若いころだけでなく、老いても一生かけて学び続けるのです。
継続して学び続けることで、高みにある大切な正解に気づくことができます。
既に分かっている人、経験している人には、意味がわかってもらえると思います。
ハウツーもののようにすぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなります。
これで終わりと思ったらここで終わりです。
一生学び続けなければいけない。
芸事と同じようにずっと死ぬまで続くものだと思います。
すぐに役に立たないかもしれない毎日の学びの積み重ねは、将来大きな輪の花が開くようにして、人間力を高めることに繋がってくるのです。
本の中に答えがあります。
世の中のほぼすべての悩みが本で解決します。
だれかほかに聞く前に、図書館に行って本を借りて読むのです。
現在過去、古今東西を問わず、人間は同じような悩みやストレスを抱えて生きてきました。
解決するためのヒントは、人に聞く前に、先人たちが書いた名著のなかにあるのです。
たくさんの本を読んだからといって、それ自体が目的ではありません。
読んでどれだけ自分のものにできたかどうかなのです。
多くの気づきが得られた、知らなかったことを知った、中身が濃く自己成長を加速させられた、啓発され行動に移せた、自分の人生を変えたなど、たくさんの本と出会ったならば良本に出会える可能性が増えていくメリットがあります
人生100年時代の生き方を名著・名作から学ぶための本です。
これからの不安を乗り越え、人生の後半戦をどのように生きていくのか。
「エクスプローラー(探検家)」、
「インデペンデント・プロデューサー(自分の職を生み出す人、新しい企業家)」、
「ポートフォリオ・ワーカー(並行的にいくつもの物事をやっていく人)」
の3つの生き方がありました。
3P
本に触れることは、一つにはその人の心を豊かに耕し、精神文化を育みながら、生きる答えを見つけることです。
モノはお金を出せば、たいてい手に入りますが、精神文化は芸術や哲学、思想に触れ続け、自身も模索し続けることをしない限り、手に入れることはできません。
60歳からの人生の正解‐自分が腹の底から納得できる考え方も見つけにくい。
その答え探しを手助けしてくれるのが名著と言われる本の数々です。本には、生涯をかけて考えることを止めなかった古今東西の賢人の叡智が凝縮されています。
136P 人生後半は「新友」との「社交」を大切に
人はどこで誰の世話になるかわかりません。いったい誰の助けを借りるようになるかもわかりませんし、自分の知らないところで、誰かに支えられているということは往々にしてあるのです。ですから、なるべくなら新しい友達を作ったほうがいい。
それを福沢(諭吉)は「新友」という言葉で表しています。10人と出会って偶然の友が一人できるなら、20人に出会えば二人となる。だかあら交友の範囲は広くするに限ると述べています。
「人に交わらんとするにはただ旧友を忘れざるのみならず、兼ねてまた新友を求めざるべからず」
153P 合理的な価値観では測れないのが人生
芸術を生きる糧として選んだのならば、夫はもう別の世界で生きている。したがって、もう帰ってくることはない。
美の崇高を追求する心は、ときに合理的な価値観と矛盾します。
もちろん、人は夢や理想だけで生きられるものではありません。誰もが社会的な通念や一般的な価値観を超え、経済的な合理性を無視して、自分の信ずるところを追求するような、型破りな生き方を選べるわけではありません。そもそも、それが人生の正解であるとも限らないのです。
ただ、そういう人生の選択が60歳になったわたしたちにもあり得るということ、その気概を心の奥に抱きながら暮らしていくことで、これからの人生に何か新しい発見があるかもしれません。
<目次>
はじめに
第1章 60歳からどう生きるべきか
第2章 60歳からの「重荷」を下ろしていく生き方
第3章 60歳からも人は変わり続けられる
第4章 人生を生き切る「情熱」の使い方
第5章 人生後半のお金・性・人間関係の悩み
第6章 人生100年時代の幸福論
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞受賞、2002年新語・流行語大賞トップ10入り、草思社)はシリーズ累計260万部超のベストセラーとなる。テレビ出演多数。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』では総合指導を務める









