子どもがゲームをやめられない時の考え方 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

「子どもがゲームをやめられない」

 

っていう親の悩みなんだけど、

 

「子どもがゲームをやめられないことで、誰が困るのか?」

 

を考えてみたいんですよ。

 

 

 

例えば、子どもがゲームをやめられないことで、

 

「夜、寝るのが遅くなる」

 

っていう困りごとがあるとします。

 

 

 

夜、寝るのが遅くなると、次の日、朝起きれなくなってしまう。

 

朝起きれなくなることで、学校に行けなくなってしまう。

 

 

 

これ、誰が困っているのか?っていうと、本来なら、

 

「子ども」

 

なはずですよね。

 

 

 

学校に行くのも「子ども」

 

そのために、朝起きるのも「子ども」

 

そのために、夜寝るのも「子ども」

 

ですよね。

 

 

 

じゃあ、もし、

 

「朝起きるのが辛いから、学校に行かない」

 

って言い出したとしますおよね。

 

 

 

学校に行かないことで、何か困ったことが起こるなら、それで困るのも「子ども」ですよね。

 

ぜーんぶ、困るのは「子ども」です。

 

 

 

子どもがゲームをやめられないことで、最終的に困るのは「子ども」なんですよ。

 

ゲームをやめないことで、その最終的な結果も、本来なら「子ども」が引き受けるべきことです。

 

 

 

なので、最終的な結果から逆算して、

 

学校に行けないのは困る

 

だから、朝起きられるようにしよう

 

朝起きるために、夜寝るのが遅くならないようにしよう

 

夜寝るのが遅くならないように、ゲームは夜10時までにはやめよう、

 

って考えるのも、本来なら全部「子どもが考えるべきこと」なんです。

 

 

 

子どもが選択した行動の結果、子どもが困る事を

 

「子どもの課題」

 

って言います。

 

 

 

子どもの課題を回避したり、解決するのは、本来なら、

 

「子どもが考えるべきこと」

 

だということです。

 

 

 

 

 

もし、子どもの課題に親が介入するとどうなるか?

 

例えば、親が子どもに対して、

 

「夜寝るのが遅くなるから、夜9時までにはゲームをやめなさい」

 

っていう命令をしたとしますよね。

 

 

 

そしたら、子どもがゲームをやめる理由は、

 

「親に怒られないため」

 

になります。

 

 

 

本来なら、

 

「次の日、学校に行けるようにするために、ゲームをやめる」

 

だったのが、

 

「親に怒られないために、ゲームをやめる」

 

に理由がすり替わっているんです。

 

 

 

「結局、ゲームをやめられれば、理由なんてどっちでもいいでしょ」

 

って思う親もいるかもしれません。

 

 

 

この「理由が『自分の事』から『親』に変わること」によって、何が起こるのか?っていうと、

 

「親の監視の目が外れると、子どもは自分で自分をコントロールできなくなる」

 

っていうことです。

 

 

 

 

 

本来なら、

 

学校に行くために、朝起きる

 

朝起きるために、夜早く寝る

 

夜早く寝るために、ゲームをする時間もあんまり遅くならないようにする

 

っていう、とっても論理的な思考の元、子どもは”自分で”ゲームをコントロールするはずだったんです。

 

 

 

でも、ここに親が介入することによって、

 

親に怒られないために、ゲームをする時間があんまり遅くならないようにする

 

っていう理由になるわけですよ!

 

 

 

ここに、最初は、子どもの自分事としてあった、

 

・学校に行く

 

・朝起きる

 

・夜寝る

 

っていうのが全部、無くなったの分かります?

 

 

 

子どもの自分事だった学校・朝起きる・夜寝るが、全て

 

「親に怒られないため」

 

にすり替わってしまったんです!

 

 

 

っていうことは、子どもの頭の中からは、

 

「学校に行くこと」

 

「朝起きること」

 

「夜寝ること」

 

がすっぽり抜け落ちるわけです。

 

 

 

親が怒ったり、親がルールを設定することによって。

 

そうすると、子どもが気にするのは、

 

「親が怒る」

 

「親が怒らない」

 

の2択だけなので、

 

「親が怒らないなら、ゲームをいくらでもやってもいいんだ!!」

 

って思って、欲望のタガが外れます。

 

 

 

子ども自身のコントロールを失うから、自分でも制御できなくなるわけですよね。

 

そしたら、元々、自分でコントロールしてたらできていたことも、コントロールできなくなってしまう。

 

 

 

ほんで、ゲームをやり過ぎちゃって、

 

夜寝られなくなり、

 

朝起きられなくなり、

 

次の日、学校に行けなくなり、

 

その日も同じことを繰り返して、

 

また次の日も、学校に行けなくなる・・・

 

ってことが起こります。

 

 

 

ここで言う「ゲームをやり過ぎちゃって」っていうのは、

 

「親の基準を超えている」

 

ってことじゃなくて、

 

「子どもの基準を超えている」

 

ってことです。

 

 

 

子どもが本来やろうと思っていた、ちょうどいい時間があるんですよ。

 

