深夜、


激しい音を立てて降っていた


雨は夜明けと共に止み、


やわらかそうに萌える


淡い緑の葉には、


初夏を思わせるような陽が射し、


輝いて見えいます。



桜はすっかり葉桜になりましたが、


木漏れ日の中、桜草が咲いています。


雫を振り払い誇らしげです。




トックの貝柱煮。


SIMPLE MINIMAL-トックの貝柱煮


中華ダシに酒と貝柱を入れほぐします。


砂糖を微量隠し味に入れ、


塩、胡椒で調味します。


トックと薄切りのエリンギを入れ煮ます。


水溶き片栗粉でとろみを付け、


仕上げにゴマ油を数滴たらします。



茹でた青梗菜と共に盛り付けます。



淡い色と優しい味と食感を意識して


食材を合わせ、調味しました。



藪にひっそりと美しく芽生えるこごみ。


旬の初物は敬意を表して最小限の料理で・・


こごみの塩茹で。


SIMPLE MINIMAL-こごみの塩茹で


葉を広げる前のくるりと巻いた


草蘇鉄の新葉、こごみは、


シダの中でも最も美味とされ、


アクが少なくサッと茹でるだけで頂けます。



沸騰した湯に


塩とEXVオイルを少々入れて、


短時間茹でて水気を切ります。


可愛い葉が鮮やかに発色しました。

昨日まで路面に陽炎が立つほどの


暖かさが続きましたが、


今日はそのアスファルトに


雨が降っています。



この雨で落ちた桜の花弁は流され、


時折強く降る雨が窓に打ちつけると、


揺らぐ景色が無常に映ります。



目に見えて手に取れないもの・・


陽炎、稲妻、水の月・・


それと・・。




鶏レバーのクロスティーニ。


SIMPLE MINIMAL-鶏レバーのクロスティーニ


レバーとハツは血合いを除き、


牛乳に浸け血抜きをしたら水気を拭きます。



ニンニク、玉ねぎ、セロリの微塵切りを


オリーブオイルでじっくり炒めます。



別のフライパンでレバーとハツを焼き、


セージとローズマリーの葉を


2~3枚ちぎって加えます。


ブランデーを振りアルコールを飛ばし


火を止めます。


レバーとハツを一旦取り出し刻みます。



レバーとハツ、フライパンに残った汁を


炒めた野菜と併せます。


ひたひたにブイヨンを注ぎ煮詰めます。


生クリームを入れさらに煮詰めたら、


塩、胡椒で味を調えます。



トーストしたパンにニンニクの切り口を擦って


香りを移し、EXVオイルをふります。


その上にレバーの煮込みを盛り付けます。



マッシュポテトやケッパーと混ぜ、


まろやかに頂くのも美味しいです。

“春眠、暁を覚えず


 処処、啼鳥を聞く・・”



週末、久しぶりの朝寝坊。


窓を開け、


光る風と春の香りを感じながら、


再びウトウト・・。


近所で子供の遊ぶ声と、


舞い散る桜・・。


忘れかけていたけれど、


この心地よい感覚こそが春なんだと


思い出しては、再びウトウト・・。



“花落つることを知らず多少ぞ”


春を惜しみながら、


今年の桜を見納めに行こう・・。




たこのカルパッチョ。


SIMPLE MINIMAL-たこのカルパッチョ


ブラックオリーブを細かい微塵切りにします。


アンチョビフィレも叩いてペースト状にし、


微塵切りのブラックオリーブをと合わせ、


胡椒とレモン汁少々をふり、


EXVオイルを加え混ぜ合わせます。


味をみて調味します。



お皿に刺身用のタコの薄切りを並べ、


ブラックオリーブのソースを散らします。


EXVオイルとレモンピールを少々振って完成です。



たまにはロゼやリースリングなど、


優しい甘さのワインと合わせても・・。




 春 曉

        孟浩然

 

 春 眠 不 覺 曉


 處 處 聞 啼 鳥


 夜 来 風 雨 聲


 花 落 知 多 少