。
また、これらの商品化がすすんでいます。
日本に貧困などない!と思われている方は未だに多いようですが、日本の貧困率は15.7%OECD34加盟国の内、6番目に高い数値だそうです。
所得にすると1人世帯で122万円、4人世帯で245万円未満は貧困ラインとなるそうです。
また、生活保護基準以下で計測した場合、23.3%が貧困となるそうです。

↓母子家庭等の貧困率に至っては、ぶっちぎり、
表に入りきらないほど。

こういった状況を自覚することで、自分は無力だ!!といった諦めず、小さな事からでもいいから、声をあげる人になりましょう。この小さな声は、やがて社会を変える大きな力に変わります。
そんなお話でした。

続いて、



著書は難しい題名だったので割愛します。
ものすごい熱量でお話頂きました。

現役世代は勤労と倹約の自己責任。なのに、98年以降、可処分所得は減り続けています。
これを打破するために3つの選択肢があります。

その1つ目が、さらなる成長です。
アベノミクスと五輪需要、米国景気により、5年間の平均値実質成長を1.3%と評価されています。
しかし!!
安倍政権期をはるかに上回る収入増で計算しても、2028年にようやく1997年、31年前の実収入に戻るという事です。
つまり、成長は見込めない。という事。
経済成長と自己責任に依存する社会の危うさを示しています。

2つ目は格差を是正するという事。
市民に生活の程度は?と問うと、下が5%
中が92.4%。家と子どもを持つ事を諦め、何とか今の生活を、維持している状況です。
格差を是正するために、弱者への配慮ばかりをクローズアップしていくと、代表してもらえない人たちの「怒り」が蓄積されていきます。これは良くない。

3つ目は、みんなの税をみんなのためにつかい、
頼り会える社会を構想していくことです。

下の表をご覧ください。
収入の段階ではAさんとCさんでは5倍の格差があります。ここで仮に税率25%とすると、残った金額は、Aさん150万円、Bさん450万円、750万円
となります。そして、誰を優遇するわけでなく、みんなに150万円のサービスを行うと、AさんとCさんの格差は5倍から3倍にまで小さくなります。


国際的に見ても日本の消費税率はものすごく低いです。現状8%から、11%増税し、19%の消費税とすると、様々な赤字はほほ解消されるそうですが、それでも、ドイツの負担には及ばないそうです。

うー増税かーー。と思いますが、私たちは市民政治を実践。考える団体ですので、財源論から逃げてはいけないですね。

なぜ、増税かーー!!と思ってしまうのか、それは税金が自分たちのためにも使われている実感がないという事が大きな原因なので、インフラ整備、例えば水道の為にいくら使われているか、いろんな場面で知ってもらう必要がありますね。と仰られていました。

また、消費税は社会福祉のために使われるハズ!!なのに全くその実感がないと感じている人が多いのではないでしょうか?それもそのはず、なんと8パーセントのうち1%しか社会福祉には使われていないそうです。では残りの7%は??
社会福祉によって蓄積した借金の返済に充てられているそうです。決してウソをついているわけではないけれど、実感し難い。というのも納得ですよね。とも、お話されておりました。

現在の政治は弱者を助ける事に特化されてきますが、弱者を生まない政治こそが必要です。

どこで、どんな状況でどんな能力を持って産まれて来るかは、つまるところこの人の運です。
生まれた時の運、不運で一生が決まる社会、分断の社会は終わらせなければならない!!

と、ツバを飛ばしながらご説明いただきました。
説明の中で使われていた、共働きではなく「共稼ぎ」。専業主婦でも働いてるのだから!!という言葉が大変印象に残り、早速使わせて頂いております。

そして、越谷市民ネットワーク、市議会議員で
ネットワークで唯一の男性の代理人である
辻浩司さんをパネラーとしてお迎えし、
福祉を語る時、財源論とどう向き合って行くのか、などをテーマにディスカッションが進んでいきました。


以上、山岸綾子脳でまとめてみました。
一部聞き違い勘違い等ございましたらお許し下さい。

ものすごくいい話で、感動で目頭を熱くしながら聞いておりました。

この日の参加メンバーです。
いい話を聞いた後のいい顔です。



その2では、懇親会と分科会の報告をいたします。(山岸綾子)

3月議会は翌年度(平成30年度)の予算を決める議会です。

定例会は、3月の他、6月・9月・12月とありますが、

予算に合わせて事業の進捗状況を確認し、チェックしていくのが、

市議会の重要な役割の一つです。

 

今回の議会では、全国市議会議長会より各市に対して、

厚生年金への地方議員の加入に関する要請活動への依頼文書が、

改めて届いたそうです。

長野市では、平成28年11月に会派代表者会議において、協議を行いましたが、

意見書提出には至りませんでした。

この度の依頼をうけ、今回改めて協議されることになります。

 

