一週間以上経ってしまいましたが

DEAD POP FESTiVAL 2024ありがとうございました!

 

#DPF24 を終えて、打ち上げから昼ごろ帰宅 → 数時間後に福岡へ

翌日にはTRIPLE AXEのTHE LAST TOUR初日、という鬼のスケジュール

結果39度の熱を出してダウンしちゃいました

 

 

 

今回のblogでは、運営面についてのあれこれは書きません

お客さんからの声は常に議題に上がっています

 

また一年かけて、改善していきます。

 

 

ひとまず、2日間を振り返らせてもらいますね

 

 

 

 

 

昨年は「コロナ禍の終焉」からのというテーマに基づき

"ライブハウスバンド祭り" でモッシュ・ダイブについて信頼できる仲間たちと共に

通常運転への回帰、いや解帰を果たしたDEAD POP

 

からの今年は、改めて「壁を壊す」という

このイベントの理念を示すメンツが集まってくれました。

ジャンル、国籍、そんな壁は優に超えて

2010年から続くDEAD POPのマインドが、来場者のみんなにはハッキリ伝わったのではないでしょうか?

 

毎年梅雨真っ只中のDPFではありますが、主催者の行いが良いからか

ここ数年ほとんどなかった雨にも久しぶりに振られてしまいましたがなんとか、もってくれましたね。

 

 

 

 

 

6.29 (土) DEAD POP FESTiVAL 2024 Day 1

 

・Prompts

先だって行われたChaosステージOA権をかけたオーディションライブでの勝者。

 

元々日本で結成されていたバンドに、韓国人であるPちゃんことPK (Vo)、そしてPIGURI (Ba)が加入し活動を本格化させた、日韓融合バンドである。

 

オーディションライブでの結果は得票数2位。

普通ならオーディション勝利の結果発表を受け喜ぶところを、

めちゃくちゃローテンションで「悔しいです。」とつぶやいたPちゃんが印象的だった。

 

Promptsは他のオーディション参加者と比べると経歴的には頭ひとつ抜けているというか、先のcoldrain “FDXV+ TOUR” にもオーディションを経てOA出演していたり、海外ツアー経験もあったりと、

「当然一位通過でしょ」というプレッシャーと戦っていたんだと思う。

 

このタイミングで一位を、Day 2に出演することとなったThe Cards I Playに持って行かれたことは、彼らにとって大きな財産になったはずだ。

 

隣国とはいえ韓国人も、日本にいたら外国人である。

ビザの問題だったり、言葉の壁など(特にPちゃんなんかはネイティブレベルだけど)色々なモノを抱えながら、1日も早く結果を出さなきゃいけないというのは、俺たちの想像では到底足りないレベルの葛藤があるんだと思う。

 

オーディション、DPF24当日のライブともにその気迫が滲み出ていたし、OAのライブとしては過去一の盛り上がりだった。

 

これからどんな成長を遂げるのか、楽しみだ。

 

 

                                                      

 

 

・Dizzy Sunfist

PUNK ROCKかぁちゃん。

 

あやぺたといえば、Chaosステージを

チャオス!(Chaos)チャオス!(Chaos)

と言うなどの謎語録が特徴だと思ってたけど

 

なんか、貫禄でてきたなぁって。

 

だからって元来の焦ってる感というか、テンパってる面白さ、みたいなものは失われてないし(褒めてる)

 

ちゃんと

「アーユーアンダースタン?」

ってパンチラインも残していったし(英会話猛勉強中らしい)

 

前回出てもらったから、すごくいいバランス感で、成熟してきたな、と感じた。

特にあやぺたの歌が素晴らしかったと思う。

 

彼女は元々 "歌える" 人だけど、ちょっと前まではライブの勢いや熱量を伝えるという方に引っ張られすぎて、歌のクオリティが下がってしまうことが多かった。何年か前に打ち上げで「もっとちゃんと歌を歌って欲しい」と話したことをいまだに根に持っているらしい(こわい)

 

そのおかげかどうかしらないが、確実に歌のクオリティと、熱量のバランス感覚を磨き上げてきた。

 

DPFのような、こうしたアーティスト主催フェスというのは、普段の活動の疲れとか、そういうのは関係ない。

みんながみんな、全力で1年間どんな活動をしてきたかが如実に現れる「答え合わせ」の場だ。

 

久しぶりの登場で、しっかりと成長を見せてくれたDizzy Sunfist。ありがとう!

