菅野貴夫の野球電鉄 -46ページ目

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

さて、いよいよ(と言っても2ヶ月後ですが)、

劇団きらら『70点ダイアリーズ』東京公演
の告知をさせていただきます。


4年前に初めて劇団きららの作品を観まして、
熊本弁の温かさ、登場人物たちの人生のままならなさと愛おしさ、観ていると胸がチクチクするんだけどそれを優しく時にケツをバンっ!と叩いてくれる池田美樹さんの脚本。
衝撃であり感激であり、それから毎年東京公演を楽しみに観に行っていました。


そこから、ご縁があって自分が出演することになって。
熊本で生活しながら稽古をして、本当に素敵で可愛いきららの皆さん・共演者の皆さんたちと、たくさんの時間を過ごして。


今回も「ふんばって生きている人を、祭りのでっかいうちわで扇ぎたい」という美樹さんのお言葉どおりの作品を、楽しんでいただけると思っております。



熊本公演・福岡公演と経てきて、おかげさまでご好評も頂いております。


ぜひぜひ、ご期待しながらいらしてくださいませ。

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劇団きらら『70点ダイアリーズ』

作・演出 池田美樹

憧れの職場での過緊張で声が出なくなってしまった青年、「副業」として運転代行のアルバイトを始める。

勤務時間は19時から午前4時。

昼間の仕事を終え、事務所に集って来る癖の強いドライバーたち。
言葉を発さぬ青年のことも普通に受け入れる彼ら。
今まで知ることのなかった場所で日々を過ごすうち、
うすぼんやりとしていた世界が少しずつクッキリとし始める。

〜〜〜〜〜〜〜

70点ってどんな点? 
赤点じゃない。でも褒められた点数でもない。
だけど今の収入・恋愛・ごはんの内容、
そんなものに点数つけるとしたら…?
「70点なんて御の字ですよ!」
そう笑った友人のひとことから生まれた物語。
変わらぬ明日の見え方が変わる社会派コメディ、是非!

池田美樹

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【キャスト】
菅野貴夫
なかむらさち
磯田 渉(不思議少年)
オニムラルミ
池田美樹

【東京公演 日時】
2020年4月17日(金)〜19日(日)

17日(金) 15:00/19:30
18日(土) 14:00☆/19:30
19日(日) 12:00/16:00

※受付は開演の1時間前/開場は開演の30分前

☆4/18(土)14:00公演は託児サービスがあります。要予約。
イベント託児・マザーズ0120-788-222

0才・1才:2,000円→2,100円
2才以上 :1,000円→1,050円

*4月からの料金改定によりチラシ掲載の料金が変更となります。ご注意下さい。

【会場】
花まる学習会王子小劇場
東京都北区王子1-14-4 地下1F

【チケット】
日時指定・全席自由
・一般…前売3,000円 当日3,300円
・高校生以下…1,000円(当前同額)
・リピーター割(要半券提示)1,500円

【ご予約】



【『70点ダイアリーズ』特設ページ】
今公演の告知動画、熊本公演の写真もご覧いただけます。


どうぞよろしくお願い致します!



劇団きらら『70点ダイアリーズ』福岡公演、おかげさまで無事に終演しました。

ご来場くださったお客様、本当にありがとうございました!!
楽しんでいただけていたら、幸いでございます。


ならびに会場のゆめアール大橋さん、キビるフェススタッフの皆様、お手伝いくださった福岡の演劇人の皆様、ありがとうございました!


そして熊本に引き続いてのメンバー・スタッフの皆様、お世話になりました〜!



前々から予感してはいましたが、
2/7 朝早くに熊本の下宿引き上げ&福岡移動して仕込みとチェック、
2/8 ゲネプロと本番2ステージの3回まわし&福岡の演劇人の皆さまと打ち上げ、
2/9 2ステージの本番そしてバラシ(熊本組はそのま深夜に帰熊…!)と、
怒涛の3日間でした。


そのなかでも、お客様から楽しんでもらえたご感想を頂けたこと、
公演が終わってひとまずそれぞれの場所に無事に戻れたこと、本当に良かったなと思います。


さて次は2ヶ月ほど空いて4月の東京公演!