地方議員が厚生年金に加入した場合の、公費負担額

長野市の試算額は以下の通りです。

議員:報酬60万円×9.15%(事業主負担金率)×12か月=658800円

    期末手当60万×1.45×3.3か月×9.15%=262696円

    計 921496円×37名分=34095352円

副議長:報酬647000円より算出 計 993674円

議長:報酬724000円より算出 計 1111929円

 

総合計 36200955円(試算)

 

3600万叫び

公費とは、すなわち私たちの税金です。

長野市だけでなく、それぞれの市町村での議論も再燃しそうですので、

いったいどれくらいの金額が試算されるのか、

議会事務局に是非問い合わせてみて下さい。

 

国民年金だけでは先行きが不安

  ⇒他の国民年金加入者も同様。ならば年金そのものを見直すべきでは?

厚生年金の半額は雇用者負担

  ⇒市民は議員の雇用者なのか?

などの理由から、私たちは、地方議員の厚生年金加入に反対しております。

 

なお、代理人の西村裕子は、無所属で、会派には属しておりませんので、

会派代表者会議には出席できず、会派ごとの意見聴取ができません。

このため事務局が意見を聴取して下さることになっております。

※長野市では2名から会派を結成できます。

 

長野市議会の会期日程は以下の通りです。
平成30年3月定例会
2/23(金)本会議 10時から 議案上程・理事者説明
3/1(木)本会議 10時から 代表質問 (=会派の代表が質問します)
3/2(金)本会議 10時から 代表質問・個人質問
(13:30頃~西村裕子の個人質問)
3/5(月)本会議 10時から 個人質問 
3/6(火)本会議 10時から 個人質問
3/7(水)本会議 10時から 個人質問・請願・議案質疑等
3/8(木)委員会(総務・経済文教)

3/9(金)委員会(総務・経済文教)
3/12(月)委員会(総務・経済文教)
3/13(火)委員会(福祉環境・建設企業)
3/14(水)委員会(福祉環境・建設企業)
3/15(木)委員会(福祉環境・建設企業)
3/20(火)本会議 10時から 休憩の後 15時から採択
議了

 

代理人:西村裕子の個人質問は3/2に終了しております。

質問は、長野市議会インターネット議会中継でご覧になれます。

(3/5現在3月定例会の質問は、アップされておりませんのでご了承ください。)

過去の質問や、討論も議員ごとにわかりやすく整理されておりますので、

是非ご覧ください。

 ⇒こちらをクリック

 

信州・生活者ネットワーク 事務局 山岸綾子

 

12月8日、西村裕子の個人質問が終わりました。西村が視察にいった宮崎県綾町を参考に「子どもがふえるまち、選ばれるまちづくりについて」質問しました。


翌12月9日、信濃毎日新聞に関連する記事が掲載されたのでお知らせします。

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長野市議会12月定例会の日程がきまりました。

 

平成29年12月長野市議会定例会会期日程
11月30日(木)本会議10時から議案上程・理事者説明
12月 6日(水)本会議10時から代表質問 

    (=会派の代表3名が質問します)
    7日(木)本会議10時から代表質問・個人質問
    8日(金)本会議10時から個人質

  11日(月)本会議10時から個人質問・請願・議案質疑等
   12日(火)委員会(福祉環境・建設企業)
   13日(水)委員会(総務・経済文教)
   18日(月)本会議10時から休憩後15時から採択
                        議了

★西村ゆう子の個人質問は、

 12月8日(金)14時20分頃からの予定です★→終了しました。


「放課後子ども総合プラン」「介護保険」「公共施設」について質問する予定を変更し、「子どもがふえるまち、選ばれるまちづくりについて」、宮崎県の綾町の事例を参考に質問しました。

翌日の信濃毎日新聞にもとりあげてもらいましたので、別記事にアップいたします。

 

西村ゆう子の過去の質問は、長野市議会インターネット議会中継でご覧いただけます。

  ⇒こちらをクリック

 

西村さんの質問に関連して…

信州・生活者ネットワークが賛同団体となっている、

神奈川ネットとACT主催の学習会に、3名で参加してきました。

  ⇒介護の日フォーラム

 

必要な時に必要な人がサービスを受ける事ができるよう、現場の声を議会に、国に届け

生活の現場から制度を作り変えるよう、働きかける。

これが、私たちネットの使命であると、痛感して帰ってきました。

 

 

 

学習会のお知らせです。
子どもの権利条約フォーラム2017in信州のプレイベントとして、10/14(土) 13:30からです。

主催は、信州・生活者ネットワークながのではありませんが、元代理人の丸山さんが今回のイベントの担当者となっております。

代理人の西村さんも、フォーラムの実行委員会として活動していますよ。

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