さて、今回は道北エリアを攻めていくわけですが…
取りこぼしである神居古潭を除くと、1つ目に想定されたのは丸瀬布の大池いこいの森です。
ここには、森林鉄道の蒸気機関車「雨宮21号」が動態保存され、牽引する客車に乗ることが出来ます。ちなみに、大人800円小人400円と、値段だけ見るといいお値段ですが、走る距離が非常に長いので、十分楽しめます。遊園地のアトラクションよりコスパいい気がします。
こんな感じ。かわいい機関車です。
ちなみに、北海道開拓の村に保存されている森林鉄道機関庫の車両と同じく、762mmのナローゲージです。
…というわけで、初訪問になります。やっと来る事が出来ました…。
筆者のイメージとしては、三笠鉄道村や小樽総合博物館のように、機関庫があって、客車は本線に置きっぱなし、もしくは1本だけ車庫線があるものかな?と思っておりました。
・・・?なんすかここ????
普通の営業鉄道の車庫みたいな規模で車両基地があるんですが…?
ちょっと筆者の想像とずれておりました。聞いてないですこんな話
広大な車両基地に、数多くの客車や機関車が保存されています。もしくは運転列車の予備車として待機しています。
いくら線路幅が狭いナローとはいえ、規模が桁違いです。ちなみに、動態保存車両用の客車は合計で3台。この日は1台にトロッコ風の客車が2台つながっていて、2両はヤード待機となっていました。
奥の2両は、衣笠鉄道ホハ13とホハ19と呼ばれる客車のようですが、みんな大好き西武山口線「おとぎ列車」の客車として転用されて、同線の廃止まで活躍。その後も保存されていたようですが、1993年に丸瀬布に引き取られたようです。
状態もいいようで、多客期には動く姿が見られるそう。予備車ですね←
手前の客車も同じく衣笠鉄道で、ホハ18らしいです。こちらはも西武山口線上がりですが、状態が良くないらしく、動態保存線路上ではあるものの静態保存となっています。余裕やさらなる多客等が見込める場合には、動態復元工事が行われたりするかな?
ちなみにこの日の客車はこちら。後述する多くの車両と同じく、北見で活躍した後に長野に転属、森林鉄道の多くが廃止となったあたりで、丸瀬布に引き取られて戻ってきた車両です。ですから、これも立派な当時ものの動態保存車です。
続いては、緩急車。いわば「ヨ」といったところでしょうか。
再現新造したものなのでだいぶきれいなご様子。森林鉄道列車の走行再現をするためにか、別途用意されたもので、乗ることはできないと思われます。
そして、後ろの車両が森林鉄道の主役ともいうべき、木材運搬車です。開拓の村にも1台ありましたね。こちらは動態保存されていて、イベント時なんかには連結されて園内を走っているそうです。すげぇ…
さっきの緩急車のベースとなったのがこちらの車両。ちっちゃくてかわいいです。こちらの1台は当時のオリジナル緩急車で、軽便の緩急車としては唯一の当時もの、らしいです。本線とつながるレールには載っていますが、状態的に動かすとまずいからか、先の走行用複製車を用意の上で、静態保存扱いとなっている模様です。
続いては、北見滝ノ上エリアで使われていたらしい10tディーゼル機関車。
重量だけで言うならば、北海道開拓の村に保存されている両運転台機関車と同格になります。
長野に転属後、廃線ののちに保存されていたもので、後年 丸瀬布で引き取った車両になります。動態復元を目指しているらしいですが、果たして…?
現在の丸瀬布いこいの森は、機関車の動態保存は2両となっています。1台は言うまでもなく雨宮21。もう1台は森林鉄道の機関車ではなく、鶴居村営鉄道の6tディーゼル機関車…いわゆる「簡易軌道」の機関車です。
動態保存機関車は上の写真の車庫が待機場所。この奥にいるのでズームすれば撮れなくもないですが、整備士さんが写ってしまうので今回は見送り。まさかのところで再履修案件が出てしまいました←
あとは、ここの主役である雨宮21号。こちらはずっと丸瀬布にいた車両らしく、武利意森林鉄道で廃止まで使われたのちに一度静態保存されました。その後、北海道ではおなじみ札幌交通機械によって導体復元されました。今でも本物の石炭で動いていて、北海道は3つある石炭系SLの1台となります。(三笠鉄道村、SL冬の湿原号、丸瀬布いこいの森 …ちなみに小樽のアイアンホースは軽油?を燃やしているそうです)
給炭用の車両…一般的なSLでいう「テンダー」ですね。こちらはwikiさんによれば北炭のエンブレムがあるそうですが、まさか炭鉱で石炭運んでた貨車なんですか…????(無知が過ぎて疑問しか湧いてきません…)
気になって上砂川の鉱車の画像を引っ張ってきました。
うーん、似ているようなそうでもないような。
あとは、軌道自転車(エンジン付き)とトロッコとか、後ろにすっかり取り忘れていますが、貨車入れ替え機がいます…とにかく、この施設保存車がそこら中にあって、把握が困難でした()
もう1度、今回で得た知識も確認したいので、行ってみたいですね。
次回は丸瀬布いこいの森にある狭軌…1067mm軌道の保存車両を見ていきます。
ではまた次回です~(*ノωノ)

























































































