激流五鱗書+ -148ページ目
沖の島へ
10月24日
キビナゴの釣り
秋晴
微風
狙いは大型タマン

昨日に続けと大小島
ウネリが上がり磯は使えず
二並島へと引き返す
前回の悔しさ
己の弱さ
ヒカリの親に再挑戦
潮が動かず
あっさり撃沈
相変わらずの湧きグレだらけ
磯替え
西のハナレ
ここも殺られた屈辱の磯
上りの潮が正面から
すぐにウキをそこに置く
馴染むと同時に
消し込んだ
巻きアワセからの鬼アワセ
乗った感覚
タマンと確信
夢の竿で反撃開始
気合と裏腹すっぽ抜け
潮に少し変化
別角度からのマモタエに
デージを大事に優しく置いた
重い潮に仕掛けが馴染む
裏切る事無くウキが消し込む
鬼アワセからのしたり顔
タマンを確信
どや顔やり取り
途中でまたまたすっぽ抜け
何かがおかしい
へたれ顔
それを最後に潮終わる
残りの時間は湧きグレ観賞
それで何かを思い出す
もうすぐ始まる冬の情熱
幸せ求めた二日間
求めた物はたったの一枚
少ないからこそ価値がある
稀少価値を求める人生
釣れないからこそ意味がある
まだまだ続くその探検
探した先に答えが有っても
気付かぬふりしてよそを見る
見付からないから
続けてゆける
まだまだ見えぬあの潮を
自信を持って見えるその日が
来るか来ないか
それは遥か先のおとぎ話
今の私の逃げ口上
「潮無き海に潮見えず」
世の中そんなに甘くはない
修行が足らん。
最高な惨敗に感謝をします。
14回目 タマン7
沖の島へ
10月23日
キビナゴの釣り
夏日
ほぼ無風
狙いは大型タマン

豊丸
宿毛を後に
モンツキイサキ40cm
アカハタ30cm
初場所ノコバエ2番
砂地に沈み根
潮は下り
海中に少しの猫
雰囲気は悪くはない
むしろ最高
だがアタリは少ない
磯替えを悩む
道具を一度は仕舞った
船待ち時
海を睨み続けた
遠くに潮が見えた
変わると確信
残る事を決めた
やはり
下りの潮が上りへと変わる
マモタエが出現
30m沖のそれにウキを置く
綺麗に馴染む
途端にウキが消し込む
巻きアワセからの鬼アワセ
タマンを確信
針外れ
マモタエも消えた
点在する沈み根
上りの潮が覆い被さる
その潮の下
多数の根の中から
マモタエを探す
見付かり次第に一つずつ
丁寧に探る
この場所と条件
必ずタマンは居ると確信
粘り抜く
潮を見付ければ即
なのに無反応
自分の眼
その自信が揺らぎ始める
納竿時刻
それまでは残り僅か
釣神よ
どうか最後に
そう願いながらウキを置く
この根
必ず居る
これしかない
そう信じ最後の一投
ウキが消し込んだ
全身で戦う
ハリスはザラザラ
獲れた
記憶に残る一枚
戦いの詳細
それは心の中だけに。
最高な自負に感謝をします。
13回目 タマン7
今宵の乾杯

宿毛で焼肉
長男からの祝い
祝辞
払いは私
現金
そして親子で乾杯
毎週の沖の島
尾長道場で
頑なにタマン狙い
人は人
自分は自分
それが親父の人生
その意味と価値を伝心伝承
キビナゴの釣り
その季節もいよいよ最終章
片島港は閑散期
ルアーの若者達も姿を潜め
磯釣りシーズンの終了
それを感じた。
豊丸

てっぺん頃に潜り込む
私には高級リゾートホテル
確かに1億円の船
部屋タイプ

12.96平米の2ベッドルーム
桟橋ならぬ護岸からだが
ひょいと船に飛び乗り
船室へと入れば
そこはまるで
海上に浮かぶ水上コテージ
タヒチのそれを彷彿とさせる
今宵も贅沢に貸し切り
キビナゴ師の揺り篭
300㎞を走破
少しだけ疲れた身体に

独り自分に乾杯
肴は夜空に

月見酒
これこそが
最高に贅沢な時間となる。
先ほどまで宿毛
そんな感覚
事実
帰宅後すぐに片付け
そして洗車
綺麗
次回の準備

バリバスからサンライン
素敵
長男からのプレゼント
深謝
待ち遠しい
すでに懐かしく感じる
異常
五回も寝ればまた楽園
阿保
沖の島が待っている
最高
いつかは止まる
確実
それまでは
全力で走り続ける
無謀
今この命に感謝をします。
当然

