どこ鉄135 〜ぼんやりと解く | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。どこ野鉄夫です。



ここ最近ひたすら九州を駆けずり回る捜索が続きましたが、とうとう僕自身が九州に行って参りました。


北九州の小倉駅にて。日田彦山線のキハ40系と、関門トンネルを抜けて下関まで行く415系1500番台。

883系の特急「ソニック」(隣は813系)。

JR九州の車両は、国鉄型の古いものから同社独自の個性的な車両まで、どれも魅力的ですね。


こちらは門司駅の外れにポツンと置かれた415系の初期型。

おそらく廃車待ちで留置されているんでしょう、、、長い間お疲れさまでした。



行った目的は、北九州の職人・新井さんの現場でコンクリート施工のガチ人員として呼んで頂いたためです。

雪が降りしきる中、新築のお宅玄関前に透水性コンクリート「オコシコン」(ドライテックの改良品)を施工。プロ職人の鮮やかな手捌きに見惚れながら、少しでも技を見習おうと思ったものでした。



自分でもどこへ向かっているんだろうと思いますが、やってみないと分からないのはどこ鉄も同じですので、変わらず続けていきたいと思っております。




前置きが長くなりましたが、では行きましょう。

まずは今回大変お世話になった新井さんからの1枚。

ふーむ、また車内からの写真か。

前回解いた写真(福岡県の筑肥線)と同じ日にもらったので、その延長で捜索。


最大の特徴は、ホームの向こう側にいくつもの線路が見えること。

配線略図大先生をお呼びし、車庫や留置線のありそうな駅を捜索。

筑肥線の列車が乗り入れる末端、佐賀県の唐津線・西唐津駅にロックオン。


いざ。

うーん?似ているとも言えるが……??


奥の住宅など合致しそうなポイントを懸命に探しながら気づいたのが、ホームの構造。

↑配線略図では、西唐津駅のホームは端っこにあり片側1線にしか接していない。


問題写真↓

ここは車内だろうから、この駅は両側に線路のある島式ホーム。……西唐津ではない!



福岡県内の他の駅を探索。

鹿児島本線の黒崎駅に複数線路!


しかし複数線路の向こうに高架道路。



筑豊本線(福北ゆたか線)の直方は?……ちょっと線路が多すぎるか?


広大な車両基地。失礼しました!



また九州をぐるぐる回る羽目になるのか……?

(at北九州市内の居酒屋)



ここで頭をよぎるのが、ちょうど写真をもらった時期にSNSでチラッと見かけた新井さんの「岐阜なう」という投稿。


前回の写真が福岡県だったから重要視してなかったけど……岐阜あたり、調べてみるか。



まずは何と言っても東海道本線。名古屋〜岐阜から当たってみよう。

清洲駅……



画像を探しながら、

住宅をビタ止め。



では元の写真↓


探し出した写真↓

東海道本線・清洲駅(愛知県)、わずか4文字のSNS投稿を足掛かりに確保。



地元福岡の写真と混ぜ込んでくる高等テクニックに惑わされるところでしたが…またSNSを手掛かりにしてしまった!





続きましてはお初の方。

先日壮絶な九州一人旅を展開した記事、出題者の蒻崎さんがTwitterでリツイートしてくれたのですが、その流れで写真を投下してくださった奈良さんからの1枚。

「都内というところまでは簡単にわかるのですが、ここまで情報がないと無理ですよね」というコメント。


あくまで蒻崎さんと奈良さんとのやり取りスレッドだったのですが、寝起きでこの写真が目に入ってしまった私はボンヤリした頭で捜索開始。



……駒込のほうかな……


山手線・駒込〜田端間の景色、朝飯前に確保。



すぐに分かった理由は、山手線の線路と側道が同じ地平レベルで並走する場所はほとんど無い→山手線唯一の踏切が残る駒込付近に絞った、そんな感じです。


(他にも細々した理由はありますが書き出すと長くなるので省略)


奈良さん、写真ありがとうございました!

今後ともよろしくお願いします!





さあ続いて、

一年ほど前に映画祭でお会いして、即座に手応え充分の写真を下さった、さとうかよこさんから久しぶりの1枚。ありがとうございます。

ほほう。。



関東では馴染みのない配色の車両。


南海電鉄か?とも一瞬思ったのですが。

(参考:getnavi.web)



さらによく見ると、

なんと駅名標が見えている……!


かなりボヤけているように見えるかも知れません。

(これ判読できます…?)



しかし私にとっては、駅名標の赤いライン・駅名の前半が小さい文字で後半が大文字・電車はクロスシート……判読に必要な要素が十二分に揃ってしまいました。



では元の写真↓


瞬く間に見つけた写真↓

西日本鉄道・西鉄二日市駅、容赦なく3分で確保!



