朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -70ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

若いころだけでなく、老いても一生かけて学び続けるのです。

継続して学び続けることで、高みにある大切な正解に気づくことができます。

 

既に分かっている人、経験している人には、意味がわかってもらえると思います。

ハウツーもののようにすぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなります。

これで終わりと思ったらここで終わりです。

一生学び続けなければいけない。

芸事と同じようにずっと死ぬまで続くものだと思います。

すぐに役に立たないかもしれない毎日の学びの積み重ねは、将来大きな輪の花が開くようにして、人間力を高めることに繋がってくるのです。

 

本の中に答えがあります。

世の中のほぼすべての悩みが本で解決します。

だれかほかに聞く前に、図書館に行って本を借りて読むのです。

現在過去、古今東西を問わず、人間は同じような悩みやストレスを抱えて生きてきました。

解決するためのヒントは、人に聞く前に、先人たちが書いた名著のなかにあるのです。

 

たくさんの本を読んだからといって、それ自体が目的ではありません。

読んでどれだけ自分のものにできたかどうかなのです。

多くの気づきが得られた、知らなかったことを知った、中身が濃く自己成長を加速させられた、啓発され行動に移せた、自分の人生を変えたなど、たくさんの本と出会ったならば良本に出会える可能性が増えていくメリットがあります

 

人生100年時代の生き方を名著・名作から学ぶための本です。

これからの不安を乗り越え、人生の後半戦をどのように生きていくのか。

「エクスプローラー(探検家)」、

「インデペンデント・プロデューサー(自分の職を生み出す人、新しい企業家)」、

「ポートフォリオ・ワーカー(並行的にいくつもの物事をやっていく人)」

の3つの生き方がありました。

 

3P

本に触れることは、一つにはその人の心を豊かに耕し、精神文化を育みながら、生きる答えを見つけることです。

モノはお金を出せば、たいてい手に入りますが、精神文化は芸術や哲学、思想に触れ続け、自身も模索し続けることをしない限り、手に入れることはできません。

60歳からの人生の正解‐自分が腹の底から納得できる考え方も見つけにくい。

その答え探しを手助けしてくれるのが名著と言われる本の数々です。本には、生涯をかけて考えることを止めなかった古今東西の賢人の叡智が凝縮されています。

 

136P 人生後半は「新友」との「社交」を大切に

人はどこで誰の世話になるかわかりません。いったい誰の助けを借りるようになるかもわかりませんし、自分の知らないところで、誰かに支えられているということは往々にしてあるのです。ですから、なるべくなら新しい友達を作ったほうがいい。

それを福沢(諭吉)は「新友」という言葉で表しています。10人と出会って偶然の友が一人できるなら、20人に出会えば二人となる。だかあら交友の範囲は広くするに限ると述べています。

「人に交わらんとするにはただ旧友を忘れざるのみならず、兼ねてまた新友を求めざるべからず」

 

153P 合理的な価値観では測れないのが人生

芸術を生きる糧として選んだのならば、夫はもう別の世界で生きている。したがって、もう帰ってくることはない。

美の崇高を追求する心は、ときに合理的な価値観と矛盾します。

もちろん、人は夢や理想だけで生きられるものではありません。誰もが社会的な通念や一般的な価値観を超え、経済的な合理性を無視して、自分の信ずるところを追求するような、型破りな生き方を選べるわけではありません。そもそも、それが人生の正解であるとも限らないのです。

ただ、そういう人生の選択が60歳になったわたしたちにもあり得るということ、その気概を心の奥に抱きながら暮らしていくことで、これからの人生に何か新しい発見があるかもしれません。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 60歳からどう生きるべきか

第2章 60歳からの「重荷」を下ろしていく生き方

第3章 60歳からも人は変わり続けられる

第4章 人生を生き切る「情熱」の使い方

第5章 人生後半のお金・性・人間関係の悩み

第6章 人生100年時代の幸福論

 

1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞受賞、2002年新語・流行語大賞トップ10入り、草思社)はシリーズ累計260万部超のベストセラーとなる。テレビ出演多数。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』では総合指導を務める

対話は、会話ではありません。

対話は、雑談でもありません。

そもそも対話とはなになのでしょうか?

