*************
カーリングは23日、女子1次リーグ最終日が行われ、チーム青森の日本は前回トリノ五輪金メダルのスウェーデンに6-10で敗れた。3連敗で通算3勝5 敗となり、スイスがドイツを下して5勝目を挙げたため、同リーグ最終戦を待たず敗退が決まった。日本は実施競技に採用された長野五輪から4大会連続で準決勝に進めなかった。(中略)
 既に準決勝進出を決めていたカナダをはじめスウェーデン、中国、スイスと4強が出そろった。
 【引用:2010年2月23日 時事通信】
*************
残念でしたね。途中の段階では4位圏内のいい位置をつけていましたが、終盤そしてでは世界の差を感じる敗戦になってしまいました。
ちなみにカーリングの五輪出場は世界ランキング(開催国を除く上位10位)で決まるもので、五輪直前までは以下の順位でした(公式サイトからデータ拾ってきました)
-
 1位 カナダ
 2位 スウェーデン
 3位 スイス
 4位 デンマーク
 5位 中国
 6位 アメリカ
 7位 スコットランド(イギリス)
 8位 ロシア
 9位 ノルウェー(不出場)
10位 日本
11位 ドイツ
-
つまり日本は出場国の中でほぼ最下位の位置でギリギリの出場だったので、この11チームの総当たり戦の予選で準決勝ラウンドに進めれば大金星!世界とどれだけ渡れるかというとことで注目していました。試合結果はテレビのダイジェストで見ていましたが、やはり上位チームはさらに上をゆく精密さを持っているという印象でした。日本が勝てたのはロシア・アメリカ・イギリスの3チームだけ。準決勝進出ギリギリの5勝をとるにはやっぱりランキングも7位ぐらいまでについてないといけないですかね。出場を逃した男子もギリギリのところでランキングを上げれなかったわけですが、ある程度勝ちをつめるようになってランキング上位の安定が五輪健闘への道なのかなと思いました。

************
バンクーバー五輪のフィギュアスケートはパシフィックコロシアムで22日、アイスダンスのフリーが行われた。オリジナルダンス(OD)を終えた時点で16位だった日本のキャシー・リード、クリス・リード組(木下工務店ク東京)は79.30点をマークし、合計で自己ベストの159.60点を記録したが、順位は一つ下げて17位となった。優勝は地元のテッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組(カナダ)で、母国にアイスダンスでは初の金メダルをもたらした。
【引用:2010年2月22日 時事通信】
************
バンクーバー五輪が始まる前はフィギュアは浅田真央を中心としたシングルしか取り上げられず、なぜか
男女混合系はスポットを浴びないんですよね?先に行われたペアは日本選手は出ない代わりに、ロシア代表の川口悠子を取り上げたっていいのに・・・とも思います。そしてもう一つの男女混合系種目のアイスダンスでは、アメリカ人ハーフの姉弟の出場したわけですが、こちらも注目度は低く、もっと取り上げてあげればいいのにと思います。(それとも自分の見ているテレビ・雑誌のメディアが悪いからかな?)
アイスダンスは「規定」・「オリジナル」・「フリー」の3プログラムに別れ、この「オリジナル」はのテーマはカントリーダンス(民族舞踊)ということで、特定の国や地域を取り上げた演出が必要とされるということです。自分の国のテーマでなくてもOK。そこで先日行われたオリジナルプログラムでこの姉弟は、しっかり日本代表という自覚(といってイイのかな)を持って日本舞踊の衣装とBGMで出場しました。
自分もテレビのダイジェストで演技の一部しか見ていないですが、本人たちも衣装からこだわりを持ち、日本文化への関心と理解をアピールさせようとしているのはすごく伝わってきました。曲のリズムにスケートのスピード・テンポをうまく乗せ、うまくまとまっており、パーソナルベストを出したので本人たちも納得していたと思います。
アイスダンスはジャンプが禁止されている代わり、ペアにも見られる男性が女性を持ち上げるリフトアップなんかもあり、シングルと魅力が異なりますが、日本がペア系種目がどうすればシングルみたいに注目されて競技人口が増えるのか考えたいと思います。