「これ以上やったら疲れるな」

 

とか、

 

「こんだけできれば満足」

 

っていうようなラインが本来ならあるんです。

 

 

 

でも、親が介入しちゃったことで、親の監視が外れたタイミングで、欲望のタガが外れて、

 

「子どもが本来やろうと思っていた範囲を超えてやり過ぎちゃう」

 

んです。

 

 

 

もはや、自分でも自分のことをコントロールできなくなります。

 

「ゲームする時間を自分で調節する」

 

っていうのは、本来、「子どもの課題」だったんですよ。

 

 

 

でも、その「子どもの課題」に親が介入しちゃったことで、子どもが自分では「子どもの課題」を解決しようとしなくなっちゃう。

 

なので、基本的に、「子どもの課題」に親は介入しちゃダメなんですよ。

 

 

 

 

 

もう1つ、別角度から解説すると、

 

「ゲーム時間をコントロールする」

 

っていうのは、自己管理能力の1つですよね。

 

 

 

親が介入しちゃうことで、

 

「自己管理させてもらえない」

 

っていう状態が発生します。

 

 

 

自己管理って「能力」だから、

 

「最初は上手くできなくても、次第にコツを覚えて、コントロールできるようになっていくもの」

 

です。

 

 

 

親が子どもを管理しちゃうと、子どもが自分では管理させてもらえないわけですよ。

 

そしたら、自己管理のコツも分かんないし、コントロールの仕方も分かんないままです。

 

 

 

上肢が部下の仕事を代わりにやっちゃったら、部下はいつまでも仕事できるようになりませんよね。

 

テニスのコーチが、選手の代わりに練習をしちゃったら、選手はテニスが上手くなりませんよね。

 

それと同じで、親が子どもを管理しちゃうと、子どもはいつまで経っても自分で自分を管理できなくなります。

 

 

 

自己管理って、

 

「この後、これが控えているから、今の行動はこれくらいにしておこう」

 

って思って、自分の行動を選択していくものです。

 

論理的に考えて、行動を選択していくんですよ。

 

 

 

でも、その論理が

 

「親に怒られないため」

 

にすり替わってしまうから、自己管理の基準がズルズルになります。

 

 

 

結果、子どもはいつまで経っても、

 

「論理的に考えて、自己管理をする」

 

っていうことができないまま、大きくなっていきます。

 

 

 

 

 

ここまでの話を踏まえると、もし、親が

 

「子どもには、自分で考えて、自分で行動を選択してほしい」

 

って思うなら、ゲームに関しても、子ども自身に全権を委ねておきたいんです。

 

 

 

「うちの子は、ゲームをやめられないんです」

 

とか思い始めたら、もうそれは

 

「親が『子どもの課題』に介入したがっているサイン」

 

です(笑)

 

 

 

子育てって、

 

「親の『子どもをコントロールしたい欲』をいかにコントロールするか」

 

「親の『子どもの課題に介入したい欲』をいかにコントロールするか」

 

が非常に大事なんですよね(笑)

 

 

 

つまり、親の「自己管理」でもあります。

 

 

 

で、親が「自己管理」できないなら、

 

「子どもの課題」に介入しちゃって、

 

子どもも「自己管理」できなくなる、

 

っていう連鎖が起こってるだけなんです。

 

 

 

親が、

 

「『子どもの課題』に介入しちゃうと、子どもが本来学ぶべきことを学べなくなるな」

 

って考えて、「子どもの課題」に介入しないでおく。

 

そうやって、論理的に考えて、論理的に行動を選択することで、「自己管理」をする。

 

 

 

その結果、子どもは「子ども(=自分)の課題」に集中できるから、何度かの失敗を重ねながらも少しずつ「自己管理」のコツを覚えていくんです。

 

ここまで読んでもらえたら、気付いた人もいるかもしれませんが、

 

「子どもがゲームをやめられないんです」

 

っていう親の悩みは、本来”存在しないもの”です。

 

 

 

「子どもの課題」に介入したくてたまらない親が持つ悩みです(笑)

 

なので、実際は、

 

「『子どもの課題』に介入することがやめられません」

 

っていう悩みになるはずです(笑)

 

 

 

 

 

もし、悩みとしてあるなら、子ども自身が、

 

「ゲームをやめたいのに、なかなかやめられない」

 

っていういう悩みを持つことですね。

 

 

 

これは悩みとしてあり得る。

 

「ゲームをやめられない」

 

っていうのは、本来、子ども自身が悩むことであって、親が悩むことじゃないわけです。

 

 

 

 

子どもの自己管理については、以前からも何度か記事にしているので、良かったら他の記事も読んでみて~!

 

ゲームやスマホを親が管理・制限しちゃうと、子どもの自己管理能力が育たなくなる

子どもの自己管理能力を育てるために、親がやるといいこと

子どものゲームは「自分で管理できるようになること」が大事

子どもの寝る時間

子どもが自己管理できるようになる親の関わり方

 

 

 

 

 

 

 

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