この本を読んだらそれが気づきます。勉強になりました。

 

“対話のプロ”と言われる「聞く力」の阿川佐和子さんと国語学者の齋藤孝さんとの対話形式の対話集。

 

4P 対話力を磨いて人生を盛り上げる 齋藤

気づきが生まれたような知的な快感を伴うものが対話である。

一般的な会話力や雑談力よりもワンランク上に位置づけられるものである。

213P 心が躍る対話がもたらすもの 阿川

人は将来の利となるものを対話に臨むのかもしれません。いかに生きるか、いかにこの困難を乗り越えるか、どうしたらこの不安を拭えるか、どうやってもっと上手に世を渡ることができるか、さまざまな思惑を抱きつつ、誰かと話をする。その対話の中から貴重な知恵を見出すことができたら、達成感に包まれることでしょう。

 

 

29P 人の話を聞くことで発見の喜びがある 阿川

人に話を聞くのは、相手の話を聞いているうちに、心の奥底にしまっておいた記憶が突然蘇ったり刺激されたり、新たな発見があったりするからでしょう。一人で考えているだけではとうていきづくことのなかったものが見えてくることもあります。自分の考えていることや悩んでいることの共通点を見出して、元気が出る場合もあるでしょう。

 

52P 好きなものや近況程度は事前に調べておく 齋藤

相手の好きなものや近況といった程度は事前に調べておくと、実際の対話にも入りやすいと思います。

相手が好きなものや興味があることを知っていると、それが対話をする場合の情報としてとても役に立ちますし、対話もスムーズに進みます。

 

57P 相手の様子をよく観察してから対話を 阿川

地図を広げて現時点との距離や方角を確認するような作業です。その集まりの軸となるような人と自分がどういう関係で、どれぐらいの付き合いがあるのかを最初に伝えておくと、相手は安心できるし理解が速くなる。軸となる人間がいないのなら、その土地との関係性を語っておけば、互いに親しみが湧いてきます。

 

69P なんとかかんとかの阿川佐和子です 阿川

地下鉄に傘を置き忘れてしまった阿川佐和子ですなど。自己御紹介時には、氏名だけでなく具体的な要素が入った近況報告をつけるがよい。

 

82P 対話を聞くと語彙力がわかる 齋藤

 

90P 「~と言えば」対話がどんどんと続く。相手を肯定する。阿川

 

108P 対話を活性化させる良い例は、具体的、本質的な質問をする 齋藤

対話の相手が話したいと思っていること、気になっていることについて具体的に聞いてあげることです。

 

166P おっしゃる通りでございます。見事なリアクション! 阿川

 

174P 相手がエネルギーをかけたところを評価する 齋藤

褒めるときには、自分の気持ちがどれだけ動いたかを伝える事が大切です。具体的なポイントを挙げて褒める、具体的なポイントに関して評価する。

 

181P 相手の懐に入れば対話も怖くない 阿川

嫌いな人のそばに座る、嫌いな人に話しかける。

 

193P 体全体で言葉を発せば伝わる 阿川

 

209P しっかりした関係性を築いておけばハラスメントは防げる

 

 <目次>

まえがき 斎藤孝

序章 対話をめぐって(「対話が苦手」では済まされない、「対話力」が求められる時代に ほか)

1章 対話を始める(受け手がいなければ対話は成立しない、よい対話は目で話す、目で聞く ほか)

2章 対話を深める(「~と言えば」方式で対話を続ける、対話における否定をどうとらえるか? ほか)

3章 対話を磨く(対話における文脈力とは?同じことを言い続けることのメリット ほか)

あとがき 阿川佐和子

 

〈阿川佐和子〉

東京都生まれ。エッセイスト、作家。「ウメ子」で坪田譲治文学賞受賞。菊池寛賞受賞。

〈齋藤 孝〉

静岡県生まれ。明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。

 

【No1290】対話力 人生を変える聞き方・話し方 阿川佐和子 斎藤 孝 SBクリエイティブ(2023/01)