いよいよ僕の住んでいる場所でこの作品をお届けできること、本当に楽しみです。会場はおなじみの、花まる学習会王子小劇場。
公演のご案内はまた別な記事に。


この数年間、僕が劇団きららの東京公演を観に行ったときに、すごく素敵だなと思ったこと、温かかったり、心の隙間がチクチクするけど優しく寄り添ってくれること。

こう言うのも何ですが、自分が出演しているこの『70点ダイアリーズ』でも、そういうきららのエッセンスを目一杯味わっていただける作品だと思います。

ぜひぜひ!

〜〜〜〜〜〜〜
ここから先は余談。
千秋楽明けの、ひとり福岡ブラブラ。


待望の西鉄特急に乗って大牟田へ。


久留米に戻るか迷った挙句、大牟田ラーメンを食べました。
らーめん屋王華というお店で、ラーメン&ハーフ焼きめしのランチセット750円。美味かった。


駅の東口も西口も、よく知っているお店が入っていて旅情も薄れます(笑)


それでも跨線橋の雰囲気は最高。

せっかくだからJRで戻ります。

途中で乗り継いだ鳥栖。
ここから熊本・鹿児島方面と、佐賀・長崎方面に線路が分かれる、昔からの鉄道の要衝です。立ち寄れたことに少し感激。


二日市駅で下車、ブラブラ歩いて1キロ弱にある西鉄二日市駅から再び西鉄に乗って、初めての太宰府へ。


太宰府と言えば…!の梅も、少しずつ咲きはじめていて。
さすが太宰府、平日なのに想像以上に観光客の多さが凄かったですが、お守りだけは入手して来ました。独りで梅ヶ枝餅を買い食いする気分にはなれず残念。またいつか。

〜〜〜〜〜〜
無事に戻ってきた東京では、まだ今日までアイドリング状態ですが、新しいお仕事も始まりそうで、ひとつひとつ丁寧にやっていきます。

う〜、セイっ!

2020年も明けまして、すでに2週間が過ぎたところですが。

劇団きらら『70点ダイアリーズ』熊本公演(1/10〜1/14@ギャラリーキムラ)が無事に終演しまして、1か月半ぶりに東京に帰ってきました。

ご来場くださったお客様、ありがとうございました!
なかなかにご好評をいただけまして、まずは一安心です。観た方に楽しんでもらう為にやってきたので。

素敵な空間のギャラリーキムラさんも、ありがとうございました。


九州在住の友人たちも観に来てくれまして、嬉しかったですね。

佐賀在住の、ミネ。騒動舎を経て大学卒業後、僕が演劇を続けるきっかけになった人物は、今は司法書士の峰先生です。


時間堂の後輩の、凛太郎。

社会人として福岡に転勤して、もう4年?かな、福岡でも演劇に携わる活動もしているみたいで、元気そうで良かった。



熊本在住の同期・涼子も。(これは騒動舎の先輩・Dと3人で呑んだ日の写真。Dも福岡公演に来てくれる予定です)旧友が熊本にいるというのも心強かったです。


そして大学のベアーズ後輩の愛ちゃん。写真はないけれども、宮崎から来てくれました。
何年ぶりに会ったかも思い出せないくらい久しぶり。
ここ数年、とても大きな病気をされていたようで、最近になって完治して、いよいよこの1月から働き始めると聞き、本当に嬉しいというか、僕のほうが元気をもらった感じでした。


東京からも劇団だるめしあん界隈の坂本鈴さん・中谷弥生さんなどが来てくれまして。東京の人に熊本で観てもらうのは若干照れ臭くもあり。



長野からは、高校の軟式野球班の仲間たちからサプライズでお花が。これも本当に嬉しかったな〜。


このあとは2月の福岡公演、4月の東京公演と続きます。
頼もしいスタッフの皆様・ナイスな座組の皆様とまだこの作品が上演できることが、とても幸せです。(4月終わったあとのロスが怖い。今は考えないでおきます)


東京へ帰る際も、皆さんで見送りに来てくれました。渉は職場からタクシーで駆けつけてくれて。感激!

