暖かい日が続いていますが、今日は冬に逆戻り。
朝から霙交じりの雨が降っていたのが、それが午後には雪に変わっていました。
東京では雨だというのに…。
気がつくと二月も終わり。
明日からは三月。
これから、春ですね
二月の誕生石。
皆さんはご存知でだと思いますが、唯一世界共通の誕生石、アメジストです。
紫水晶ですね
アメシストはヨーロッパで古くから酒酔いを防ぐ石を思われていました。
ローマ神話にこんな伝説があります。
酒の神バッカスはある時いやなことがあり、気晴らしに家来の虎を連れて散歩にでかけました。
彼は最初に出会ったものがいたら、この連れている虎に殺させようと思いました。
意外とバッカスって悪いヤツですね…。
運悪く一番最初に遭遇したのは、月の女神ダイアナの神殿に参詣に行く途中のアメシストと呼ばれる若く美しい乙女のニンフ(精霊)でした。
バッカスはアメシストを見つけると、すぐ連れている虎をけしかけたのです。
今にも虎に食べられそうになっていたアメシストを見た女神ダイアナは、彼女を救うために石に変えてしまいました。
バッカスは石になってしまったアメシストを見て、とても後悔しました。
彼は石になったアメシストに葡萄酒をかけて、美しい紫色の石に変えたのです。
そして、彼は「この石を身につけているものは、酒の酔いから守られるだろう」と言いました。
こうした伝説から、アメジストは「酒酔いを防ぐ石」となったのです。
アメシスト(amethyst)という名前も、ギリシア語で「酒に酔わない」という意味があります。
古代ギリシア人はアメシストをアメテュストス(amethustos)と呼びましたが、これは「酒に酔う(methus)」に否定の接頭辞aをつけたものでした。
古代ギリシア・ローマでは言葉になる程、アメシストを身につけると酒に酔わないと信じられていたのですね
さて、酒に酔わないという特性は情熱的な熱狂や邪悪な考えを抑制する力に通じるため、精神の平静を保ち、知性の働きを高め、職業上の洞察力を高める作用があるとされています。
職業としては、兵士、猟師、船乗り、ビジネスマン、法律家、医療関係者。
古代ローマでは悪口や蝗の害、魔力、そして、毒、疫病を防ぐと考えられていました。
エジプトはナイル川上流に住む部族の雨師(うし)たちが、雨を降らせるための「雨石」としてアメシストを利用したと言われています。
恋人たちの守護聖人である聖ヴァレンタインは、アメシストを「愛の石」と考え恋人たちに身につけるように勧めたという話です。
また、アメジストは泥棒避けにもなると思われたそうですよ。
ヨーロッパでは長い間身につけても服用しても、歯痛、頭痛、通風に効くと思われていました。
これが医療関係者に関係しているところなのでしょうね。
中世のヨーロッパではその紫の色から謙遜の石と言われ、キリストの司教たちがアメシストの指輪を身につける習慣があったために「司教の石」とも言われました。
彼らがアメシストを好んで身につけたのは、この石が愛、真実、情熱、受難、希望を表すとされていたからです。
さらにイエス・キリストの11番目の使徒だった聖マタイの石と呼ばれました。
現在ではアメシストは精神的なヒーリング・ストーンの代表です。
疲れた心や悩みに関してはほとんど解決する力があると信じられていて、ネガティブな心の状態をポジティブな状態に変えるのに役立つをされています。
嫌なことが続いて感情が激しく波立っている時、その波を沈め穏やかな気持ちに戻してくれると言う、そんなパーフェクト・ストーンなアメシスト。
確かにあの紫色の輝きを見つめていると、心穏やかになるような気がします。
私もアメシストの指輪を身につけたりします。
その色を見るだけで、石からパワーをもらっている気がしてくるのです。
まぁ、あくまでも気がしてくるだけですが…。
あ、アメシストの指輪を身につける時は、左の中指にはめると効果を高いとそうですよ。
そこで、お酒を好まれる人にはこのアメシストうってつけの石ですね。
その中でもお酒にのまれるような人は、ためしにアメシストを身につけては?
酒席での失敗がなくなるかも…!?
なんてね
ヒーリングにも優れた石なので、あなたの心を癒してくれること間違いなしです。