ラジオDJ、ナレーターの秀島史香さん本です。

相手も自分も心地よくコミュニケーションをするための会話の進め方や事前準備、心構えなどを学べる内容です。

日常の聴く・話す場面で生きてくる33の伝えるコツです。

相手との会話のときだけでなく、文章を書くときにも役立ちます。

日々ひとつでも少しでも取り入れて、確実に自分のものとして、自分も相手も心地よくなり円滑な人間関係を築いていければと思います。

 

・話し始めの一文はとにかく短く簡潔で完結する。意識的に「。」を増やす。相手にわかりやすい。

・日頃から、なんでも例えて考えてみる。

「半沢直樹のように正義感が強くて超アツイ」など、より具体的に相手に感情を伝えることができる。

・相手が何を聞きたいのか、興味のある所はどこかというところから言葉を始めてみる。

・あれもこれもと欲張らない。一番伝えたいことは何なのか。言い足りないくらいがちょうどいい。

・「みなさん」ではなく、「あなた」に意識を集中することで、伝わり方が各段に上がる。特定の誰かを思い浮かべてその人に語りかける気持ちでしゃべる。

・「お会いできて嬉しいです」など、好意は先に出して伝える。

・相談を受けたらしっかり聞き切る。それだけで相手を支える力になる。

相談の達人に共通すること。①話を最後まで聞く。②相手のこんがらがった考えを整理するがまとめない。交通整理を手伝ってあげると、何に悩んでいるのか問題点も見えて気持ちがスッキリする。

・優雅な「フリ」をすれば、中身もついてくる。小さく変身してみる、立派な自己改善だ。

・とっさの一言が自然に出るためには、日常的に今日の体調や気分、出勤途中に見えたもの、感じたことなどを「○○な感じ」と言葉に当てはめるようにする。テレビやラジオにコメントするなど会話していく。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 「もっと聴いていたい」と思われる話し方(話し始めの一文は「とにかく短く」が正解!、がイキイキと動き出す「セリフ」活用法 ほか)

第2章 なぜか惹かれるあの人の小さな習慣(声を着替える、自分の気持ちを実況中継 ほか)

第3章 ずっと話していたくなる人って?(まずは「一緒にいて疲れない人」に、好意は先出しで伝える ほか)

第4章 毎日のちょっとした下ごしらえ(必ず盛り上がる「季節の話題」、「切り返し」もラクになる語彙力アップ術 ほか)

第5章 心の設定を整える(自分の「合格ライン」を見つけると、うまくいく、ミスをチャンスにする心の変換法 ほか)

おわりに

 

ラジオDJ、ナレーター。1975年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。大学在学中にラジオDJデビュー。映画、テレビ、CM、アニメなどのナレーション、プラネタリウム、美術館音声ガイド、機内放送、EXILE『Ti Amo』や、絵本朗読CD『おとえほん』に参加するなど多岐にわたり活動している。ニッポン放送『文豪ROCK!―眠らせない読み聴かせ 宮沢賢治編』で令和元年度(第74回)文化庁芸術祭ラジオ部門・放送個人賞受賞。ハスキーで都会的な声質、あたたかい人柄とフリートークが、クリエイターからリスナーまで幅広く人気。

 

「忘れて良いことを忘れる力」は大切です。

余裕感やユーモア感を持っていつまでも生きていきたいものです。

部屋の掃除や机を拭くなどの日々のささいな行為を振り返ってみると、なにかプチ修行をしているようです。

自分の過去を振り返ること、将来を考えることなど、自分を見つめ直すことが必要かと気づきました。

 

人生の後半期においては、気負わずにゆったりとして、焦らずにマイペースで自分が好きなことをしていって、好きな人と付き合って生きていけばよいのではないかなと、ふわっとしたような軽い気持ちでそのように思っています。

 

鎌田先生は、小さい頃の不遇を乗り越えられて、お釈迦さまのような優しい気概の持ち主となられました。

 

柔らかい綿のなかにゆったりとじわっとしみ込んでくる水分のような温い言葉がこの本に詰まっていました。

 

脳と心の新陳代謝を促して、人生を充実させるためのヒントがありました。

 

5P

不安やこだわりを手放す、考え方を切り替える、仕切り直す、別の方法を探す、棚上げする、これまでの視点を捨てて新しい視点を持つ、他人や自分の人生を許す、水に流す……。