 

 

                                                      

 

 

 

 

・SHANK

バンド仲間の中でも、俺にとって「親友」と言えるのはマサト、猪狩、そして去年末までSHANKのDrだったゆうきの4人だと思う。

プライベートでも飲みにいく率でいったらゆうきが一番だ。

 

そんなゆうきがバンドから脱退すると聞いたのは

当時 "彼らの中で"「ゆうきのラストライブ」としていた主催フェスBLAZE UP NAGASAKI 2023のまさに直前、SiMのツアー岡山、山口公演の対バンのときだった。

 

いきなりゆうきから電話がきて、あと3回対バンしたら終わり。と告げられ

「いやいやいやいや(笑)」

って。居ても立っても居られなくなり、山口のオフで2人で飯食いに行って、事情を聞いて。

 

これはしょうへい、ひょうたとも話さないとなってことでBLAZE UPの翌日、長崎にもう一泊してみんなで集まることにした。俺と同じ気持ちだったロットンNOBUYAさん、猪狩も一緒に。

 

双方の言い分を聞いていくと、なんだか、仕方ないというか。SHANKにとっても、ゆうきにとっても、寂しくはあるし悲しいが、これが最善の選択なのかもな。と納得せざるを得なかった。

 

ただ、すでに終了したBLAZE UPが実は彼にとってのラストライブで、このまま「脱退しました」って事後報告で終わらせることだけはやめてくれ、ということだけはお願いし、俺は観に行けなかったけど、結果的に彼らは年末に地元長崎のライブハウスでゆうきのラストライブを行ってくれた。

 

ゆうきはゆうきらしく、地元長崎で飲み屋を開いたので気になる人は行ってみてください。

 

で、新しいDrのなおきとは、SiMでは彼が3style時代にツアーに行ったりしているから実力も知っていて、心配はなかった。

だから、新編成でのライブは観たこともないうちにDPF24へのオファーをした。

 

俺はゆうきのドラミングの「ムラ」「ゆらぎ」がSHANKの味だと感じていたし、そこが好きだったけど、

なおきの「タイトさ」「パワー」が光る、違うタイプのドラムも、素晴らしい。

 

ちょうどSiMも、「ゆらぎ」タイプの初代ドラマーから、「タイトさ」系のGODRiへとメンバーチェンジをしたことが大きなポイントだった。SHANKもSiMと同じく20周年を迎えているが、このタイミングでなおきのようなドラマーが加入したことは、SHANKにとって大きな変化だと思う。

 

でも、きっとうまくいく。

 

うまくいってる。

 

そんなライブを見せてくれた。

 

 

                                                      

 

 

・Saucy Dog

慎ちゃんこと石原慎也が、事前アンケートの「SiM以外で気になるアーティストは?」という質問に対し

返答欄が「なし」となっていたことでTwitter (X)が荒れた今回のDPF24

 

日本人カルシウムとろうぜ!!!!!

 

本人曰く「選びきれず空欄で出してしまったんですが…「なし」になってましたあああああそんなわけ無いです」とのことでした。

https://deadpopfest.com/comment/

 

ちなみに、事の発端となったツイートをしたと思われる方から、とても丁寧な謝罪のDMをいただきました。

ちゃんと謝ってくれてありがとうね。俺も慎ちゃんも気にしてないので安心してね。

 

 

で、肝心のライブですが

めちゃくちゃよかったです。あんなに歌えたら、ヴォーカリストとして楽しいだろうなぁ〜

「ハァ、、、好んきっ❤️」って感じでした。

 

 

慎ちゃんも言葉を選んで対応してくれてましたがモッシュ、ダイブに関してまた終わったあとTwitterでモメてましたね。

 

 

日本人カルシウムとろうぜ!!!!!

