北海道の鉄道好きなら大体みなさんご存じであろう、道の駅「あびらD51ステーション」。
冷静に考えれば、道の駅としては明らかに異色で、博物館クラスの保存車両を有しています。
用事で行くことが多く、弊ブログでは、保存車両に焦点を当てた回があったようななかったような状況なので、ここで全部取り上げておこうと思います。
まず、道の駅についたら目につくのがこちら。キハ183-214です。クラウドファンディングを行い、解体予定だった当車両をオホーツク色から国鉄特急色に塗り替えて安平に輸送されました。
以前の記事でも上げた、現役時代のキハ183-214です。キハ183-14→キハ183-214は、1990年代前半に、オホーツクの「キロ182→キロハ182(車販準備室の普通席可)」改造に対応して、車販準備室を備え付ける改造を行い、以後は「オホーツク」のほぼ専用運用となっていました。
2016/5/25の77D 特急オホーツク7号。現役からの復元措置として、客室窓の補強(ポリカーボネート板)の撤去、塗装の変更を行っています。
また、JNRエンブレムをどこからか調達してきて、当時キハ183系が付けていた位置に復元されています。
このほか、ヘッドマークはキハ183-214廃車当時につけていた「大雪」追加仕様の幕ではなく
実際に本線で走っていた方の国鉄色。「キハ183-1」or「キハ183-2」の幕を組み込んでいます。このため「北海」「おおとり」といった、国鉄色ならではの幕を見ることが出来ます。キハ183-214はエンジンは休眠状態ですが、電源については地上から引っ張ってきてほぼすべて使えているようで、ヘッドライト・室内灯の点灯、ヘッドマークの自動切り替えができています。
逆エンドです。ちょっと塗装がやられてきましたね…💦
こちらはオリジナルのキハ183-0ではなく、先の車販準備室設置に伴い、客室ドア横の小窓が埋められています。
キハ183-214は車内の一般公開や、列車旅風のイベントを行っており、乗ることができ、そのための階段が設置されています。イベントの方は、車内でお弁当食べながら旅行気分を味わえるはずです。
詳細はクラウドファンディングのページへどうぞ。結構いろいろイベントやっていたようです。2024年度の展示は、終わってしまいましたが2025年度もいろいろやっていただけると思います。
中に入ると追分駅旧駅舎風?の屋根と一緒に、D51が見えます。この感じ、理想がそのまま体現された感じがして非常に好きです。
駅舎の真ん中付近には、追分機関庫のジオラマが展示されています。追分機関区は、日本で最後まで現役蒸気機関車が配属された機関区ということで、非常に有名でした。ですが、その現役蒸気が役目を終え、機関庫で保存を待っているそのタイミングで、このジオラマに移っている扇形機関庫が火災で全焼、中で保存を待つ機関車もろとも燃えてしまいました…(逆に、当時最新鋭だった製造直後のDE10・DD51型ディーゼル機関車も燃えてしまいました…)
そんな、悲劇の機関庫…といっていいのでしょうか、そんな機関庫のジオラマが展示されています。ちなみに、通常はケース入れられての展示ですが、イベントの際には中のNゲージもターンテーブルも動きます。

…と、ちょうど今週ですね。Nゲージの大きいジオラマもあるので、良ければどうぞです。
そんなNゲージのブースの先には、保存されているキハ183系・燃えてしまった追分機関区や、廃線となった夕張支線に関する展示があります。それと合わせて
言うまでもなく本物の蒸気機関車。D51-320号機が保存されています。静態保存ですが、移動機械を利用して動くことができ、夏季シーズンの指定日に、道の駅の建屋から、キハ183系の横まで動く姿が見られます。石炭を燃やしていないとはいえ、この大きさの機関車が動く姿は大迫力です。
D51-320 は道南線区がメインの機関車。追分は1972年からの配属で、所属としてはわずか4年だけになります。
SL全廃後、追分の機関庫では「国鉄蒸気 本線最後の日」である1975年12月24日に運用に入り、保存予定だった機関車が全車保存されていましたが、これらの車両が1976年の機関庫火災で保存できずほぼすべて解体。追分に保存される予定だった機関車が、本線最後の貨物機だったD51-241だったかは筆者は把握しておりませんが、全焼となったSLの代わりに、廃車解体予定だったこのD51-320が保存されることになったのです。
ある意味、”亡くなった”みんなの気持ちを背負って、この320号機はきっと来年も動くのでしょう。
そんなD51の後ろには
屋外展示日にD51を出し入れするための機関車…入れ替え動車がいます。何気に北海道で数少ない動態保存の1台です。協三製の10tディーゼルですし、どこかの駅で貨車の入れ替えをしつつ、冬に除雪をしていたんだとは思います。どこの駅なんでしょうね()
さて、これで全車両かな?と思いきや、意外なところに保存車がいます。
キハ183系の真後ろ、D51建屋の裏に、貨車が編成を組んでいます。
ワムワムワムヨ という構成。国鉄貨車編成っぽくていいですね。
台車付き車掌車の保存も探せばその辺にいましたが、最近はみんな解体されちゃって見なくなりました…。
さて、この個体は…ってなんですかこれ!?車掌車なのに幌が付いてる…????
あ”!!!あれか!!
函館大沼号や冬の湿原号を中心に、現在も残るSL列車向け14系客車。いわゆる「すずらん号編成」の端っこに連結されていたこいつです。そういわれてみれば、SL冬の湿原号には連結されていませんでした。廃車になって保存されたのですね。
この車両は、SLの真後ろになると閉鎖されてしまいますが、車端部に乗ることが出来ました。SLのにおいが漂う、開放感あるデッキでのSL旅は格別で、指定席を買ったところで座ることがほとんどなかったほどです(笑)
今ですと、逆に人気が高すぎて取り合いになりそうですし、無くなって然るべき…なのかもしれませんね(´;ω;`)
後ろにはワムが連結されています。
ワム186959 + ワム186833 + ワム184336 (+ ヨ4647)という編成になります。全てワム80000型、いわゆる「ワムハチ」ですね。もともと、D51-320と一緒に、追分の鉄道資料館にありました。
ハワムと書いてありますが、形式はワム80000。ハは「パレット積み」からきているそうです。本当は「ハ」が小文字っぽいんですけどね💦
というわけで、再度になりますが、道の駅あびらD51ステーションの保存車両を取り上げてみました。総勢7台の保存車両を、良かったら見に行ってみてください。といっても、保存車両を見に行くなら次は4月末くらいになりますね…冬囲いされちゃった時期ですので。
ではまた次回です~('ω')ノ
























































