「忘れる力」が心を軽やかにし、滞っていた人生を好転させてくれるはずです。

 

212P 

余分な力や見当違いの努力、形骸化した習慣、自分や他人を傷つける思い込みなど、生き方において意味のない習慣や古びた常識というぜい肉が人生の自由度を奪い、生きにくさの原因となっています。

生き方のぜい肉に対する処方箋は、

「忘れていいことを忘れる力」のたった一つです。

 

154P 理屈や損得を忘れる ユーモアで人生を包み込む

「ユーモアとは、にもかかわらず笑うこと」

死生学を日本に広めたカトリック司祭、アルフォンス・デーケンです。

ユーモアはただのダジャレやオヤジギャグではありません。苦しい、つらい状況があるにもかかわらず笑う心の余裕、気概、勇気、誇り、矜持が感じられるものです。

 

180P 昨日という日をいったん忘れる 一日一日を仕切り直す

毎朝、仕事をする机の上をたんねんに拭くという人がいます。机の上にはいろんな資料が散乱しがちですが、すべて片づけて、いったん何も載っていない状態にして、固く絞ったぞうきんで磨くそうです。きれいに見える机の上も、拭いてみると意外なほどほこりがたまっています。まっさらな状態で「さあ、今日は一日何をする?」と考えると、何をすべきかが明確になり、仕事の能率も上がるという話でした。毎日毎日、仕切り直しの儀式になっているのでしょう。

朝、最初に開ける窓を拭くという人もいます。家じゅうの等を拭くのは大変なので、一枚だけと決めています。窓を拭くことをきっかけに、毎朝、そこから見える風景を新鮮な目で眺めてみると、いままで見過ごしていたことに気づくのです。

 

 <目次>

はじめに 人生の8割は忘れていいこと

第1章 60代、まだまだ伸び盛り(「もの忘れ」への恐怖を忘れる、「老い=衰え」という先入観を忘れる ほか)

第2章 古い常識をリセット!60歳からの健康習慣革命(「やせなきゃ」の思い込みを忘れる、「タンパク質は肉から」の常識を忘れる ほか)

第3章 不機嫌、退屈、ガマン…負の感情を水に流す(昨日までのモヤモヤを忘れる、不機嫌を忘れる ほか)

第4章 一度きりの老後を魅力的に生きるためのヒント(「幸せとは何か?」と考えることを忘れる、老後の心配を忘れる ほか)

第5章 世の中の「正解」ではなく、自分だけの「別解」を生きる(「伝わって当たり前」という考えを忘れる、昨日という日をいったん忘れる ほか)

おわりに 人生にも新陳代謝が必要だ

 

1948年、東京都生まれ。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。地域と一体になった医療や、食生活の改善・健康への意識改革を普及させる活動に携わる。2005年より同病院名誉院長。チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ医師団を派遣し、医薬品を支援。2004年からイラクの4つの小児病院へ医療支援を実施、難民キャンプに5つのプライマリ・ヘルス・ケア診療所をつくった。国内でも東北をはじめとする全国の被災地に足を運び、講演会、支援活動を行っている。

老年期向けの書籍に関して、和田秀樹さんは、びっくりするくらい群を抜いて数多く出版されている。

精神科医としての経験と知識を基にして展開されている主張からは、他の本でもほぼ同様な趣旨で首尾一貫としている内容がありそれが良いものだと思っている。

 

老害には、高齢者が若者に対して怒るなどの害をなしているようなイメージがあったのだが。また、高齢者の自動車運転が危ないから、早く免許証返納させろとか。

 

「老害の壁」を壊そう!と和田先生は語っている。

老害は、高齢者から生活や健康、楽しみなどの自由を奪っていることとなっていたのだ。

老害の真実に迫るところで見えてくることは、高齢者に対する同調圧力そのものだった。

 

29P 今さらタバコを吸っても寿命は変わらない

高齢者向けの本というと、「何をしたら長生きできるのか」ということがテーマになりがちです。しかし、私は「長生き」よりも「元気」を優先させるべきだと思います。長生きよりも「快」(好きなこと)を優先させると言ってもよいでしょう。

 

