スマホから目を離さず、話かけても無視される | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

公式LINEにいただいた相談の3つ目の回答です。

 

1つ目の回答

 

 

 

2つ目の回答

 

 

 

 

 

公式LINEでいただいた相談です☆

 

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③話しかけても無視をする。事前に了承をとって話をしているにもかかわらず、画面を止めることをせず、話を聞いてもらえない

 

子どもに話しかけても無視される場合、考えられることは2つあります。

 

「話しかけてほしくないタイミングで話しかけてる」

 

か、

 

「話がおもんない」

 

のどっちかか、その両方か、です。

 

 

 

 

 

「事前に了承を取ってる」

 

って書いてくれてるけど、これがおそらく

 

「了承になってない」

 

んですね。

 

 

 

「了承したんだから、スマホから目を離して、こっちの話を聞きなさいよ」

 

って思いたくなる気持ちも分かる。

 

 

 

でも、実際に子どもの行動に注目してほしいんやけど、

 

「画面から目を離さない」

 

ってことは、いくら了承してたとしても、

 

「実は、心の中では了承してない」

 

ってことです。

 

 

 

子ども自身が話を聞けるタイミングじゃないのに、

 

「誤って了承しちゃってる」

 

ってこと。

 

 

 

本当は、話を聞ける状態じゃないのに、親から

 

「話してもいい?」

 

って聞かれて、うっかり、

 

「いいよ」

 

って言っちゃった。

 

 

 

でも、実際には話を聞けるタイミングじゃない、すなわち、

 

「まだ、動画を見ていたい」

 

から、画面から目を離さず、動画も止めず、

 

「動画見ながら、上の空で話を聞く(あんまり聞けてない)」

 

ってことが起こる。

 

 

 

 

 

 

 

なんで、こんなことが起こるかと言えば、これは詳細聞いてないから仮説なんやけども、

 

「お母さんの話がつまらんから」

 

なんじゃないかと思う。

 

 

 

もし、話の内容がおもしろいなら、多少話し方が下手くそでも子どもは聞いてくれる。

 

でも、そもそも話の内容がおもんなかったら、どんだけ話が上手くても、聞いててつまらなくなってしまう。

 

 

 

子どもがつまらない話というのは、

 

「子ども(自分)が中心になってる話」

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

以前、とある講演会に登壇させてもらった後、1人のお母さんが相談しに来てくれました。

 

そのお母さんも、

 

「子どもたちと夫から無視される」

 

って話をしてくれたんです。

 

 

 

んで、少し具体的に話を聞いてみたら、

 

「お母さん業をちゃんとこなしてる人」

 

やったんよ。

 

ちゃんとしたお母さんやった。

 

 

 

だから、子どもや旦那さんに無視されてしまってた。

 

 

 

「お母さん業」って、変な話、代わりが利くんよ。

 

家事したり、子どもの相手したりするのは、ベビーシッターや、家事代行、保育士さんとか、代わりになるお仕事あるよね。

 

 

 

「お母さん」という役割をちゃんとこなしてたが故に、つまらなかった。

 

子どもや、旦那さんが求めていたのって、

 

「お母さん」

 

「妻」

 

っていう役割ではなくて、

 

「個人」

 

なんよ。

 

 

 

例えば、僕の場合やったら、

 

「お父さん」

 

「夫」

 

ってのが役割で、

 

「佐伯和也」

 

っていう個性というか個人を求められてる感じ。

 

 

 

自分というキャラクター

 

自分の好き嫌い

 

自分の価値感

 

自分の特性

 

とかのそういう「自分らしさ」が、

 

「他の誰でもない自分と付き合ったり、結婚したりする理由」

 

になるし、

 

「他の誰でもない自分と話をする理由」

 

になる。

 

 

 

言い換えれば、

 

「やりたいことやってる自分」

 

やね。

 

 

 

「やりたいことやってる自分」

 

や、

 

「自分らしい自分」

 

が話をするから、おもしろい。

 

 

 

自分が母親業をちゃんとやればやるほど、生活は問題無く回るかもしれんけど、どんどんつまらなくなっていく。

 

「ちゃんとやってるお母さん」

 

よりも、

 

「母親としてはポンコツやけど、人としておもろい」

 

っていう方が話してておもしろいし、興味が湧いてくる。

 

 

 

 

 

公式LINEでのやり取りで、あんまり詳細に聞けてないから、仮説やと思って捉えてほしいんやけども、

 

「お母さんとしてちゃんとやれてるけど、その代わりにやりたいことやれてなくて(もしくは、やりたいことが無くて)、つまんない生活を送ってるから、わざわざお母さんと話す理由が無くて無視される」