 

 

去年のDPFで、俺、言ったと思います。

「ダイブやモッシュが戻ってきたら、必ずモメるタイミングがやってくる」と。

 

「野外フェス」「夏フェス」というキャッチーなワードが一人歩きをはじめたとき

ライブというもの自体に慣れていない層も来やすくなったとき

他ジャンルとの対バンをあまりしないバンドのファンが、フェスで急激に異文化に触れたとき

必ずモメます。これはもう人類の歴史。

 

そこでどれだけ冷静に、広い視野で受け止められるかで進化していかないと。

 

また、俺たちのカルチャーを知らない人を突っぱねるんじゃなくて、教えてあげて欲しい

「あの人たちのライブの楽しみ方、かっこいいな」と思ってもらえるようなファンでいて欲しい

そういうことも話してきたはずです。

 

カルシウムとってください。

 

よろしくお願いします。

 

サウシーの話全然してないやんけ!

 

                                                      

 

 

 

 

・GUMX

韓国のハイスタ。

 

ヨンウォンことYONGWON (Vo & Gt)、というかGUMXには、バンドを初めてCD出してツアーまでやったタイミングで徴兵によりバンド活動休止、その後メンバー脱退、からCAFFEINE BOMBモッピーの熱い説得により復活、近年ついに日本人メンバー二人を迎え本格始動、という歴史がある。

 

ヨンウォンの日本語は上手だけど、ペラペラってわけでもない。

だからステージ上で多くは語らなかったが、本当に嬉しそうに、楽しそうにライブをしている姿はみんなにも印象的だったんじゃないだろうか。

 

バンドをできる喜び。オーディエンスがライブに来てくれる喜び。

俺たちにとって「当たり前」(と思ってはいけないのだが)にそこにあるライブも、

彼にとっては心からの感謝と、喜びが詰まったかけがえのないものなんだと思う。

 

母国はロックというジャンルがほとんど浸透していない韓国。

 

先日GUMX主催のLOUD BRIDGE FESTIVALに呼んでもらい12年ぶりに韓国でライブをしたが、お客さんの数的にはまだまだ発展途上という印象だった。

 

その分集まってくれたお客さんたちは、全員熱い熱いロック魂を持っていたけど。

 

オーディエンスの絶対数が少ない分、バンドも韓国には行きずらいし、バンドが来ないから、韓国のロックファンはわざわざライブを観に日本まで来たりしている。だから、バンドもなかなか韓国に行かない。という悪循環。

それを本気で変えようとしているのが、ヨンウォンだ。

 

9.28 & 9.29に、

LOVE CHIPS FESTIVAL 2024

というフェスが韓国の仁川であるそうなので、チェックしてみてください。

 

 

 

 

                                                      

 

 

 

 

・HEY-SMITH

今年もありがとう。

 

言葉はいらないよな!

 

 

 

 

                                                      

 

 

 

・bacho

本当は去年の "ライブハウスバンド祭り" DPF23に出演してもらいたかったが、

スケジュールが合わず断念。今年、絶対に出てもらいたかったバンドのひとつだ。

 

GODRiの先輩にあたるbachoは、SiMなんかとは全く違う音楽性だし、

俺が人生で聴いてきた音楽の傾向とも全然違う。

 

それでも、聴くたびに自分の中の何かをキューっと、掴まれる感覚がある

 

日本人だからこその、侘び寂びなのか。

 

4-5月に行ったアメリカツアーの会場BGMを作る際、

90年代後半〜00年代初頭の洋楽中心のプレイリストの中に、DPF24出演予定のメンツの楽曲も忍ばせておいた。

 

当然、bachoの「最高新記憶」も。

 

アメリカ人でいっぱいになった、

アメリカ中のライブハウスで、

bachoが鳴り響く光景は

我ながら痛快だった。

 

きんやさんが「俺らの新しいアルバム、ちょっとヤバい。伝説になるかもしれん」

と言っていた。

 

聞くところによると、前回のアルバムを出す前も、そう言っていたらしい。笑

 

めちゃくちゃ楽しみにしてます。

 

                                                      

 

 

 

 

・HYDE

SHOW-HATEとGODRiのラルク愛、には到底敵わないけど

当然俺だって世代だし、日本人ならラルクはDNAに刻まれているわけで

 

HYDEさんがSiMや俺のことを知っているってのは未だにソワソワするというか

 

そんな中でHYDEさんが使ったチート行為

「半分ラルクでHONEY」

 

それはずるいって。。。。

 

kenさんが出てくるって、SiMメンバーは全く知らされてなかったんです。

 

でも・・・

 

HEY-SMITHのゆうじが、あいつ本当に純粋で、純心だからさ

 