107P できることを無理に増やす必要はない

何歳になっても、できる仕事があれば続けるべきですし、新しいことを始めたいと思うならチェンジすればよいと思います。ただし、これはだれにでも当てはまることではありません。

(中略)

高齢者はやりたくもないことにチャレンジしなくてもよいし、したとしても結果を求めなくてもよいのです。

 

111P 知識の量は何の役にも立たない

知識の量をひらかす高齢者も嫌われます。今の時代、知らない知識は、スマホやパソコンを使って検索すれば簡単に答えを得ることができます。

私はよく「物知りよりも思想家になりなさい」と言っているのですが、人が言わないような話をしないと、若い人には飽きられてしまうでしょう。

思想家になるには、自分の頭で考えて、一つの結論を導き出す、アウトプットができないといけません。そのためには。新聞や本を読むだけでなく、自分の考えを文章にしてみることが大事です。

SNSで自分の考えを発信する方法もあります。脳の老化防止、特に前頭葉の老化予防になりますから、自分の頭で考える習慣をつけることをおすすめします。

 

152P 良いものなら高くても買う

 

 <目次>

はじめに 

第1章 老害という名の同調圧力

第2章 老害を恐れていたら要介護に

第3章 老害と言われても気にしない

第4章 老害になるのは脳の衰え?

第5章 老害を気にせず老後を楽しむ

第6章 老害の壁を打ち破るための養生術

 

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院でもある浴風会病院の精神科を経て、現在、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師、ルネクリニック東京院院長

 

夫婦それぞれがお互いに吐き出す言葉を少し変えて、受け止めるほうの解釈も少し変えて、夫婦で歩み寄るための一冊。

 

夫婦の間の対話の極意は、

「自分の話は結論から言い、相手の話は共感で受ける」

つまり、自分の話は問題解決型で、他人の話は共感型ですすめることだ。

 

 <目次>

はじめに 妻が怖い夫、自己肯定感が低い妻

第1章 「愛があれば乗り越えられる」のウソ

第2章 「話が通じない」の正体

第3章 夫婦の対話道

第4章 男性脳の秘密 男はおしゃべりで命を削っている

第5章 女性脳の秘密 女の「そう言えば」が人類を救っている

第6章 夫の知らない家事の世界

おわりに 夫婦のバイブル

 

1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。1991年に全国の原子力発電所で稼働いた、“世界初”と言われた日本語対話型コンピュータを開発。また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者

茂木さん本は、久しぶりでした。

茂木さんの姿を見ているとわかります。

彼の言う通りやることができれば、やはり脳が若返るものだと思います。

この本のなかから、いくつかこころに響いた箇所を取りあげました。

やれること、やりたいことを実践していきたい。

 

年齢を重ねても若々しい脳の状態を保つことができるためには、

新しいことにチャレンジする。アクティブになる。思考力、記憶力、判断力等脳の重要な働きが衰えない。

 

1 社会や人とつながる

2 常にお金の出入りがある

3 ストレスのない生活習慣

 

はじめての経験、ドキドキわくわくしたり、感動したときに湧き出てくる神経伝達物質。

やる気や幸福感を高めポジティブになる、ドーパミンをたくさん分泌させる。

 

ドーパミンは、自分の実力を全力で出して、やっと超えられるようなハードルを越えたときに一番良質なものが分泌される。

 

124P 経験にお金を使う。

モノを購入するより、旅行やコンサート、美術鑑賞という経験にお金を使うほうが、より多くの幸福が得られる

 

148P 日常生活でストレスを溜め込まないためにすべきこと

 

1 太陽光を浴びる。ストレス解消の脳内物質セロトニンが分泌される。

2 周囲の人に話を聞いてもらう。カタルシス効果。不安、不満、イライラなどネガティブな感情を口に出し脳に安心感が得られる。

3 自分の好きなことをやる。趣味に没頭する、美味しいものを食べる、温泉に出かける等。いろいろな閃きに出合える。

 

174P 朝の3時間は脳が最も動くゴールデンタイム。

朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になる。ランニング、学習、勉強などをする。

 

184P 老いという概念は、心の持ち方やその態度のことだ。

 

