SAKURA(20)
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俺にとって神である梅垣さんと悪魔みるくと別れ
改札までやってきた。
芹沢さんはここから3駅、俺は1駅だ。
偶然方向が一緒で助かった。
「ねぇ九条くん。なんでみるくちゃんが大丈夫なの?」
あの場所から駅までは5分ほど、その間に芹沢さんから聞かれた
みるくのことは梅垣さんとのやりとりの時、簡単な紹介は済ませておいた
ただ、悪魔であることは伏せている
当然のことだ。あのことを知ったら、芹沢さんに嫌われてしまう。
神と悪魔・・同じ日に出逢ったことに不思議に思う。
もっともそれは俺にとっての神と悪魔だが・・
「みるくは全国でも5本の指に数えられるほどの空手の名手なんですよ
実は今。。大会初出場以来3連覇中なんです・・」
我ながらウソが下手だと思ったら大間違いである。
これはガチだ
九条流古武術18代目師範:九条源一郎(クジョウゲンイチロウ)
俺のじぃさんだ
そして親父は九条啓介(クジョウケイスケ)俺と同じサラリーマン
ここを話すといつも笑われる
親父はサラリーマンかよ!と。しかも婿養子。それに一人娘のみるくにべた惚れだ
何を隠そうおふくろのほうが19代目だ。九条未来(クジョウミライ)だ
そして次期20代目候補があのみるくだ
俺は全然センスがないのでこれは親父譲りだろう
その辺も九条家にとって、みるく優位な生活であると納得してくれるはずだ。
だから二年前のあのカバン事件を機に、ひとり暮らしを始めた。
久々に逢ったみるくに恐怖もしたが・・
実家に帰るのは盆と正月だからだ。
「あ、今ウソだと思いましたね?
これがほんとなんですよ
まだ俺が中学生の時、組手だって言って
小学生のみるくにぶん投げられたんですよ?」
あのときは痛かった・・思いだすと背中が軋む気がする
おもいっきり畳に投げられた。
みるく!投げるのはずるいぞ!そう言うと
え?おじいちゃんはいいってゆったもん。
みるく悪くないよ?お兄ぃちゃんが投げられるのが
ダメなんだよ?
ニコニコとあどけない顔でとんでもないことを言ってた
じぃさん孫娘になに教えてんだ!
今してるのは空手だぞ!
鷹矢よ。九条流古武術は投げも絞めもあるのじゃ
もっともこれは投げられたあとじぃさんから聞いたことだ・・
あのときはなんでもアリかよと涙した。。
みるくは今度柔道もすると、おふくろから聞いた
九条家の女はバケモノだ。。
「あれは悪m(ry
悪夢でしたね」
悪魔と言いそうになった・・
「そうなんだ
みるくちゃんって強いんだね。あたし、なんだか尊敬しちゃうな・・」
待って下さい!尊敬したらエライこと起こります!
俺が・・orz
あ・・でも今チラリと寂しげな表情も・・
また芹沢チック攻撃ですか?
反則です
「芹沢さん。。家まで送りますから」
しまった。。その表情に思わず言ってしまった・・
「うん。。実はそうしてくれるといいなって
思ってたの」
うわ・・俯いた顔がまた。。可愛い・・
神・梅垣さん。。あなたに出逢えてよかった
→SAKURA(21)
※かなり加筆修正しました( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
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