そんな渉との仲良し2ショットはこちらです。
(怪しい空気)


さて、
はじめての滞在製作は、いろんな事がありましたが大きなトラブルもなく、大変刺激的で楽しく過ごすことができました。
劇団きららの皆様をはじめ、アルバイト先の皆様、助けてくださった方々、応援してくださった方々に本当に感謝です。




2020年も始まったばかりで、目標など掲げたいところですが、まずは本当にひとつひとつのお仕事や過ごし方を、大切にしたいと思います。


去年の11月頃かな、心に響いた言葉があって。
いつものようにファミマで夜勤をやっていて、深夜放送でラジオのようなものが流れている中で、誰かは覚えてないけどMCの人が「人生一度きりだから」みたいな事を言っていて。

…書くのも恥ずかしいくらい使い古された、あまりにありきたりな言葉ですが、なぜかその時の僕にはスコーンと響いてきて。

「ああ、変に他人を伺ってみたり体裁を取り繕ったりしないで、自分のやりたい事を懸命にやればいいんだ」と。

いろんな事を楽しんでいく年にしたいと思います。


今年もよろしくお願いします。




大変ご無沙汰しております。

もうすっかり年末ですね。

10月のロデオの公演から、怒涛の11月ギリシャ悲劇「グリークス」を経て、ずっとブログを放置していたわけですが、そのあたりの振り返りはまた別の記事にするとして(年内にできるかな…)、
僕は熊本に暮らしはじめて、1か月になるところです。


熊本で活動されている「劇団きらら」さんに出演するためです。

まずはもうすぐ、来年1月10日からの熊本公演に向けて日々稽古をしています。
(2月に福岡公演、そして4月には東京公演もあります!)


それと同時に「1ヶ月半もいるんだから何か働かなきゃ!」と張り切ってみた結果、辛子蓮根屋さんと、市場で苺の仕分けのバイトを週5〜6でガッツリやることにしてしまいました。

(辛子蓮根は、ご存知ない方もいるかも知れませんが、熊本の由緒ある郷土食です。おつまみに最高!)

辛子蓮根は年末年始に向けて1年のなかで一番の増産体制の時期、そして途中に1週間だけ入った苺のバイトは、クリスマス需要に向けての時期。

だからこそ人手を募集しているわけで。

目まぐるしい中でも、皆さんとの触れ合いというか、いろんな会話だけでもすごく新鮮で楽しいです。

稽古場とはまた違う、より熊本の人々の中にいる感じ。

苺の派遣バイトでは、お母様方の中で男性は僕ひとりでしたが、最終日に皆さんで一緒に記念写真を撮ってしまうほど楽しい現場でした。コンテナに僕の身長くらい積み込むので、持ち場もあってよかった。
休憩時間のお母様たちのお話は、全て胸に染み入るものでした。

派遣先の社員さんで優しく仕事を教えて下さった甲斐さん。私の手には、頂いたパイナップル。

毎日のように稽古場に果物を差し入れしていました。
俺はたしか、東京から来た客演の俳優のはずだが…


一方で辛子蓮根のほうは調理場内で、完全な男現場。(女性たちは店頭接客や完成品の管理が持ち場のよう)
意外にも半分以上が僕より若いひとたちで、こちらも男性陣ならではの空気で、面白いです。


そして何と言っても言葉の違い。
分からなくて焦ったりもします。

辛子蓮根の働きはじめのほうで仕事が分からなかった時に、
「これはね、こうぎゃんつって、でこれをぎゃんして、ぎゃんして、ね。」と言われて、仕事も言葉も分からない時にはどうしたらいいんだろうと思いました。

それも今じゃ笑い話の過去です。

こちらに来る前は、生活していけるか不安やソワソワする気持ちが大きかったのですが、何とかすっかり楽しくやっております。

きららがご用意してくださった下宿先も、管理人さんもすごく優しくて、とても居心地が良いです。食事も美味しいし。ありがたや。

肝心の稽古のほうも、楽しく着々とてんやわんやで進んでおります。


何より、共演者の皆さんが可愛い。
そしてやはり池田美樹さんの本。少ない言葉のやりとりなのに、読んだ時にグワッと風景や人物が拡がる。


お楽しみにしていてくださいませ。

まずは大晦日まで辛子蓮根のバイトがんばります。
稽古も普通に昼夜でがんばります。今はそれが全て。


毎年、年末年始はゆったりと東京や長野で家族や友人と過ごしていたけれど、たまにはこういうのも最高。

去年の今頃は、熊本でこんな風にやってるとは思いもしなかったです。

まだ悪あがきで更新するかも知れませんが、皆様、よいお年を。

ロデオ振り返り、会議チーム編です。

前編はこちら


こちらの会議チームは文字通り、「日本演劇総理大臣賞」の最終選考会のシーンでした。
この年に政府により初めて創設された、「純粋な芸術作品」のなかで最も優れた作品に与えられる賞。
積極的・消極的関わらず、審査員全員の合意が得られることが受賞の条件。



