今日は11日。


成田でお祭りがある。


それを教えてくれたのは沖縄のKP。


成田に移動して見ようと思っていたのだけど、せっかくNちゃんの所に居るのだから一緒に行く事にした。


午前中は実習なので、午後3時、東京駅で待ち合わせた。



TOKYOcityは田舎者に難しかった。


まずバス。

先払いと知らずに乗り込み「あ!お客さん!定期ですか!?」と大きな声で運転手さんに呼び止められる。


無事駅に着くと、どの電車か分からない。


京浜東北…だったかな。それってJRじゃないんだよね。てことはどこから乗るの?


駅員さん、助けて…。


しかし駅員さんは他のお客さんに捕まっている。けれど並んで待つ。


「東京駅までは4番線です。」


4番線には京浜東北と書かれていた。


JRなの?


無事に乗り込み安心していると、Nちゃんからメールが。


「秋葉原までおいで」


秋葉原は東京駅の先。切符代足りなくなっちゃうけど、いいのかな…。


秋葉原駅に到着して、乗り越し精算機を体験し改札を出て、Nちゃんに連絡した。


「改札出ちゃったの!?」


えっ、改札って出るもんじゃないの?


改札口まで迎えに来てもらい、また改札をくぐる。


どうやら、いちいち出るとお金がかかるらしい。


ぐったりっすわ。


みんな、よくやってるっす。


合流後はNちゃんに頼る。


まずは船橋まで行き、乗り換え。


何かちょっと小腹が…とカフェにて一休み。


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スウィーツ久しぶりだったけど、おいしかった☆


またまた電車でドンブラコ。


東京の電車って足組んじゃダメなんですヨ。


思いっきり組んでましたぁ。田舎者~☆


ウトウトしたり、音楽聴いたりしながら無事成田駅到着!



さあーて、どこで山車が見れるのかなー!

昨日迎えに来てもらったコンビにまで先導してもらう。


「ゆっくり、今日中に帰るつもりでゆっくりね。」


「ややこしい道だけど大丈夫?」


大丈夫!大丈夫!こんなでも、日本一周してるんだよ!!


握手をして、笑顔で手を振り、所沢を出発した。


おばちゃん、THさん、いつか、私におもてなしさせて下さい。


その時は、遠慮なんか一切捨てて私の気が済むまでお世話させてね。



走り出し、何だか無性に寂しくて、迷子になりながら泣いた。


でも、寂しさに身を委ねる余裕はすぐに無くなった。


迷子…。


南下するはずなのに、夕日が左にある…。


確実に間違っている!!


コンビニの駐車場で地図を見たが、ここがどこだか分からない。


隣に停まっている車の運転手さんにヘルプコール。


ああ、間逆に走っていたのね。


嫌な顔一つせずに道を教えてくれた。


ありがとうございます!!


道自体は奇跡的に間違えてなかったから、逆に走っていけばOK!


道なりにまっすぐ。


交差点、信号、事故渋滞…


うへぇ。


しかし、来た道を戻ったので、もう間違わない。


思うように進めないものの、3時間後何とかNちゃんちに到着。


「ただいまあ~」


「おつかれ!今夜もカレーだよ~」


さらにおいしくなったカレー。


今夜も満腹☆



今夜はお風呂に入りに行こう!と、銭湯めざして、外に出る。


わーいお風呂~。


入り口まで来ると、『定休日』


なんですと~!?


この風呂気分どうしてくれる!!


しかし、もう一つあるというじゃない。


反対側に足を伸ばすと、あったあった!!銭湯営業中☆


風呂に入る前に…と体重を量った。


やべっ!!旅出てから6㎏も太ったぞ!


帰ったらコアリズムしよう…。


ここは銭湯なのに、黒いお湯の温泉がある。


ためしに入ってみたら熱くて、温いジェットバスに浸かる。


Nちゃん「せっかく温泉なのに~」


だよね、入っちゃえば慣れるよね。


実際さっきほど熱く感じなかったが、やっぱし熱いよ、のぼせちゃう。


「まさかもう上がる気じゃないよね?」


う、うん。


水をバッシャバシャ浴びて、再び入る。


「あぢ~~!!」「こんなに気持ちいいのに?」


人によって体感ってこんなに違うのね。


もうのぼせてしまったから、お先ー。


扇風機の風が気持ちいい。



少ししたらNちゃんも上がってきて、話しながら服を着ていた。


ふと風呂場を見ると、少し電気が消えて、おじいさんが掃除に入っていた。


私「もう終わりなんだね~」


Nちゃん「てゆーか、私裸なんだけど、、、」


あっ!ホントだ!!じ、じいさーん!!あんまりナチュラルに居たから、違和感を感じなかったわ!!



