さて、億首川での野鳥観察後半戦、

干潮で干上がった川を
よちよちと歩いていたのがこちら。


カルガモです。
沖縄では冬の渡り鳥。



この2羽から遅れてもう1羽、
計3羽でマングローブ林へと
入っていきました。




そして、そのカルガモからすぐ近くでは
こちらも冬の渡り鳥の姿が。


カワウです。
カワウはこうして羽を広げて
じっとしている姿をよく見かけます。
「羽干し」といって
濡れた羽を乾かしているそう。

カワウは脂の撥水効果が弱いらしく、
濡れたらこうして乾かすそうです。
乾かさないと濡れた重みで飛べなかったり
体温が下がったりするらしいです。

なぜ撥水効果進化しなかったんだろう?

カモとかは撥水効果の高い脂を分泌して
それを羽繕いで塗ってコーティングして
水をはじいているらしいんですね。

ウも撥水効果の高い脂の方へ進化すれば
こんなことしなくてもすぐ飛べるだろうに。
調べてみたら、潜水に特化した結果だそう。
脂の撥水が強いと浮くことはしやすいけど、
逆に潜りにくくなります。
撥水効果が弱いと羽に水が染み込むので、
抵抗が少なく潜りやすくなります。

潜ることを選んだ代わりに
不思議ポーズをすることになったカワウ。


風を感じているような姿。



エーゲ海の風を。


ウィンディズブロウィン
フロジエーィジャァーン
女は海ぃぃーーーー!!


羽を広げてゆらゆらしている姿に
ジュディ・オングを連想する世代なので、
頭の中では「魅せられて」が脳内再生。


ジュディ・オング感あるカワウ、
サイズも大きいし動かないし、
被写体として撮りやすいです。
瞳はエメラルドグリーンできれい。



億首川で一通り散策して野鳥観察し、
ランチのお店に向かっていると
明らかに猛禽類が旋回してるのが見え。
すぐに車を止めて行方を追ったけど、
遠すぎて全然撮れない。
水鳥はたくさん観察できたけど、
猛禽は全く撮影できてなく残念。

諦めてまた車を走らせて、
ランチのお店へ向かおうとしたら、
今度は電柱の上に猛禽らしき影!
またもすぐに車を止めて撮影開始。



サシバ撮影できました!!
サシバも冬の渡り鳥。

サシバにはちょっと思い出があります。
小学生の頃に親友の家にお泊まり会で、
みんなで夕食を作ることになっていたので
親友のお母さんが運転する車で
スーパーへと買い出しに向かっていて。
その途中、道端でバタバタ動くものがあり、
通りすぎるときによく見たら鳥で。

「え?!ゴミじゃなくて鳥だった!
今の鳥だったよ!!」となり、
車を止めてその場へ駆け寄ると、
ケガをしたサシバだったんですね。
羽の付け根辺りに大きなケガをしてて、
タオルかなにかにくるんで保護して。
色々な施設へ連絡したりして
沖縄こどもの国が保護してくださいました。



もう30年も前になりますが。

サシバの恩返しはまだのようです。