マルベリーニットは、一日に1反しか編めないのです。
最近は高速回転で、一瞬の間に編み上がるニットを普通は作ります。
でも、シルクふぁみりぃで編み上げている生地は、ゆ〜っくり回してフンワリ編み上げているのです。
効率が悪い……!?
時代遅れ……!?
そんなん作るんは工場も困るで!?
もう、そんな機械無いのんと違うか!?
そんなことを言われてしまうニットです。
マルベリーに限らず、ソレルはもっとなんです。
マーガレットも、ゆ〜っくり回してもらっています。
も〜〜っとゆっくりは諏訪繭ですが……。
大量生産のファストファッション時代に、逆行している感覚です。
でも、私はそれがいいと思っています!!
シルクやカシミヤなどは、化繊のように丈夫ではなく、その時その時で微妙に違います。
太さも一定ではなく、編み上げれば集合体となって丈夫になっても1本1本は弱いです。
化繊やコットンのみを編み上げるように高速で編むと糸が切れてしまうということです。
そして、風合いもあの独特のふんわり感が無くなるらしいのです。
シルクふぁみりぃ製品のために、専用にして一年中機械を回し続けてもらっております。
可能な最大限の数量を編み上げてもらっているわけです。
でも、お待ち頂くことが多いです。
「マルベリーショーツはいつ出来上がりますか?」
「マルベリーリラックスショーツのグレーの出来上がり時期は?」
そんなご質問を始終頂いているのが現状なんです。
前々から新色なども考えていましたが、現状の製品を作ることに追われてしまっておりました。
今回、依頼してから半年ぶりに染め上がって来た次第です。
ウェスト部分のマリーコットンシルク腹巻に合わせた、深みのある桜色に染め上がって参りました。
デザインについては、なかなかいいんです。
マルベリーショーツライトですが、こちらです。
ブログでも以前にご紹介しておりますが……。
若い方にも手にとって貰えるデザインのマルベリーショーツ!!
そんな感覚です。
半年前に作ったサンプルです。
左端は9歳の孫が着用してみて、すごく心地が良いそうです。
真ん中がマルベリーショーツライトです。
右端が通常のマルベリーショーツとなります。
ピンクでは、試作品をまだ作っておりません。
私はやっぱり通常サイズの着用感がいいのですが、モデルなどはライト版もいいらしいです。
マルベリー腹巻ショーツは、上のデザインにお腹がすっぽり隠れるくらいに腹巻部分を長くした製品になります。
こちらも、モデルを含めて試着しましたら、すごく良かったです。
私は、一度着けたらマルベリー腹巻ショーツのファンになってしまいました。
お腹をしっかりフォローしたら、安心感があって気持ちいいのです。
また、ピンクの試作品が縫い上がって来るのが楽しみです。
いつも、お読み下さってありがとうございます。