先月は 藤原氏と
ゆかりの深い町 宇治市の
光る君へ 大河ドラマ展へ
出かけてきましたが…
今月は 紫式部 ゆかりの地
大津市を 訪ねてみました
………
JR琵琶湖線で 石山駅へ
京阪石山駅から 石山坂本線に
二駅 乗れば 石山寺駅に 到着
小さな 可愛らしい 終着駅から
真直ぐに 広い遊歩道が 続きます
沿道には 見どころも 色々あるので
楽しく 歩いているうちに
800m 10分ほどで
東大門前に 着きました
◆ 石山寺
(入山 600円 P1回600円)
聖武天皇の勅願で
開基したという 歴史ある寺
現在は 東寺真言宗の寺院で
西国第13番札所です
5月の参道は 美しい
青もみじの トンネル
拾翠園には 紫式部関連グッズの
物産館も オープン
その隣には 湖水から 出てきた
秘仏 大黒天も 祀られます
ここまでは 誰でも
自由に 散策できるのも 嬉しい
ここから 左手へ 向かうと
舞台のような造りの 本堂
御本尊の観音様は
勅封と なっているそうです
内陣は 平安時代のものですが
外陣は 淀殿が 整えました
(内陣拝観 別途500円)
紫式部が 月を 眺めて
源氏物語を 執筆したという
堂内の 源氏の間も
今年は 注目のフォトスポット
舞台の上から見る 鮮やかな新緑が
絵のように 美しく 癒されます
安産の腰掛石のある
高床式の経堂を 経由して
奇岩の上に 鎌倉時代から建つ
日本最古の 多宝塔(国宝)へ
その奥には 月見亭
ここから 見下ろす 瀬田川も
四季折々の 素敵な眺め
その先の 光堂では 現在
あお若葉(もみじ)の競演
初夏の特別拝観中で
初公開の 阿弥陀如来坐像や
浄土曼荼羅のタペストリーなど
拝見することが できます
その下の 遊歩道の木陰には
青もみじの下で 源氏物語を
執筆中の 紫式部像
大河ドラマで 主役の今年は
いつもより 生き生きして
見えるような…
更に 遊歩道を 下ると 無憂園
その奥には 八大龍王社
咲き残りの 藤の花が香ります
青もみじと 滝のコラボも
清々しい 自然豊かな 庭園には
六角屋根の 大きな 東屋もあり
気持ちの良い 休憩スポット
この先へ 順路を 進むと…
ちょうど 本堂の 真下辺りに
差しかかります
境内を 見守るように 立つ
天狗杉
そして 天智天皇の時代の
石切り場跡も 見られました
………
丸々と 太った 鯉たちが 泳ぐ
くぐり岩の前まで 戻ってきて
明王院にて 開催されている
◆ びわ湖大津 大河ドラマ館
(入館 600円)
宇治市や越前市の 大河ドラマ館の
半券で 相互割引も 使えますが
私達は 石山寺入山との
セット券(1000円)で 入館
先日 放送された まひろが
石山寺に 詣でた シーンは
とても 印象的でしたが…
その撮影で 使われた
小道具なども 展示
お隣の 世尊院では
恋するもののあはれ展
色選びや 香りのコーナーで
平安時代の貴族文化を 体感
源氏物語の世界を
分かりやすく 現代風に解説した
展示も されていました
今回のランチは 門前の
駐車場近くの 洗心寮にて
瀬田川を眺める 気持ちの良い席で
しじみ飯など いただきました
京阪バスに乗り 石山駅まで
このルートなら 京阪の駅までの
800mを 歩かなくても 済むので
歩くのが 苦手な方には
交通費は 少しだけ 高くなりますが
石山駅からの このバスルートが
オススメですね
境内の新緑は 目に優しくて
気持ちの良い散策が できました
12年前の初夏と
10年前の桜の頃にも
訪れたことのある 石山寺
境内には 季節ごとの風景が
楽しめる 見所も 多く
目の前の 乗船場からは
瀬田川クルーズも できて
何度訪れても 素敵な 寺院です
………
今年は 紫式部ゆかりの地として
注目を 集めている 大津市
三井寺や 大津市歴史博物館でも
紫式部関連の展示を
されているので
お時間のある方は
併せて 巡ってみても
良いかもしれませんね
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