****************************
18日のスケルトン女子で、小室希(仙台大大学院)が滑走前に失格した。使用そりに、国際ボブスレー・トボガニング連盟(FIBT)の規格検査をクリアしたことを示す認定ステッカーがなかった。五輪に挑むにはお粗末過ぎる管理体制が招いた失態だった。
競技開始35分前の検査で発覚した。そり自体は認定されていたもので、W杯参戦中はシールが張られていた。だが、高橋宏臣監督らによると、本人が誤ってはがしたという。規制がある五輪ではスポンサー関係の広告類は付けられない。一緒にはがしてしまったとみられている。
軽率な小室の行為だが、チームの緊張感も欠けている。ステッカーは日本出発前にはがされていたのに、現地での公式練習中も誰一人気付かなければ、確認もしなかった。同監督は「わたしの落ち度」と頭を下げ、小室は泣きじゃくったが、同情の余地は少ない。女子の出場は1人。小室に代表の座を譲ったライバルも無念だろう。
同じそり競技のリュージュでも安田文(北海道連盟)が重量超過違反で失格した。これも、管理が行き届いていれば、容易に防げたミスだった。行政刷新会議の「事業仕分け」で、ボブスレーとともに強化補助費削減の対象に名指しで挙がり、危機意識があって普通なのに、最も存在感を示す場の五輪でこれでは、先行きは暗い。
男子のベテラン越和宏は厳しい言葉とともに、「人間が成長するいいチャンス」とも言った。だが、汗水流した4年間の努力は戻ってこない。  【引用:2010年2月18日 時事通信】
****************************

バンクーバー五輪の真っ最中ですが、今回の五輪の取組における日本について象徴されるニュースの紹介になりました。多分このニュースを見た多くの人は「バカだなー」「もったいないー」「自覚があるのか」など罵倒するような意見を発したくなるのが目に見えます。もちろん個人的にも選手本人だけでなく、コーチ、スタッフなどのチームに対して大きな疑問符を投げかけたいところなのですが、どうしても別のところに疑問符を投げかけたいところがあるのです。

上述の記事でもあるように、日本は近代稀に見る大不況のなかで、悲しいことに今回の冬季五輪における強化費用が昨年よりさらに削減されてしまったということでした。フィギュアスケートやスノーボードの国母のように学生だったりプロで収入を得ている選手は表面に出にくいのですが、会社に所属している選手の多くは、実は会社経営が苦しく、スポーツ支援に充てるのがギリギリのところが多いのです。スピードスケートの男女選手が所属する会社(日本電産サンキョー・ダイチ)も経営が苦しくとも、経営者・役員の一部の強い信念で廃部の一歩手前を踏みとどめて現在までなんとかがんばって(スピードスケート部を)継続させている背景があります。

そして今回の五輪種目でもっとも目立たないとされているそり系種目では、今回失格となった安田選手は所属は「北海道リュージュ連盟」となってますが、実際はフリーターみたいなことをしているそうです。五輪の強化費が降りてこないので、定職に着けず、アルバイトや派遣社員など単発な仕事をこなし、さらに親の援助を受けながら競技を続けていたそうです。遠征費用とかも自腹を切っていたわけで、どうしても競技人口が少ない種目には資金の制限がかかってしまうのは果たしていかがなのかと思うわけです。フィギュアスケートもジャンプもリュージュもみんな一人ひとりが日本を背負う代表であるのは同じ。それなのになぜ競技によって大きな差をつけるのでしょう。

つまり何が言いたかったかというと、強豪国と比較すれば、圧倒的に資金が少ない日本。一番強化費をかけているドイツと日本は10倍の開きがあるのです。韓国・中国にだって大きく差をつけられています。メダルの数を見れば一目瞭然。強化費用とメダル数は比例します、と断言できます。
強化環境は劣り、競技力が落ち、そして選手・チームの士気も高く保てず、こういったケアレスミスが発生するのだろうと、間接的に思ったわけです。まさに負のスパイラル。失格以外の選手を見てもぼろぼろ、男子ボブスレーも転倒してしまったことすらニュースにも取り上げられません。

種目として参加し、代表を決めて五輪という世界舞台に派遣させるのなら、国としてしっかり責任もってその選手が集中して練習や大会に打ち込めるよう、資金を援助するべきです。といって、では資金が充てれないなら競技そのものに代表選手を割り当てず、中途半端な出場は避けるべきか・・・・。これは国を挙げての大きなテーマだと思います。
そういう意味でどうかこういったケアレスミスを責めないで欲しいです。そり系の選手はそんな境遇でもしっかり代表という誇りをもって頑張って欲しいです。
**********************
不倫騒動で大会への出場を自粛している男子ゴルフのスター、タイガー・ウッズが19日(日本時間20日)、出席者を制限した会見を開き、自らの不倫を認めて謝罪した。約3カ月の沈黙を破り、復帰への意欲も見せた。経済不況で新シーズンを迎えたゴルフ界にも待望論は強い。