本番前、SHOW-HATEに「さっきラルクのkenさんおったんやけど!」って言ってきたらしい

 

そんなネタバレの仕方ある!?笑

 

まぁでも、SHOW-HATEも半信半疑だったみたいで本当にkenさん出てきてくれてガチで舞い上がってました。

 

 

 

HYDEさんは、楽曲的にも明らかに俺たちラウドシーンとの相性がいい。

数年前からかなり積極的にこちらのフェスに出たり、バンドたちと絡んでくれているので、これからみんながHYDEさんのライブを観る機会もどんどん増えてくると思う。

 

ライブハウスを主戦場としているバンドがHYDEさんクラスのアーティストのライブプロダクションを観れる、また同じ土俵で勝負できるというのはシーンにとってものすごく貴重なことです。

ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

 

 

 

                                                      

 

 

 

 

・ALI

SiMはもともと湘南で結成された少し後、

下積み時代は横浜があまり肌に合わず、渋谷CYCLONEを中心に活動していた。

DEAD POPの前身とも言える自主企画イベントをやっていたのもCYCLONEだったし、

未だに出会う若いバンド、たとえばChaosステージオーディションに応募してくれるバンドにCYCLONEを主戦場にするバンドが多いのはあの時代があったから、と言って差し支えないはずだ。

 

で、俺がまだハタチそこらでCYCLONEで毎月ライブをしていた頃。

ライブハウススタッフからも、お客さんからも、毎回必ず比較されるバンドがいた。

 

「SiMもだけど、●●も最近やばいよ!」

「●●と対バンして欲しいな〜!」

 

その●●のVoは俺と同い年だと聞いていたし、「渋谷CYCLONEで一番を取りたい!」と思っていた俺からすると「絶対倒したい相手」ではあるが、当時は相当天邪鬼な性格だったため、逆に「興味ないっすね〜」と目を泳がせながら流していた(超シャバい)

 

そうこうしているうちに、俺らはツアーで全国を回り続ける生活に変わり、渋谷CYCLONEでのライブも少なくなっていって、とうとうそのバンドとの出会いはないまま、今に至っている。

 

で、ALIとの出会いは、2022年末。

 

HEY-SMITH & 東京スカパラダイスオーケストラ主催の "SKAramble Japan" での対バンだった。

めちゃくちゃかっこよかった。若い世代にとっては聞きずらい渋いソウルミュージックを劇的にモダンに落とし込んでいて、「なんだこいつら!?」という感じ。

 

その日の打ち上げでVoのLEOくんの口から、思いがけない名前を聞くことになる。

 

「俺、The John's Guerrillaってバンドやっててさ」

 

そう、15年ほど前にCYCLONEでいつも必ず比較されていた、●●とはこのThe John's Guerrillaである。

 

彼こそが、出会わないまま終わったかと思っていた "同い年のVo" だったのだ。

彼らも、SiMと比較され同じように意識してくれていた時期があったとか。

 

ここで、出会うかぁ!!!

 

どこかで必ず出会う運命だったんだろうなぁ〜

バンドって面白い。

 

というわけで、ALIは今年のDEAD POPに欠かせないピースだった。

 

MCで言っていたルッフィの件は、別に気にしてないですw

 

                                                      

 

 

 

・LiSA

LiSAちゃんのDPFへの出演は、自他ともに待望、だったと思う。

 

前回DPF17でのライブは、LiSAちゃん単独公演ではなかなか起こらないモッシュやダイブ、本人たっての希望で起こしたWODなども相まって伝説レベルのインパクトだったよね。

ロック界隈のLiSAちゃんファンは、"あのライブ" を今か今かと渇望していたはず。

 

満を持しての今回は、あの頃のギラギラしたLiSAを経て、母になった強さや、「紅蓮華」や「炎」のメガヒット、レコ大受賞など名実ともに頂点を見てきたからこその深み、貫禄が尋常じゃないほど、ドバドバ溢れ出していた。

 

彼女は俺の知る誰よりも暗く、辛い時間を過ごしてきた人だ。

 

それでも、会えば常に暖かく、人懐こく、彼女がいるエリアは太陽が射したようにぱぁっと明るくなる。

 

どれだけの覚悟があれば、こういう風に生きられるのだろう?

