青春18きっぷで 日帰り旅
越前市を 訪れてきました
京都から 湖西線経由で
1時間半ほどで JR敦賀駅
その先の JR北陸本線は
今年の春から
北陸新幹線の開通と共に
ハピラインふくい線という
第三セクターに 代わり
残念ながら 青春18きっぷも
使えなくなりました
ただし JRの駅から乗車して
ハピラインふくい線を 経由して
九頭竜線(越美北線)内の駅で
下車する場合に 限り
敦賀〜越前花堂間も
青春18きっぷで 乗車できる
特例措置は 実施されています
私達の 今回の目的地は
武生(たけふ)駅だったので…
ハピラインふくい線の
切符を 買って
(敦賀〜武生 780円)
30分ほどの 乗車です
北陸新幹線 越前たけふ駅とは
車で 15分ほども 離れた場所
………
武生駅近くの 蕎麦屋さんで
越前おろしそば や
たけふ中華そば
ソースカツ丼など
いただいてから 散策スタート
町歩きに 繰り出す前に
駅前の 観光・匠の技案内所で
定額タクシー券を
必要枚数 購入しておくと
指定の乗降場所間での移動が
1回 500円になり お得…と
親切な タクシー運転手さんが
教えてくださったので
早速 これを 1枚 利用して
タクシーで 向かいました
◆ 紫式部公園
(散策自由 資料館入館 無料)
かつて 越前国の中心地として
栄えた 武生の地に
紫式部と越前国府の資料館
紫ゆかりの館が
2021年に オープン
お隣の 公園内を散策
平安時代の庭園を 再現した
日本唯一の 寝殿造庭園は
赤い橋が架かり 四季折々の
花も楽しめる 散策スポット
池のほとりには 釣殿も
建てられて 雰囲気あります
日野山を 見つめて 立つのは
金色に輝く 紫式部像
凛とした姿が 素敵でした
………
午後になり
暑くなってきましたが…
せっかくなので
紫式部公園から
越前 大河ドラマ館のある
武生中央公園へ
ふるさとを偲ぶ散歩道
という 遊歩道を
与謝野晶子や鉄幹の歌碑
燈籠 瓦陶芸などを 見ながら
歩いてみました
近くの田んぼには 早くも
越前米が 実り始めています
1.2km続く 遊歩道の
ちょうど 中間地点にある
石造りの 素敵な建物が…
◆ かこさとし ふるさと絵本館
絵本作家 かこさとしさんの
出身地である 越前市内には
作品に ゆかりのスポットも
いろいろ あります
代表作のキャラクター
だるまちゃん かみなりちゃん
てんぐちゃん などが
エントランスで お出迎え
あそびのへやでは 衣装をつけ
絵本の世界を体験もでき
お子さん達にも 人気です
かこさんは 2018年に
92歳で 亡くなりましたが
あたたかい 想いの詰まった
ほっこりする 場所でした
………
更に 遊歩道を辿ると ゴールの
◆ 武生中央公園
噴水広場の周りには 露店や
キッチンカーも並び 賑やか
温水プールや 文化センター
図書館などの 公共施設も建ち
かこさとしさん監修の
だるまちゃん広場も人気
公園内にある 屋内催事場
しきぶきぶんミュージアムが
光る君へ 越前 大河ドラマ館と
なっています(入館 600円)
紫式部が 越前守となった
父に 同行して
越前国で過ごした時間に
思いを馳せながら…
宇治や大津とは
また違った 角度からの
展示品や 映像を 見て
限定土産なども 購入
………
ここからは…
レトロな 町家の並ぶ
路地歩きを 楽しみながら
駅方向へと 戻ります
河濯(かわそ)川に 架かる
七つの橋では
源氏物語絵巻と 紫式部日記の
一場面が 描かれた
装飾レリーフも 見られます
………
旧北陸道を渡り 路地を少し
入ったところにある 町家が…
◆「ちひろの生まれた家」記念館
(入館 300円)
絵本画家 いわさきちひろさんの
生家だそうです
1974年に 55歳で生涯を閉じ
没後50年を 迎える今年
企画展は いのちを見つめて
本館内の撮影は できませんが
素敵な作品を 多数 拝見
ちひろさんの母 文江さんが
出産後まで この地にいて
単身赴任で 高等女学校の
教師をしていたことから
こちらの商家の離れで
12月の雪の降る日に
彼女は 生まれたとのこと
ちひろさんは 東京出身だと
思っていましたが…
越前市も 縁ある地だったこと
今回 初めて 知りました
………
暑さで 体力の限界を迎え
散策は ここまでにして
帰路に 着きましたが…
大正から昭和の建物が
残された 蔵の辻󠄀
越前国府ゆかりの
総社大神宮や 国分寺
和紙 打刃物 箪笥などの
伝統工芸の数々
まだまだ 見所ありそうな
越前市でした
往復移動時間 約6時間
現地滞在時間 約4時間30分
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