榊陽介さん。

審査員長・岸先生。
演劇界の重鎮であり、大政翼賛会の文化部長。今回の選考会における審査員選出にも関わっている。この人に睨まれたら演劇界で生きていくことはできない、それほどの人物。
劇中では、岸先生はそれほど多く喋りません。というか、自分の意見はほとんど言いません。
それでも絶大な影響力をもたらす存在感、語られない部分の裏設定。稽古の休憩時間に榊さんといろいろお話をしていて、「そういう事なんだ!!」と何度思ったか。
存在が大きくなりすぎてしまった自分を理解して、一歩引いて後進の芸術家たちに道を与える。密かに羽田先生(後述)には目をかけている、いざという時は自分が盾になり、お前たちを守る。
…カッコ良すぎです、岸先生も榊さんも!



伊藤俊輔さん。

審査員・諸星先生。
まさに保身・迎合を絵に描いたような先生。
岸先生の太鼓持ちのように振る舞い、女権論者の宮古先生にはチクチクとやり、『残り火』に入れた羽田先生を小馬鹿にする。挙げ句の果てには他の先生方がすべて残り火に票が移った際に、個人的事情を持ち出してごねる。
最高に面白かったです。
ご本人はとても真面目でストイックな人で、身体はムキムキだし、神奈川県の大船のほうから王子まで平気で自転車で来るし、誰のムチャ振りにも丁寧に返してくれるし、伊藤さん大好きです。



島口綾さん。

審査員・小谷柏楊先生。
若手女性作家でこの場に緊張しつつ、変なことを言ってまわりを振り回しつつ、羽田先生の影響で『残り火』のなかに闘ってきた自分を思い出し、票を変える。
柏楊先生はまさに彼女の役でした。誰にも真似できない、唯一無二。それ以外言えない。あのキャラクター、間合い。観ているほうが固唾を呑んじゃうあの感じ。
彼女は2児の母なのですが(それもにわかには信じられませんでしたが)、長女の4歳くらいの子がゲネプロを観て「もう一回見たい。」と言ってくれたのは、本当に嬉しかったです。かあちゃん最高に素敵でした。



福田真夕さん。


審査員・宮古先生。
女性の人権拡張のため戦っている。理論派。相手が誰であっても、おかしいと思ったら徹底的に理詰めで来る。男尊女卑などもってのほか、やられます。
おそらく会議チームの男性陣は、僕も含めてみんな「この人には気をつけないといけない…」と思っていたことと思います。
凛とした佇まいと強い弁論。
最後、失意のなかでもキッと前を向く姿勢。カッコ良い。
個人的にはJACROWの時と全然違う真夕ちゃんの姿が(おもに稽古場で)見られて、楽しかったです。この美貌なのにパワーピッチャーみたいな人。


高野絹也さん。

審査員・古橋先生。
左翼演劇から転向し、時世に沿う形で生き残り作家として出世を果たした自分に、密かに忸怩たる思いを秘めている。
羽田先生の懸命な主張を聞き、真っ先に『残り火』票を変える。
最初は諸星先生とタッグを組んでいるような振る舞いからの、票を変えた時の覚悟のような震えと振り絞る言葉。
宮古先生との白熱した議論。
最後、「これだけ議論を尽くせた、私は満足です。」と言った時の、揺れ!!
僕が言うのは本当におかしいんですが(これも後述)、胸が熱くなりました。
そしてケンヤさんはなぜか年下の俳優陣から軽い感じで扱われていて、そこへのツッコミや本当に「あっ!」となった時など面白かったです。笑顔がとてもキュートなケンヤさん。



そしてこの人。
音野暁さん(ロデオ★座★ヘヴン)。

審査員・羽田先生。
劇団・極楽座の演出家。
極楽座のみんなを背負い、召集され生きて帰って来ることが出来なかった幹彦の思いを背負い、その幹彦の『残り火』を背負い、この選考会に参加している。
幹彦と同じく権力に屈せず、「真の芸術とは何か」が大事だと訴える。『残り火』の中に込められた芸術の力を訴えかける。
周りの委員がうろたえる程の政府批判も厭わず。
怪我と病気のデパートのため劇団チームには出ず。
まさに会議チームのエンジン。心臓部。
冒頭の異分子扱いから、徐々に審査員たちの心を揺さぶり、掴んでいく。
これは、さすが音ちゃんでした!
毎ステージ微妙に変わる会議室のニュアンスの中で、最大限のエンジンで迫ってくる。
そして両方が混ざるシーンでの、稽古で生き生きとした姿と会議での毅然とした姿。
唯一、両方の世界に生きていたあの姿。クゥー!


