紫野から晴明神社へ | 整えて暮らそう♪

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お部屋と心を整えながらシンプルに暮らすことがライフワーク♡
関西と関東を行ったり来たりしながらプチ旅や季節の花を楽しむ日々です


船岡山の東側に 広がるのは

 

紫式部が 生まれた

紫野と呼ばれる 地域

 

堀川北大路を 少し

下がったところには…

 

紫式部墓所

 

今は 島津製作所の敷地の

一部と なっているようですが

 

平安時代 ここは 紫式部が 

生まれたとされる


雲林院の境内だったそうで

 

現在は 大徳寺の境外塔頭となり

きれいに 整えられています


墓石の後ろに こんもりとした

塚がある形です



何故か 隣に眠るのは 

紫式部を 助けたとされる 

 

小野篁(おののたかむら)

 

平安時代前期の役人であり

学者で 歌人でもあり

 

閻魔大王の裁判の手伝いを

したと言われている人ですね


諸説あるようですが…


紫式部とは どのような関係が

あったのか 興味深いです



墓所の入口に 植えられた

ムラサキシキブの花が

 

ちょうど 咲き始めていて

雰囲気ありました


………


赤穂浪士の遺髪塔跡や

興聖寺などを 通り



堀川今出川まで 下ってゆくと…

 

西陣織会館

(入館無料)

 

京都の伝統工芸

西陣織の歴史なども 学べ

 

西陣織の製品も 購入できます

 

実演を見たり 制作体験も

楽しめる観光スポット(要予約)



3階の 西陣織史料室では 現在


西陣織で彩る平安絵巻と 題した

所蔵品展が 行われていて

(入場無料)


大河ドラマにも登場する

十二単や狩衣などの


美しい装束が 見られました


お時間があれば 十二単の

着付体験も できるようですよ


………

 

そのすぐ近くに あるのが

 

晴明神社

(参拝自由)

 

安倍晴明公を祀った

魔除け 厄除けの神社です


晴明井の水は 千利休

生涯最期のお茶を点てたという


洛中の名水のひとつで


流水口は その年の 恵方に

向けられています



今年は 大河ドラマでも

 

ユースケ・サンタマリアさんが

演じている 安倍晴明

 

平安時代に 想いを馳せることが 

できる場所の ひとつとして


例年以上に 人気の

観光スポットのようですね


平成7年まで 使われていた 

旧一条戻橋の欄干は


縮小された橋の形となり

参道に 遺されています



ここを通った 死者が

蘇ったとされる伝説もあり


あの世から この世に

戻れる橋で 戻橋なのですね

 

晴明が この橋の下に 式神を 

飼っていたとも 言われます


実際に 現在の 戻橋のある

一条通りまで 歩いてみると


車も 行き交う道となっていて

恐ろし気な 雰囲気は 全くなく


堀川沿いの公園では 紫陽花が 

美しく 咲いていました



第二次世界大戦の際には


出征する方が 無事に

帰れるようにと 橋を通ったり…


火葬場へ向かう 霊柩車は 

橋を通らぬように 走ったり…


嫁入りの時には 

出戻る事がないようにと


橋を通らぬようにしたり…


時代に 合わせて

その伝説は 形を変えながら


地域の人々の生活の中に

生き続けているようです


………


更に 路地歩きを 楽しみつつ…

 

地下鉄烏丸線 今出川駅まで 

歩いて この日の 散策は 終了〜

 

蒸し暑い 京都の夏が 

もう 始まっています!


これからは 少しずつ 

身体を 慣らしながら


無理なく 季節を

感じていきたいと 思います




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