SIMPLE MINIMAL -21ページ目
深夜、
激しい音を立てて降っていた
雨は夜明けと共に止み、
やわらかそうに萌える
淡い緑の葉には、
初夏を思わせるような陽が射し、
輝いて見えいます。
桜はすっかり葉桜になりましたが、
木漏れ日の中、桜草が咲いています。
雫を振り払い誇らしげです。
トックの貝柱煮。
中華ダシに酒と貝柱を入れほぐします。
砂糖を微量隠し味に入れ、
塩、胡椒で調味します。
トックと薄切りのエリンギを入れ煮ます。
水溶き片栗粉でとろみを付け、
仕上げにゴマ油を数滴たらします。
茹でた青梗菜と共に盛り付けます。
淡い色と優しい味と食感を意識して
食材を合わせ、調味しました。
藪にひっそりと美しく芽生えるこごみ。
旬の初物は敬意を表して最小限の料理で・・
こごみの塩茹で。
葉を広げる前のくるりと巻いた
草蘇鉄の新葉、こごみは、
シダの中でも最も美味とされ、
アクが少なくサッと茹でるだけで頂けます。
沸騰した湯に
塩とEXVオイルを少々入れて、
短時間茹でて水気を切ります。
可愛い葉が鮮やかに発色しました。
昨日まで路面に陽炎が立つほどの
暖かさが続きましたが、
今日はそのアスファルトに
雨が降っています。
この雨で落ちた桜の花弁は流され、
時折強く降る雨が窓に打ちつけると、
揺らぐ景色が無常に映ります。
目に見えて手に取れないもの・・
陽炎、稲妻、水の月・・
それと・・。
鶏レバーのクロスティーニ。
レバーとハツは血合いを除き、
牛乳に浸け血抜きをしたら水気を拭きます。
ニンニク、玉ねぎ、セロリの微塵切りを
オリーブオイルでじっくり炒めます。
別のフライパンでレバーとハツを焼き、
セージとローズマリーの葉を
2~3枚ちぎって加えます。
ブランデーを振りアルコールを飛ばし
火を止めます。
レバーとハツを一旦取り出し刻みます。
レバーとハツ、フライパンに残った汁を
炒めた野菜と併せます。
ひたひたにブイヨンを注ぎ煮詰めます。
生クリームを入れさらに煮詰めたら、
塩、胡椒で味を調えます。
トーストしたパンにニンニクの切り口を擦って
香りを移し、EXVオイルをふります。
その上にレバーの煮込みを盛り付けます。
マッシュポテトやケッパーと混ぜ、
まろやかに頂くのも美味しいです。
“春眠、暁を覚えず
処処、啼鳥を聞く・・”
週末、久しぶりの朝寝坊。
窓を開け、
光る風と春の香りを感じながら、
再びウトウト・・。
近所で子供の遊ぶ声と、
舞い散る桜・・。
忘れかけていたけれど、
この心地よい感覚こそが春なんだと
思い出しては、再びウトウト・・。
“花落つることを知らず多少ぞ”
春を惜しみながら、
今年の桜を見納めに行こう・・。
たこのカルパッチョ。
ブラックオリーブを細かい微塵切りにします。
アンチョビフィレも叩いてペースト状にし、
微塵切りのブラックオリーブをと合わせ、
胡椒とレモン汁少々をふり、
EXVオイルを加え混ぜ合わせます。
味をみて調味します。
お皿に刺身用のタコの薄切りを並べ、
ブラックオリーブのソースを散らします。
EXVオイルとレモンピールを少々振って完成です。
たまにはロゼやリースリングなど、
優しい甘さのワインと合わせても・・。
春 曉
孟浩然
春 眠 不 覺 曉
處 處 聞 啼 鳥
夜 来 風 雨 聲
花 落 知 多 少

