■PS3：「戦国無双3 Z 通常版」
売■PSP：「テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー 3」
■PS3：「リトルビッグプラネット 2」

先週のゲーム市場は、ソフトで初動20万本を超えるタイトルが2本登場。
ハードでもPSP「新米ハンターズパック」が投入され、
2月商戦もようやく盛り上がってきた。
集計機関により多少の差はあるものの、ほぼツートップとなったのが
PS3「戦国無双3 Z」とPSP「テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー 3」。
どちらも初動20万本を突破し、人気シリーズならではの強さを見せつけている。
Wii版が先行発売されていたPS3「戦国無双3 Z」は、
Wii版の初動のほぼダブルスコアで発進、消化率も8割を超えるなど好調な滑り出し。
同時発売されたWii版「猛将伝」の2.5万本を大きく引き離している。

ちなみに、現在私もプレイ中。
「リトルビッグ2」を買うつもりが、リクエストもありこちらに浮気してしまった。
最近は「BASARA」ばかり遊んでいたので「無双」は久しぶり。
使用可能な武将の数が比較にならないほど多いものの
全キャラクリアを目指すほど1本のソフトを遊び込まない私にとっては
信長の声がやけに迫力不足な方が気になったりする。
処理落ちが激しく、直前まで見えていなかった敵が
目の前まで来て霧の中から飛び出してくるような場面にけっこう遭遇する。
と、なんだかんだ言いながらズルズル続けてしまう魅力があるから困りモノ。

購入者の評価が高い「リトルビッグプラネット2」は初週で2.5万本ほどと、
前作の4.7万本から約半減。遊ぶだけで良かった「メイドインワリオ」シリーズが
「作る」ことを主体にした「メイドイン俺」で大きく数字を落としたように
この手の作品は例えそこが肝だったとしても、全面に押し出してしまうと、
ただ遊びたいだけの初心者を遠ざけてしまう。
ハードが普及しライト比率も上がっている今だからこそ
まずは万人向けで売るべきだったのでは。

▼究極の価格破壊。DS「ロックマンゼロコレクション」が廉価版に

04月21日発売■DS：「ロックマンゼロコレクション NEW Best Price! 2000」

もとからコストパフォーマンスの高かった
DS「ロックマンゼロコレクション」が2000円の大幅値下げで廉価版化決定。
GBAで発売されていた「ロックマンゼロ」～「4」までを
1本に詰め込んだ作品なので、今回の値下げで1本あたりの単価は500円に。
未購入のアクションゲーマーなら買い。

▼2010年の私的No.1「リトル・ランボーズ」がDVD化など

06月02日発売■DVD：「リトル・ランボーズ」

【紹介記事】心の成長期。映画「リトル・ランボーズ」

昨年観た映画の中で、洋邦合わせてどれか1本だけ選べと言われたら
私なら「リトル・ランボーズ」を選ぶ。
スタローン主演の「ランボー」に憧れる少年ふたりの友情物語。
少年期の心情を描いた作品としてオリジナリティが突出しているわけではないが
ベタな題材でも料理次第でまだまだここまで昇華させることが出来ると証明した1本。
Blu-rayで出して欲しかった。

05月27日発売■BD：「十三人の刺客豪華版」
05月27日発売■BD：「十三人の刺客通常版」
05月27日発売■DVD：「十三人の刺客豪華版」
05月27日発売■DVD：「十三人の刺客通常版」

【紹介記事】三池スタイルの完成形を見た。映画「十三人の刺客」

1963年に製作された傑作時代劇のリメイク。
役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、市村正親、松方弘樹、岸部一徳、松本幸四郎、
平幹二朗、沢村一樹、光石研、内野聖陽、古田新太、高岡蒼甫、伊原剛志、稲垣吾郎といった
豪華キャストを、「ヤッターマン」の三池崇史監督が見事に束ねて見せた時代劇。
起承転結、勧善懲悪がはっきりした明快なストーリーと
躊躇のない殺陣で2時間半を突っ走る。
ハリウッド系のアクション映画にも通じる豪快さ、娯楽性を備えていると思う。