214P 残りの人生、今日が一番若い。

脳がワクワクしながら楽しめて活性化するるため、旅行や会食などの楽しい計画は前から決めておく。

脳は未来に楽しみがあると思えば、自然に頑張れるという性質を持っているからだ。

 

 <目次>

はじめに いつまでも健康で若々しい脳を手に入れよう

第1章 何歳になっても活躍できる時代(世界でもっとも年齢を気にするのが日本人、世界は年齢を気にしない方向に舵を切っている ほか)

第2章 アクティブシニアは社会とつながり、仲間が多い(ソーシャルな刺激が脳をいつまでも若々しく保つ、人とのつながりが資産だという感覚を持つことが大事 ほか)

第3章 脳がイキイキするお金の稼ぎ方、使い方(アクティブシニアは何歳になっても稼ぐ!お金の「入り」があると人生に張り合いが出る ほか)

第4章 「脳」の寿命を伸ばす簡単な生活習慣(日常生活でストレスを溜め込んでいませんか?ストレスがセロトニンを減少させ、脳に悪影響を及ぼす ほか)

第5章 若々しい脳を保つための心の持ち方(老いという概念は心の持ち方や態度のこと、3分間のマインドフルネスで感情はコントロールできる ほか)

おわりに 嫌われる勇気を持って本音で生きれば長生きできる

 

1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。脳科学者。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職はソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院客員教授。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究する傍ら、文芸評論、美術評論にも取り組む。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞

元刑事の五百旗頭、先輩清掃人の白井、後輩の秋廣香澄の三人。

彼らが特殊清掃時の裏に見え隠れする諸事情に奮闘し問題を解決に導いていく。

遺族や物件を所有する家主から依頼を受け、一般の清掃業者ではまったく手に負えない、いわゆる特殊な清掃現場に日々立ち会っていくのだった。

 

生まれたときも死ぬときも、人の世話になっている。

日々の生活では自分だけではなく他の人が関わる部分が多くあって社会で責任と役割を分担して生きている。

健康なときは目を背けているが、病気になったときやからだの都合が悪いときにやっと気づく。

人は決して独りでは生きていけないし、一人でも生きていない。

東日本大震災や度重なる災害、新型コロナ禍で、不安と孤独に蝕まれる現代の日本の社会情勢のもと、単身世帯が増えてきていることから、孤独で亡くなる方、いわゆる無縁死が増えていると感じていた。

若くて体が丈夫なときにはあまり考えないかもしれない。

良く死ぬため、いまを良く生きることを。

生まれてきたときは当たり前に普通に祝福されてきた。

死ぬときにたった独りで心残りで淋しくて素直に旅立てないのではないだろうか。

よい人生だと思えるようにして生きていきたい。

友人や仲間、家族などといっしょに、ワクワクドキドキしながら、いまのこのときを楽しく愉しく面白くイキイキとして歩んでいきたいと思った。

 

109P

「特殊清掃ってのは、住まいに染みついた怨念まで拭い取ることだ。坊さんみたいに人を成仏させるのは無理な相談だが、少なくとも部屋を祓うことはできそうじゃないか」

121P

「部屋には住む者の性格と嗜好が現れる。片づけ具合からは精神状態が、ゴミからは生活水準が窺える」

 

128P

「昔の仲間が何を遺したのか、何を言おうとしたのか気になるんだな」

「電気を止められ、熱中症に罹って誰にも連絡ができないまま死んだらしいんです。きっと、誰かに言いたいことがあったと思います」

「それを見つけてどうするつもりだい」

白井は少し考えてから口にした。

「可能な限り故人の思いを尊重したいと……」

「君の言葉で言え」

「あいつの最後の言葉を聞きたいんです」

「分かった」

五百旗頭は短く答えると、にやりと笑う。

 

 <目次>

祈りと呪い

腐蝕と還元

絶望と希望

正の遺産と負の遺産

 

1961年、岐阜県生まれ。2009年、『さよならドビュッシー』で第八回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー

新橋署の生活安全課の天木、大学時代に野球部でしのぎを削った友人で研究者の井口。

取調室内、二人の間の緊張感、彼らの対決に引き込まれる。

いつか再生可能なエネルギーとして、洋上風力発電システムが選ばれるような時代となるだろう。

この最新の技術をなぜ井口が外に流出させなければならなかったのか。

 

天木には、自分の足で摑んだ井口に対する物凄い切り札を持っていた。

だんだんと真相に迫っていく過程や張りつめた空気感が格別によくて一気読み。

読み応えがあります。

とくに終わりの方にそれがあると思う。

 

それは研究者のプライドか悪魔の誘惑か!

