若い頃は”10年ひと昔”と言われてもイマイチ、ぴんとこなかったように記憶しています。
それが今や、ぴんどころか体感しているというか、実感しているというか、痛感しているというか・・・10年なんてあっという間なんですよね。
長いような短いような”10年”というスパン。
10年という時間の間に変るものもあれば、そのままのモノもあり。。。
私が「こどもワクワク食堂」を立ち上げてからもうすぐ9年になろうとしています。
たくさんの方の温かな応援をいただいて、この8年間、粛々とできることを続けてきました。
開設当初は子供達の孤食が気になって立ち上げた食堂も月日の流れと共に大人も子供も集まる大切な居場所になりました。
お越しくださる皆様、応援してくださる皆様のお陰様です。
皆様、ありがとうございます。
「こどもワクワク食堂」が誕生した頃は当然のようにボランティア活動でした。
私達もキッチンのスタッフさん達も何の疑問もなくボランティアで活動を続けてきました。
今でもその気持ちは変わっていませんし、これからも変えるつもりもありません。
「こどもワクワク食堂」は全てボランティアの気持ちで成り立っています。
私達はボランティアで活動しますし、今後もボランティアなのですが。
ここ数年、周囲の環境が変わってきたことを肌で感じています。
いつの頃からか登場した”有償ボランティア”という存在です。
別に有償がイヤとか嫌いとかダメとかいう問題ではありません。
”有償ボランティア”が活動する場があるのならばその方法を否定はしません。
必要な人と場所があってのニーズですからしっかりと活躍していただきたいです。
何がモヤッとしているかと言うとですね・・・
以前もブログに書きましたが、「こどもワクワク食堂」は利潤の追求という概念からはかけ離れた活動を続けています。(「ボランティアとお金儲けと」)
私たちに”儲ける”という意識はこれっぽっちもありません。
ごくごく自然体で活動を続けていたら、その想いに賛同してくださった方々が物品やお金をご寄付くださるので必要があれば、そのお金を使わせて頂いています。
ボランティア活動で人件費がいらないので寄付金があれば十分なのです。
(そんなにとんでもなく高い品物を買うわけでもありませんし)
それが最近、同業(というのか?)の集まりに参加すると必ずお金の話に終始するのです。
もちろん、活動するためにお金は必要なので大切な議題だとは思うのですが、お金の話題ばかりで私はちょっと疲れます。
私のところに「こども食堂をしてみたい」と相談にお越しになる方に最初に申し上げることがあります。
「助成金ありきの活動にならないようにしてください」
こういうと、皆様一応に驚いた顔をされるのです。
助成金なしでどうやって活動するのですか?
助成金をもらうために法人の申請をまずしようと思っているのですが。。。
せっかくもらえるお金があるのに。
違うねん・・・!
今年もらえた助成金が来年は無いかもしれないよ?
その助成金がなければ活動が続けられないって嫌じゃない?
助成金・・・あくまでも”助ける”お金だからずっとは無いよ?
お金とモノは自分の力で集めましょうね!と言う私の顔を残念そうに見つめてくださいます。
(別にその方のやり方を否定する気はありません。ご自分のしたいようにNPOを作ってたくさん助成金をいただいたら良いと思います)
順番が逆やねん。
お金がもらえるからその活動をするわけ?
その活動を何としても続けたいからこそ、そのお金が必要なわけでしょ?
活動の内容にもよるけど、最初から大ぶろしきを広げなくてもいいと思うんだけどな・・・
自分ができることを出来る範囲で続けていけば、少しづつでもいろんなことが回ると思うんだけどな。
私の考え方が甘いのですか?
甘いままに長年続いていますが・・・それはどうなんでしょ。
この10年でこども食堂を取り巻く環境も激変しました。
私達のように任意団体で細々と続ける行為は時代遅れなのかもしれません。
でも、今さらお金儲けに頭をシフトできるわけでもなくて。
古めかしいと言われても、非効率的やと揶揄されても、「こどもワクワク食堂」はこれからも任意団体のままに自分達ができることを続けていく所存です。
なんかね・・・こども食堂という括りそのものが会社組織みたいになってきた印象があるのですよね。
中長期計画を立てろとか、予算はどうとか・・・知らんがな(笑)
基本的にこども食堂なんて必要のない社会になったら良いと考えているので(運営しているけど)来年、この食堂が不要になれば止めますし。
だから、2年先とか5年先とか言われても・・・わからへん(笑)
だいたい、私はこども食堂という会社を経営しているわけでもないので難しいことはどっちでも良いのです。
明日、誰かに渡すお米が手元にキープできていれば満足です!
長々と語りました。
時代は変わっていきます。
変わらなければならない部分はそれを認めて変えていかねばなりません。
でも、時代が変わっても、人が変わっても、変えてはいけないものもあるはずです。
「子どもが真ん中」の想いはずっと変わりません。
次回の「こどもワクワク食堂」は2025年2月22日(土)11時半~13時です。
開始時間とラストオーダーが30分早くなっていますのでお間違えのないようお願いいたします。
子供は無料、大人は500円です。
場所 中道地域福祉センター
神戸市兵庫区中道通4-2-8
(東中道公園北側)
自転車は公園に停めてください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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