自らの才能に気づき、才能を磨き、才能を活かすためのきっかけになれば。
サッカー選手として頂点を極めた中村さんが語る内容から凡人でもなにかきらめきがある大切なヒントがもらえればと手に取りました。サッカーを目指して頑張っている人が読むことができれば、さらに直接的にサッカーの取り組み方や心構えなど重要な視点が得られると思います。
元サッカー日本代表であり18年間川崎フロンターレで活躍した中村憲剛さん。彼の前線に送る華麗なスルーパスはぼくの記憶の中にあります。
挫折には縁がないと思われる彼にも、中学や高校などではもがき苦しんだ数々のエピソードがありました。
120P
ピンチを乗り越えれば、選手としての引き出しがひとつ増える。ピンチは実は成長するチャンスであり、苦しい時にどうあがけるか。この「発想の転換」に気づけるかが、とても重要です。プロサッカー選手やその予備軍に限らず、子どもたちも、中高生も、です。
「好きこそものの上手なれ」
191P できないをできるにする
小さな才能をたくさんかけ合わせて、プロの世界で何とか頑張ることができた僕に、誰かに誇れる才能があるとしたら。サッカーをとことん好きでいられることです。
苦しいことも辛いこともたくさんあるけれども、それも自分が成長する糧だと思えば乗り越えられる。乗り越えて、もっとうまくなろうと思う。サッカーに関することなら、どんなことでも苦にならない。それが、中村憲剛を支えた最も大きな「才能」だった気がします。才能に気づく、磨く、いかすために、「考える力」が必要だと繰り返し書いてきました。
<目次>
はじめに
1 「才能」とは何なのか
2 天才少年はなぜ消える?
3 変わることを恐れるな
4 自分のやり方を探せ
5 ブレイクの理由
6 才能の方程式
おわりに
中村憲剛さん
1980年10月31日、東京都生まれ。東京都立久留米高等学校を卒業後、中央大学に進学。4年時は主将として関東大学サッカーリーグ2部優勝を果たし1部に復帰。2003年、テスト生として参加していた川崎フロンターレに正式加入し、04年にトップ下からボランチへコンバート。この年、J2で優勝し、J1に昇格した。06年、A代表に初選出される。同年、Jリーグベストイレブンにも選出され、以降5年連続を含め、計8回ベストイレブンに選出。10年、南アフリカワールドカップに出場。16年、歴代最年長の36歳でJリーグ年間最優秀選手賞を獲得した。21年に現役引退。国際Aマッチは68試合出場6得点