04月27日発売■BD：「バーレスク」
04月27日発売■DVD：「バーレスク」

【紹介記事】まるでクラブからの生中継。映画「バーレスク」紹介

ミュージカル映画としては深みやメッセージ性の薄いストーリーにやや不満は残るものの
アギレラやシェールのパフォーマンスについては文句無し。
本当に「バーレスク」という名のクラブから生中継されているかのような錯覚に陥る
「バーレスク」がBlu-ray化。
絵と音で楽しむ作品なので、観るなら是非ともBlu-rayで。

04月15日発売■BD：「ロビン・フッドディレクターズ・カット版」
04月15日発売■BD：「ロビン・フッド & グラディエーターセット」
04月15日発売■DVD：「ロビン・フッドディレクターズ・カット版」

監督リドリー・スコット×主演ラッセル・クロウのコンビがおくる
「ロビン・フッド」がBlu-ray化。
共演はケイト・ブランシェット、ウィリアム・ハート、マーク・ストロングなど。
同じコンビによる名作「グラディエーター」との2作パックも同時発売。

04月27日発売■BD：「グラインド・ハウス U.S.A.バージョンプラス」

【紹介記事】2007年度最高のB級大作「グラインドハウス」が遂にDVD化
【紹介記事】プレミア必至、BD版「グラインドハウス」は2,000セット限定生産

もう何年にも渡って絶賛し続けてきたので絶賛疲れも始まっている
「グラインド・ハウス」が再Blu-ray化。
前回「2000セット限定」を謳って発売されたBlu-ray版には
ノーマルDVD版の「コンプリートBOX」に入っていた
2作連続上映のU.S.A.バージョンが入っておらず、コアなファンから不満が寄せられていた。
今回のバージョンは合計7時間を超える特典映像と
U.S.A.バージョンを収録した完全版。

作品の楽しさは折紙付きなので不満はない。
ただ、実現出来るなら最初からこの仕様で出せと言いたい。
洋画DVD売れずコスト回収の図式崩壊、映画界に深刻な影響と言われても
通常版発売から数ヶ月でもう廉価版、さらに数ヶ月待てば3本3000円などで
投げ売りしてしまったり、今作のように不完全版を出し、あとから完全版を出すような
販売方式を繰り返していれば、市場縮小も仕方あるまい。全部自らが撒いた種だ。
「キック・アス」のように、ユーザーから不満噴出→すぐさま仕様変更というパターンが
もっと増える方が、結果的には好セールスに繋がるのでは。

02月04日発売■BD：「ゾンビランド」
03月09日発売■BD：「エクスペンダブルズ　Premium-Edition」
03月18日発売■BD+DVD：「キック・アス」
03月23日発売■BD：「ロドリゲス・ザ・ベストBD-BOX 初回生産限定」
03月23日発売■BD：「マチェーテ初回生産限定版」

06月02日発売■BD：「ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつコレクターズ・エディション」
06月02日発売■DVD：「ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつコレクターズ・エディション」

【紹介記事】思い入れ次第で評価激変。映画「ノーウェア・ボーイひとりぼっちのあいつ」

ジョンがビートルズを結成するよりも前の、若かりし日を描いた青春ドラマ
「ノーウェア・ボーイひとりぼっちのあいつ」がBlu-ray化。
監督は、写真集やPVなど、現代アートで活躍するサム・テイラー＝ウッド。
アーティストについての知識や興味がなくても、伝記ドラマとして良く出来ている
「Ray / レイ」、「ウォーク・ザ・ライン」、「ビヨンド・ザ・シー」あたりと比べると
まだまだ荒削りな部分は多く、ジョン・レノンという名前に助けられている部分は大きい。
が、そうは言っても題材がジョン・レノン。
「ジョンの青春時代が映画になった」「ポールとの出会いが描かれる」というだけで
興味を抱くファンは多いはずで、そういった層にとっては貴重な映画だろう。
Blu-ray版とノーマルDVD版で、かの有名な青盤、赤盤を再現しているところがニクい。

