SAKURA(18)
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左の視界から男が現れた。チラリと盗み見る
黒髪でサラサラヘア
前髪は目の辺りまで垂れ、パッと見はホストに見えた。
ここは新宿歌舞伎町でもなんでもないぞ?
「あの。
ちょっといいですか?」
男の問いかけに「なんですか?」とみるくが振り向いた。
うわ・・このトーン・・みるく完全にキテる。。
間違いないその声・・ついに本性を現しやがった!
「九十九里浜ホテルって
この辺だと思うのですが・・」
まて・・
チャンスだ!今がチャンスだ!九条鷹矢!
この隙に芹沢さんを連れて逃げる!
しかもホスト並みにかっこいい男!
あのみるくが放っておく訳がない
きっと道案内するはずだ!
そのように促せばいい。大丈夫だ!
イケル!
「もしかして迷子ですか?」
きた!喰らい付いてる
俺は見逃してないぞ。その笑顔!
「恥ずかしながら」
ナイス!ホスト!そのハニカミ方は最高だ!
しかも頭まで掻くとこは一流だ。
さすがホストだ!
きっと流れのホストだ。うん、間違いない!その大きなカバンが何よりの証拠!
「えっとですね。」
釣れた!みるくのやつ体の向きを変えた!
今がチャンス!
チャンスですよ!芹沢さん!
ポォォ━━━━━ヽ(>Θ< )ノ━━━━━ォッ!!!!
俺は芹沢さんに顔を向けた
その瞬間芹沢さんの口から信じられない言葉が発せられた。
「へぇ~迷子なんですか。ちなみにどこからいらしたんですか?」
ぐああああああ~~~
芹沢さんまで釣られてる!!!!

「あ・・京都からです。」
「そうなんですか。遠いとこからわざわざ」
「いえいえ」
「お仕事か何かで?」前胸に両手を組んだみるくが尋ねた
━━━━━そのポーズ・・みるくは完全に釣れてるのに
まさか芹沢さんまでとは・・
「まぁ、そんなものです」
絶妙なタイミングで夜風がサラサラヘアを撫でた。
ふわりと舞う。ホスト・・かっこよすぎる。。
はっ!
しまった・・会話に入り込めない。。どうする・・俺。。
→SAKURA(19)
※チャンスだったのに。。九条くん(笑)
軽くスルーして逃げる予定でしたが
これも面白いなと変更しました( ´艸`)
特別読みきり:『華へ水を』
芹沢美久→こちら
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