 

自分がちっぽけに感じるほど、LiSAという人間はデカく、強く、深い。

 

そんな彼女が、いまだに俺を先輩・兄貴分として慕ってくれて

こうしてDPFに帰ってきてくれるというのは、俺にとって財産、宝でしかない。

 

 

 

ところで

 

 

みなさんはLiSAのすっぴん見たことありますか?

 

俺はいつも、「あの・・・目がゴマの・・・あれやん!」って思うんだよね

 

それもまたかわいいんだけどさ

 

画像みつけました。

 

まさにこれ↓

 

引用元:https://gokkoland.com/articles/475

 

 

メイクってすごいなぁって思います。

 

 

                                                      

 

 

・Fame on Fire

 

先日行った、北米ヘッドラインツアーで全公演サポートをしてくれた、アメリカはサウスフロリダのバンド。

 

こうしてアメリカのバンドを呼ぶことができたのも、DPF24の大きな進化のひとつだ。

彼らとは元々知り合いだったわけではなく、海外マネジメントから提案されたサポートアクトだった。

だけど音源や動画を聴けば聴くほどかっこよく、対バンを楽しみにしていたのだが、ちょうどSiMがヨーロッパツアーから帰国する2月末〜3月頭あたりに、VoのBryanが日本に旅行に来ていて、せっかくだからと一緒に飯を食いに行って。

 

彼は日本のアニメが大好きで、どうしても旅行に来たかったんだ、と言っていた。

 

「日本でライブしたことあるの?」

 

「アメリカ以外ではまだないよ」

 

「DEAD POP、出てみる?」

 

「OK!」

 

という流れで、ノリで決まったDPF出演だった。

 

その後実際の北米ツアーで1ヶ月以上彼らと共に生活し、いろんなことを話し、遊びにもいき、彼らが出演しないフェスにもSiMを応援に来てくれたりと、今では完全にブラザーだ。

 

一緒にツアーをする中で、聞かれたのが「MCについて」だった。

世界的に見ても、日本のバンドはMCが長い。(笑)

 

これは俺にも責任の一端があると思う。京都大作戦のMCが伝説となり語り草になったことや、普段のライブでもMCがSiMの重要な要素になっていること。それが伝播して、平均的に国内バンドのMCが長くなったと言っても過言ではないはずだ。

まぁ、俺はBRAHMANのTOSHI-LOWさんのMCに影響受けてはじめたので、一番悪いのはTOSHI-LOWさんなんだけど。

 

海外のバンドは、それこそ絵に描いたようなMCばっかりで

「今日は来てくれてありがとう!ここに来られて嬉しいよ!次の曲は●●、一緒に歌ってくれ!」

くらいしかしゃべらない。

 

SiMは、というか俺は、海外でも日本のMAHの性格のまま、英語に変換してMCをしているのでアメリカ人のBryanからしたら新鮮だったんだろう。

 

「日本でのライブでは、何をしゃべったらいいかな?」

 

とがんばって考えていた。

 

DPF当日も真っ先に

「MAH、これであってる?」

と練習の成果を聞かせてきたのが「スワレ」「カカッテコイ(これは俺が教えた)などの煽り言葉だった(かわいい)

 

ライブでは実際にそういう言葉をうまく使って、初の海外ライブとは思えないくらい堂々としていたし、外国人特有のパワフルなのに繊細な演奏は、普段国内バンドばかりを観ているお客さんにとっては新たな感覚だったと思う。

 

ありがとう!

 

俺がライブで飛び入り参加した曲「Chains」は、そのうちリリースされる気がするとかしないとか

 

                                                      

 

 

 

・THE ORAL CIGARETTES

北米ツアーから帰ってきたときも、真っ先に連絡をくれて「おかえり会」を開いてくれたのは拓也だった。

 

かわいい弟分である。

 

でも、それはプライベートの話。

 

ライブとなったらお互い負ける気はないし毎回バチバチの対バンができる。幸せだ。

 

 

 

CAVEステージの並びが、LiSA → オーラル → SiMとなったのは当然意図があった。

 

 

 

コロナ禍に入る直前、最後の「通常ライブ」が、2020.2.23 福岡国際センターでの THE EYEWALL NiGHT で、この3組での対バンだったからだ。

 

打ち上げで、

「SiMにもなんか良いタイアップとかあったらいいのに」

「作詞ってどこからする?」(俺以外の2人は必ずサビから作ると言っていた。)

みたいなことをLiSA、拓也と話したのを覚えている。

 

その後、めちゃくちゃ大切なタイアップだし俺もサビから歌詞を書いてみよう!