【引用:2010年2月20日 毎日新聞】

**********************
またまた、バンクーバー五輪のなかでワンクッション五輪以外のニュースです。
いろいろとお騒がせのタイガーウッズですが、これだけバッシングされ続けて、市場価値みたいなものが落ちるのかと思ったらそうでもないようですね。記事のなかのデータを拾うと、1月のツアーオープン(米カリフォルニア開催)はウッズが出場した08年と比べ、チケット売り上げ、スポンサー料ともに15~20%減ったということです。不況で大手スポンサーが撤退して今季のツアーも昨年よりマイナス1試合減の46試合。賞金総額も390万ドル(約3億5100万円)減の2億7080万ドル(約243億7200万円)と厳しい運営を強いられているということです。果たしてそこにタイガーウッズの復活で、すぐにゴルフの景気が回復するのでしょうか?と思ってしまうのは自分は素人かもしれませんが、やはり過去の栄光を持っている選手はそれだけ、勇姿を見たいというファンの欲求は選手の醜聞とは無関係のように取れます。マスターズ最年少優勝の栄誉は薄くなることはありませんね。
日本で言えば、タイミングがいい例では、朝青龍ですよね。朝青龍の引退で、おそらく相撲人気の低迷を予想する角界通の声が高まっています。タイガーウッズに関してはいろいろな雑音をいかにして早い段階で消して、ゴルフに集中できるようになるか、温かく見守って行きたいところです。

ただ、一ついただけないのが、この記者会見の最中って、まさにリアルタイムで他所でツアーの最中だったんですね。ゴルファーのプレイを止められてタイガーウッズの中継にカメラが行ったしまったのは、マズいでしょうね。記者会見も自己中心的に都合のよい作りにしてしまっているし、もう少しそのあたりの配慮がないと、いくら自身がゴルフに打ち込めるようになっても、まわりの圧力に遭ってしまいます。気をつけたほうがいいですね。

******************
フィギュアスケートは18日、男子フリーを行い、高橋大輔(関大大学院)が合計247.23点で銅メダルに輝いた。フィギュアでの日本人のメダルは、 1992年アルベールビル大会の伊藤みどりの銀、2006年トリノ大会の荒川静香の金に次いで3人目。男子では初めてだった。
高橋は冒頭の4回転ジャンプで転倒したものの、その後は持ち直して156.98点。フリーでは5位だったが、ショートプログラム(SP)3位から順位を落とさずに表彰台に立った。
SP4位の織田信成(関大)は合計238.54点で7位、SP8位の小塚崇彦(トヨタ自動車)は合計231.19点で8位に入賞した。昨季世界選手権覇者でSP2位のエバン・ライサチェク(米国)が合計257.67点で逆転優勝。この種目、米国勢として6大会ぶりの金メダルを獲得した。五輪連覇を狙ったSPトップのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は2位だった。 【引用:2010年2月18日 時事通信】
******************

まずは高橋大輔におめでとう!ということで男子フィギュア初のメダル獲得でよかったと思います。高橋のリハビリのダイジェストを見て、ここまで持ってこれたのは今回に向けての高い目標を持って取り組めた良い結果につながったと思います。
前回のトリノでもあったのですが、今回男女ともに、ジャンプの回転数を競い合う動きがありましたよね?回転数で言えば今は4回転が最高技であるとされて、日本人選手では前回、安藤美姫が4回転にトライしたのは良く記憶しています。
改めてフィギュアおさらいすると、フィギュアスケートの点数の構成で一番評価される(点数を獲得できる)内訳が大きいのがジャンプなんですよね?これはキレイさ形などの美も求められるのと、“難易度”も評価につながると認識していました。このあたりが良く分からないのですが、そんななかで銀メダルになったロシアのプルシェンコが前日にインタビューで抗議めいたことを言っていたんですね。「なぜ難易度の高い4回転に挑戦して成功しているのに高得点にならないんだ」ということで、ジャンプの意義と得点・評価がどういったものか、見ている第三者もよくわからないです。
そして、今回のフリーではプルシェンコ(ロシア)は4回転に挑戦し、見事に成功したものの、銀メダルに終わりました。対照的に金メダルのアメリカのライサチェクと高橋はこのジャンプで競り合わず、そのほかの技術点(表現力、振り付け、演技要素など)のほうで確実な得点を狙って点数を重ねて見事な好成績を収めることができました。(正確には高橋も4回転に挑戦したが、回転不足で成功できず)
さらにプルシェンコは4回転の成功シーンを見ると確かに回りきりましたが、けっこう無理やりな感じで「美」までは備わっていないなと言う印象でした。プルシェンコの気持ちはすごく良く分かりますが、フィギュアは体操競技のように身体能力を競い合うものでなく、むしろ美しさを競うものですから、その差を評価された結果だと思っています。今後、スケートも進化してこの4回転をどう評価していいのか、ジャッジ側も判断に迫られていると思います。
次の女子はどうでしょう?ジャンプを意識して見たいと思います。