新橋署生活安全課の刑事・天木淳は洋上風力発電の最新技術データが、業界トップメーカーから、ライバル社に流出していることを知る。

捜査を始めると、国内どころか海外への技術流出が目前であることが分かった。

内偵捜査を始めると、鍵を握る人物が、大学時代の友人であることがわかった。

卒業して二十年、まったく違う道を歩いていたふたりの運命がいま交錯する。

 

 <目次>

流出

内偵

逃走

逮捕

真相

 

1963年茨城県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年『8年』で第十三回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など、多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている

他の著書に「ラストライン」シリーズ、「警視庁総合支援課」シリーズなど。

 

20代以降に脳の容積が徐々に減少していくが、新しい取り組みなどにより脳が変化して容積が増加するという。

また、年齢を重ねていき高齢になると、記憶や判断力などの認知機能が低下していくという。

 

脳が健康であるために、脳の萎縮や認知症の予防を行う必要がある。

脳に良いこと、悪いことを知ることによって脳を健康にしていきたいのだ。

 

脳に良いこと

マインドフルネス瞑想。ヨガ、太極拳。

質が高い睡眠。

一定の時間(14時間)の断食・ファスティング、糖質制限、カロリー制限。

筋力トレーニング、有酸素運動(ウォーキング等、軽すぎず重すぎず)

ダンスなど複合的な運動。趣味としてのスポーツ。

友だちなど社会的な繋がり。

自然との触れ合い。観葉植物などのインテリアを楽しむ。

脳トレ。教育年齢が高い、勉強、音楽などの学習。ゲームを行う。

 

脳悪いこと

糖尿病や高血圧、肥満等生活習慣病。(高コレステロール血症は該当なし)

高いストレス。(◎自然を感じる、孤独を避けて家族やペットと触れ合う、深呼吸等リラックス)

ビタミン不足。

脱水状態。

ボクサーなどの頭部への衝撃の繰り返し。

PM2.5など大気汚染。

喫煙。

 

学術的な研究結果の裏付けがあるのは嬉しい。

脳に良いことを眺めてみくと、身体にももちろん良いことに繋がることがわかった。

脳に悪いことのなかで、生活習慣病の予防等、軽減できることを心がけていきたい。

 

脳MRI検査を用いた脳の健康(特に脳委縮)に関する研究結果を、一般の方向けにまとめたのが本書です。

認知症の予防に取り組む、歳を重ねても聡明な状態を保つ、他にも脳を健全に発達させるといった幅広い用途にまで役立つ知識を紹介しています。

筆者は認知症予防の第一歩は「脳の健康に関する情報を知ること」だと考えています。

本書を読むこと自体が脳萎縮や認知症の予防へと繋がるように意識して、調査した情報を網羅しました。ぜひご自身の「健康脳」の参考にしてください。

 

 <目次>

はじめに 

序章 脳科学の新常識~脳はどんどん変化する!

第1章 やっぱり脳に悪かった!生活習慣のアレコレ

第2章 ちまたでウワサの食べ物・食べ方の正解・不正解

第3章 運動により脳は変化する!

第4章 脳に良い環境ってどんなところ?

第5章 学習・脳トレで脳を活性化させよう!

第6章 みんなが知りたい脳についての通説のホント

終章 脳MRIが導く認知症予防の未来

おわりに 

 

1982年愛媛県生まれ。産業医科大学医学部卒業。放射線科医、医学博士。産業医科大学若松病院放射線部部長、産業医科大学助教、放射線科医局長、熊本大学および米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校留学を経て、京都大学特定准教授として脳MRI研究に取り組む。これまでに日本医学放射線学会総会のCyPos賞、日本磁気共鳴医学会大会の大会長賞を受賞し、責任著者を担当した論文は日本医学放射線学会雑誌の2020年度最優秀論文、2021年度優秀論文に選出されている。