ラストにかけては、もう何も言うことないですよね。
選考会から戻ってきた羽田と雪子さんと、幹彦(羽田・雪子2人の回想)との3人のシーン。
今回のラストシーンでもあり、ロデオ★座★ヘヴンにとっての、区切りのシーン。
裏にいる皆が、「このシーンの3人のためにやってきたんだよ!後はあなたたちのものです!」思っていたはずです。

今回、「当事者である羽田が選考会に入っているのはおかしい」という意見も聞きましたが、我々のなかでは、
「それも含んだ上で、あえて岸先生が羽田を委員に選んだ」という設定になっています。



僕です。

文部省の役人・嵯峨野。
選考会の司会進行役。
壮絶な議論の末、『残り火』に全員の票が入ったあとに、「残り火には現政権への批判が込められている。こんな作品には受賞させられませんよ」と全てをひっくり返し、総理もお気に入りだった『紙吹雪』に受賞させると告げて帰る。
先生方は激怒したり羽田先生は掴みかかってくるけど…「警察に知り合いがたくさんいるんで、あなたたちなんかすぐ潰せますので。では。」
みたいな役でした。


実際は、毎ステージ、諸星先生が陥落して『残り火』に票が全部入った瞬間、心臓にグワーッと血が集まるのを感じました。

「今の瞬間、お客様も含めてこの空間には絶対に1人も味方はいない」そんな空気をひしひしと感じました。
当たり前ですあの状況。
THE・アウェイでした。

観てくださった方に、少しでも爪痕を残せていたら、よかったと思います。
現実を考えると、少しも良くないんですけど。

会議の前半、岸先生に忖度しているこの表情がお気に入りです(笑)

このような役で、会議を(劇団と混ざるシーンも)少し離れたところから見ていたため、皆様について偉そうにズラズラと書いたことをお許しください。




演出家・望月清一郎さん。

俳優にはそれぞれの持ち味を生かした創りかたを導いてくれ、空間造形に関しては「こういう風に見せていく」という具体的な形を早い段階から提示してくれて。
スタジオ稽古の初日から音響・照明をイメージした環境でできた事は、確実に本番の強度に繋がったと思います。
ご自身が主宰する団体「鬼の居ぬ間に」では日本の民話伝承や地方古来のしきたりをベースにした壮絶な物語を紡ぐことで定評のあるこのイケメンが!!
今回初めてだったけど、すっかり仲良くなりました。



演出助手でついてくれた、
宮藤仁奈さんと、神近梨子さん。

お2人とも、僕はキコ/qui-co.からのお付き合いです。今回のもう一つの演目『アイラブユー』の小栗さんのユニットですね。

ニーナは、こんな言い方は失礼かも知れないけど、すごく成長したんだなと、頼もしくなったなと思いました。振る舞いや背筋の張りが違う。相変わらず会話がチグハグなとこもあったけど。若い人の成長って本当に目覚しくて、こちらの中年にも刺激になります。
心残りは、裏の仕事があったため本番を1度も観てもらえなかったこと…
そんな僕の感傷はよそに、彼女はグングン成長していくんでしょう。


かみちかは、共演者としては今まで3回やってきたけどスタッフとして関わるのは初めてで、しかし何の問題もなくいろいろ頼りました。
嵯峨野の持っていた帳面や、中に入っている紙や投票用紙。お客さんに見えないような所もしっかり作ってくれて、本当にありがたかった。
そして彼女のもつ安心感。癒し。
今回初めてだった方々も、すっかり癒されたことと思います。



そして、脚本の柳井祥緒さん。
本当にものすごい本を書いてくださいました。
台詞から、その合間から、ほとばしる熱と噴き出す血のようなものを感じました。
ご本人はとても無口で大人しい方で(以前を知っている方は全然違った、と言っていましたが)、あまりお話はできませんでしたが、柳井さんの脚本に出ることができて本当に嬉しかったです。


(柳井さんは写真最後列・中央)

改めて、今回関わってくださった皆様に感謝を!!!ありがとうございました!


いつか、また!!