03月30日発売■DVD：「アメトーーク！13」
（天下一品芸人／グラップラー刃牙芸人／気にしすぎ芸人／おばあちゃん子芸人）
03月30日発売■DVD：「アメトーーク！14」
（人見知り芸人II／運動神経悪い芸人／嫁を大事にしてる芸人／雨上がりファミリー）
03月30日発売■DVD：「アメトーーク！15」
（逆襲のガンダム芸人／相方どうかしてるぜ芸人／愛方大好き芸人／大阪だより）

バラエティ系では、もう第5弾となる「アメトーーク」が発売決定。
前回からの2枚組仕様は今回も引き継がれ、恒例の全巻購入者向け特典も用意。
分かり易いように、各巻の収録回を追記してみた。

▼日本アカデミー賞、本日発表

本家のオスカーが発表される前の恒例となった日本アカデミー賞が今夜9時より発表。
作品賞にノミネート作品がその他の賞も埋め尽くしているが
やはり2010年は「告白」と「悪人」に尽きる。
ノミネート作品と受賞作（★印）は以下の通り。

【優秀作品賞】

01月28日発売■BD：「告白完全版」
03月18日発売■BD：「悪人」

・悪人
・おとうと
★告白
・孤高のメス
・十三人の刺客

「告白」「悪人」ならどちらが穫っても納得。
昨年からの映画賞レース結果を見る限りでは、「悪人」が優勢かと思ったのだが
ここでは「告白」に軍配。

【優秀監督賞】

★中島哲也（告白）
・成島出（孤高のメス）
・三池崇史（十三人の刺客）
・山田洋次（おとうと）
・李相日（悪人）

ここも「告白」と「悪人」の一騎打ち。
ワンランク上に上った感のある三池監督は残念ながら及ばず。

【優秀主演男優賞】

・笑福亭鶴瓶（おとうと）
・堤真一（孤高のメス）
★妻夫木聡（悪人）
・豊川悦司（必死剣鳥刺し）
・役所広司（十三人の刺客）

ここは妻夫木の大熱演が認められ妥当に受賞。

【優秀主演女優賞】

04月06日発売■DVD：「キャタピラー」

・寺島しのぶ（キャタピラー）
★深津絵里（悪人）
・松たか子（告白）
・薬師丸ひろ子（今度は愛妻家）
・吉永小百合（おとうと）

ここでも「悪人」が受賞。

【優秀助演男優賞】

・石橋蓮司（今度は愛妻家）
★柄本明（悪人）
・岡田将生（悪人）
・岡田将生（告白）
・吉川晃司（必死剣鳥刺し）

岡田将生がWノミネートで大健闘するも、
年季の差で柄本明に。
ただ正直、柄本明と樹木希林はもう代わり映えなく良いので
新たな面を引き出した若手にもチャンスをあげて欲しかった。

【優秀助演女優賞】

■DVD：「孤高のメス」

・蒼井優（おとうと）
★樹木希林（悪人）
・木村佳乃（告白）
・夏川結衣（孤高のメス）
・満島ひかり（悪人）

助演男優と同じ。

【優秀脚本賞】

・加藤正人（孤高のメス）
・天願大介（十三人の刺客）
★中島哲也（告白）
・山田洋次／平松恵美子（おとうと）
・吉田修一／李相日（悪人）

絶対に「悪人」だろうと思っていたらまさかの「告白」。
中島監督にしては素直な脚本だったので、
原作者自らが練り直した「悪人」に穫って欲しかった。

【優秀アニメーション作品賞】

・カラフル
★借りぐらしのアリエッティ
・映画ドラえもんのび太の人魚大海戦
・名探偵コナン天空の難破船＜ロスト・シップ＞
・ワンピースフィルムストロングワールド

日本テレビ放送の映画賞でジブリ作品が穫らない可能性はあるのか。

【優秀外国映画賞】

★アバター
・インセプション
・インビクタス負けざる者たち
・トイ・ストーリー 3
・ハート・ロッカー

無難に「アバター」。

▼ブルーレイ大賞『アバター』に決定！その圧倒的なクオリティーに審査員も脱帽！