 

ってことかなぁと思います。

 

 

 

もっと言えば、

 

「お母さん自身も、やりたいことやれてなくて、日々の生活を楽しんでいない」

 

んじゃないかなぁ。

 

 

 

ほんで、それを旦那さんや子どもに楽しませてもらおうと思って、コミュニケーションを図るんやけど、つまんない人の相手はしたくないから、無視される、と。

 

なかなかひどいこと言うてる気がするけど、こう考えると、送ってくれたメッセージにも辻褄が合うんよなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

親って、子どもありきで幸せを考えるとけっこうしんどいと思うねんな。

 

たしかに、子どもは大切やし、可愛いし、話だってしたくなる。

 

 

 

でも、それって、

 

「親単体ですでに幸せで、さらに子どもと触れ合いたいと思う」

 

っていうのと、

 

「親単体では満たされてなくて、その心の穴を子どもに埋めてもらおうとする」

 

っていうのでは、同じように子どもを求めてるように見えて、全然違う。

 

 

 

親が満たされてなくて、子どもに幸せにしてもらおうとするなら、子どもは「親を構ってあげないといけない」わけよね。

 

これって、

 

「親子の立場が逆転してる」

 

んよ。

 

 

 

本来なら、

 

「すでに満たされてる親が、子どもに構ってあげる」

 

っていう構図なのね。

 

 

 

親がやりたいことやれてて、すでに幸せだったり、満たされてるから、子どものことを信じて見守れるし、子どもの話を聞いてあげられる。

 

んで、寂しくなったら、旦那さんがおるなら旦那さんに相手をしてもらう。

 

そうやって、子どもを使って自分を満たそうとするのをやめたいのね。

 

 

 

自分のことは、自分で幸せにしてあげられる状態でいたい。

 

これを「親のためのコミュニケーション講座 BASE」では、

 

「自立」

 

って言ってます。

 

 

 

お母さんとしての役割をちゃんとこなせることが自立じゃない。

 

自分という人間を自分で幸せにして、満たしてあげられてるのが「自立」です。

 

 

 

「自立」は、自分1人でやるもんじゃなくて、

 

・両親、家族

・夫(妻)

・子ども

・友人

・その他色んな人

 

との交流や助け合いを通じて、共同体感覚を感じながら、自分のやりたいことをやっていくこと。

 

 

 

もし、自分が孤独感を感じてるなら、子どもでその孤独感を満たすよりも、両親、夫婦関係、友人関係などで共同体感覚を満たしていきたい。

 

共同体感覚は、孤独の対義語やと思ってくれたらいいです。

 

 

 

母親が孤独な時、なんで子どもで孤独感を解消しちゃいけないか?っていうと、

 

「子どもが親に頼れなくなるから」

 

です。

 

 

 

母親が子どもに寄りかかってるんだから、子どもが何かしらの窮地に陥った時には、母親に助けを求められない。

 

やから、孤独感は、子どもではなく、その他の対人関係を見直すことによって解消したいわけね。

 

 

 

 

 

 

自分一人で楽しんでる話

 

誰かと交流して何かした話

 

そういう自分の楽しみややりたいことをやって、自分を満たしているからこそ、自分の本来持ってる魅力が出てくる。

 

そういう自分が話す話だからこそ、聞いてる側も「おもしろい」ってなる。

 

 

 

子どもが興味持ってくれるかどうかはどうでもよくて、

 

「ねぇ、ちょっと聞いてよ✨」

 

ってウキウキした気分で話せる。

 

 

 

お母さんのこの「なんか分からんけど、楽しそうな感じ」があるからこそ、

 

「ちょっと話を聞いてみようかな」

 

って思う。

 

 

 

旦那さんも、そういう妻であれば、ほっとかんと思うんよな、たぶん。

 

「お母さん業をちゃんとやってる人」

 

よりも、

 

「お母さんとしてはポンコツやけど、やりたいことやってる人」

 

の方が話してて楽しい。

 

 

 

そういう時ってさ、②の回答にも繋がるけど、夕食の時にみんなが集まらなくても、そんなに悲しくならないと思うんよな。

 

なんでかっていうと、夕食以外でもコミュニケーション取れてるし、自分自身が満たされてるから。

 

 

 

 

 

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佐伯和也

神戸大学大学院修了

株式会社チームフローでコーチングを学ぶ

ゲーム歴30年以上

 

ゲームを1日10時間以上やっていたにも関わらず、

勉強にも取り組んできました。

 

そんな僕の育てられ方や、

ゲーマー視点を解説したり、

僕が学んできたアドラー心理学や

コーチングの考え方を使って、

「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」

について発信しています。

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