と趣向を変えた結果生まれたのが「The Rumbling」だった。

 

あの時の打ち上げがなかったら、きっと違う曲になっていたと思う。ゾッとする。

 

で、その翌日からライブが全てキャンセルされ、アーティストたちは明日の見えない長い暗黒期を過ごすことになる。

 

だから、コロナが終幕したいま、どうしてもこの並びでもう一度ライブがしたかった。

DPF23での "ライブハウスバンド祭り" とはまた違う、やっておかなきゃいけないことのひとつだった。

 

そうした思いを吹き飛ばすかのような、圧倒的なライブで応えてくれたオーラル。

いつもありがとう。DPFには欠かせない存在になってまいりました。

 

パラデジャがんばらないとな〜〜〜

 

どうしよっかな〜

 

 

                                                      

 

 

・Paledusk

Paleduskとの歩みは、少し複雑だ。

 

そもそも彼らを最初にフックアップしたのはHEY-SMITHやcoldrainで、同時期にSiMはPraiseに注目していたので、SiMとPaleduskの対バンはなかった。

 

BLARE FEST. 2020で初遭遇を果たした際、「MAHさんに憧れてたんです」とKaitoは言ってくれた。

 

翌年、ちょうどPaleduskが頭角を表したころ、koubou騒動ーめちゃくちゃ簡単に説明すると、2021年7月にPaledusk主催のイベント「koubou」にて当時タブーだったモッシュが発生し、ホルモンのナヲちゃんや現KNOSISのRyoなどのツイートで爆散された事件。があった。そのちょうど3-4日後のTRIPLAE AXEのライブで俺が厳しく言及したため、Kaitoと俺は一時絶縁状態に。

 

この一件に関してはPaleduskやKaitoの視点からしか見えない物事・葛藤があったんだろうし、俺にかけて欲しい言葉もきっと違ったんだと思う。それでも俺は突き放すことを選んだ。俺も俺で、守らなければいけないモノがあったからだ。

 

一年ほど経ったあと、TRIANGLE'22でPaleduskと対バン。

 

打ち上げでKaitoとお互いが思った、感じたことを全部話して、和解した。

 

そんなこともあって、

今回がDPF初出演のPaleduskだけど、トリ前が彼らに相応しい舞台だった。

(去年も声はかけていたけど海外ツアーで断念)

 

彼らのステージでKaitoが言った通り、和解後は二人で飯も行ったし、何度も一緒に飲んで、いろんな話しをしてきた。

 

あいつは俺にはないガッツ?ギラつき?行動力があるし、

俺なんかより何倍も感度の高いアンテナを常に張ってる。

 

いつか一緒に海外ツアーできたら最高だと思うし、

刺激を受ける部分がたくさんあるし、

先輩として超えられない壁であり続けたいと思える。

 

ありがとう。

 

 

 

                                                      

 

 

・SiM

1. UNDER THE TREE

2. DO THE DANCE

3. Faster Than The Clock

4. Blah Blah Blah

5. Set me free

6. BBT

7. Devil In Your Heart

8. The Rumbling

9. KiLLiNG ME

En1. f.a.i.t.h feat. Kaito from Paledusk

 

 

公式ライブレポ

 

 

非常に残念だったのが、Day 1終盤にペットボトルが投げられ、

中身入りのボトルが当たったセキュリティがケガをしてしまったこと。

また、スピーカーにも直撃したりマナーが悪いお客さんがいたようです。

 

親の顔が見てみたい、とはこのことです。

 

やめてください。

 

普通だったら俺が出ていって注意するんだけど、

この日のSiMは、1曲目に「UNDER THE TREE」を予定していたためそういう雰囲気ではなく

猪狩にお願いしてステージから注意をしてもらいました。本当にありがとう。

信頼できる仲間に支えてもらい今があるな、と改めて感謝。

 

 

その他は最狂でした。

 

めちゃくちゃ楽しかった!

 

 

以上!

 

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