西鉄の駅名標に赤いラインカラーが使用されているのを知っていた事と、

私鉄ではJRとほぼ同名の駅がある時に、社名を小さく表記したり省略したりする場合がよくあるんですね。このあたりがピンときました。



(乗換路線図アプリ)

この駅は太宰府天満宮へ向かう際に乗り換える駅で、さとうさんも勿論太宰府へ訪れる際に利用されたようです。(僕も3年前にJR二日市駅からここまで歩き、西鉄に乗って太宰府へ向かいました)



さらに蛇足ですが車両色の似ていた南海電鉄にも、似たような名前の駅があります↓

こういう無駄な知識も、いつか何かの役に立つ日が来るかも知れませんからね!





さて今回ラストは、去年の夏に届いて以来ずーっと手を出せずにいたムーチョ先輩からのこちら。

何これ??


もらった瞬間、本当にそう返信してしまいました。


これがどこ鉄写真だと??

…めっちゃムーチョのシルエット映り込んでるし!



…どうも、大きな幕屋根のある駅っぽいかな…

まず思いつくのは高輪ゲートウェイ。

うーん、えー、、?


屋根が2段になってる…?

撮影した場所はホーム?それとも↑ゲラウェイ駅でいうテラス的な?

こんな写真じゃ全然わからんぞ!



奥に黄色っぽいビルが見えるので、ゲラウェイ駅周辺をGoogleアースで捜索するも、

ビルはあるけど、、ちょっと離れすぎてるか。



これは不可能に近い……と暗雲垂れ込めていると「第二ヒント」が投下されました↓

は?ますます何だよこれは!!??


「ニ」??

いや近すぎてよう分からんし!



〜〜〜


という訳で、しばらく直視しないまま過ごしておりました。こんな写真では捜索に出ようにも出られません。



しかし、ずーっと未解決フォルダの中に残っていると心の整理に支障があるので、意を決して捜索再開。


第二ヒントの写真。


右側にある青いライン。


これをラインカラーと仮定して、捜索してみよう。

まず首都圏でといえば横須賀線・総武快速線か。


そしてこの屋根を見る限り、かなりデザイン性を感じさせる。

高輪ゲートウェイのように新しい駅とか、観光地的な駅か?



出発。

そういえば幕屋根だったと思い出した横浜駅は人違い。



全線捜索、SUKA(横須賀線だけに)。



ならば常磐線の取手以北。

ひたち野うしく駅、新しそうな匂いがするぞ!


違うかー!



ラインカラーはともかく幕屋根が特徴的な、東急東横線・元住吉駅は?

屋根はいい感じだけど…!それ以上の決め手がなく。



SUKAを積み重ねるたび、左側で微動だにしないムーチョさんから無言の圧力を感じます。



ウーム。


とにかくこれがラインカラーだとすると、、横須賀線も常磐線も、この色よりほんの少し明るかったな……。


もうどこでも良いから、濃いめの青を使ったラインカラーを探してみよう。



JR西日本は?


(Wikipediaより)

JR西日本自体が青のコーポレートカラーだから、手掛かりにはならないかも知れないけど……。



困った時の配線略図大先生

お、桜島線がいちばん濃い青だな、、、



桜島線?



USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)へ行く路線。



…………ユバ!!??



マジで?そういうこと!?!?



すかさず現地へ赴き、写真を探索。

幕屋根が二段!!!!!!



来たーーーーっ!!!


背後にある黄色っぽい建物は、、、


これだっ!


左右反転させると完璧!!!!


ここに限りなく接近して撮ったんだろう!!!



というわけでJR桜島線(ゆめ咲線)ユニバーサルシティ駅、絶望的な反射写真から執念の確保!!!!!


いやー正直解ける気がしない問題だった!




ただ、ひとつ疑問が残っていまして。

この右側の青をラインカラーと仮定したわけですが、縦型の駅名標を調べてみても、

JR西日本ではラインカラーが左側に配置されるのが定型で、右側が青い配置は全く出てこず。


(くりこみさん日記より)

これも縁取りは黒。



この写真は反転させたのか?

いやそんな手間かける?これだけ接近して撮っただけで十分じゃないか?接近した上で反転させるとか人間のやること?


パイセンに聞いてみたところ、どうも反転させてはないようで「上りホームで撮った」とのこと。



その後さらに探してもとうとう見つかりませんでしたが……あんな写真から当てられただけで十分頑張ったからもう良いや!!!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



一番の曲者写真が解けてスッキリしたので、今後はまだ数々ある鬼写真に、改めて気合いを入れて向き合っていきたいと思います。



新たな写真も、喜んでお待ちしております。

(やっと残り写真が20枚くらいになって心に余裕ができてきた)



ではまた!