ゲラゲラ笑いながら帰宅。


お風呂入ったら眠くなってしまった私達。


もう寝ようか。


布団に入ると、何か話しちゃうよね。


寝れない!と言いながら、お布団トーク。


「もう寝る!」の言葉、何回聞いたかしら?ウププ






川越といえば…なのかな?


蔵作りの町並み。


『時の鐘』
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古いお店が並び、わくわくしちゃう。


そんな川越のお祭りが知りたくて、まつり会館に行く。


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かなりの高さの山車。


上の人形がエレベーター式で出し入れできるようになっている。


近くで見ると、ものすごく細かな装飾が施されていて、昔話のストーリーの彫刻がされていた。


生で見てみたい!!


わりとサラっと見て、今度は菓子屋横丁へ。


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駄菓子大好き~!とテンション上がる!


1mはあろうふがしや、なつかしのきな粉もちが店の前に並ぶ。


きな粉もちお土産に買っていこう~~♪



菓子屋横丁から蔵作りの町並みに帰ってきて、刃物屋さんを覗く。


様々なナイフや包丁、日本刀が怪しく輝く。


この魅力に取り付かれると、抜け出せないのかも…。


つい目をそらせずに見つめてしまった。


漬物屋さんで試食して舌鼓を打っていると、おばちゃんが「おいしい?」と買ってくれようとする。


いやいや!!いい!いい!さんざんご馳走になっているから!!



車に戻って、『氷川神社』リベンジ。


氷川神社って、各町ごとに…くらいたくさんあるらしく、縁結びと名高い氷川神社は、やっぱりさっきの所じゃなかった。


さっきの氷川神社の神様、いきなり縁結びの願掛けされて「はぁ?」って思ったかも…。



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こちらが私が来たかった神社。


今度こそ!!渾身の参拝!



では、所沢に帰りますか。


車に戻ると、どっと眠気が…。


「これからバイクの運転するんだから寝てて。」


はい。お言葉に甘えます…。


スヤスヤ


お家に到着すると、今度は布団を出してくれた。


「まず背中伸ばして!」


甘えん坊になってしまって、お布団にごろりした。


ふあ~気持ちいいよ~。


しばらくごろごろしてたけど、もう行かなきゃ…。


コーヒーをいただいて眠気覚まし。


「またいつでも気軽に来てね!」


与えてもらうばっかりで、持っていったお土産のお守りも、「私はいつでも行けるから、誰かにあげて!」

と受け取ってもらえなかった。


ギブ&ギブな所沢。


おばちゃん、本当にお世話になりました。



最後に、封筒を渡された。


間違いなくお金。


本気で断わった。


食べ物はいくらでもいただきますが、これはダメ!!


でも、全然引かないで、「若い人は、使う事たくさんあるんだから!!」と押し切られ、結局受け取った。



おもてなしの気持ちが強い母方の血筋、これだけしてくれたのに、まだまだし足りない様。


「ありがとう」の言葉が、安っぽく感じてしまう。


でも、私には、「ありがとう」という言葉しか、用意できなかった。



今日は、おばちゃんといとこの兄ちゃんTHさん、とお出かけ。


朝から豪勢なご飯を食べさせていただいて出発!

まず、THさんの愛車、BMW、BMW、BMW!で、早稲田大学見学に行く。

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すごいぜ!オープンカーだ!!


始め、大学に勝手に入っていいのか困惑していたけど、おばちゃんが慣れっこで、悠々歩き回る。

すごい広いし、学食やカフェテリアも充実していて、こんな環境で学べる早稲田大学生が羨ましくなった。

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今日BMWの車検だそうで、車検場に持って行き、おばちゃんの車に乗り換える。

BMWなんてもう乗れないかも。貴重な経験だったわ。


古い町並みの残る川越を見に行った。

しかし、まず最初に、『縁結び』と名高い氷川神社へ連れて行ってもらったのだが、ホントにここ?


手入れもあまりされておらず、何しろ小さい…。『縁結び』と、一言も表記されていないし…。


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けれどもしっかり参拝。切羽詰ってる感丸出し。


ちょっと残念な気持ちで、喜多院へ。


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ふおお!!立派だ~!!


徳川家ゆかりのお寺で、江戸城から移築された『家光誕生の間』や『春日局の化粧の間』がある。


古い建築好きには、とてもたまらないお寺。

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渡り廊下で本堂まで渡れて、より近くからお参りできる。


とても張り詰めたような神聖な空気で、背筋がシャンと伸びる。


そして同じ境内に五百羅漢がある。


ズラリと並ぶ阿羅漢達は、ユーモラスで人間くさい。


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鼻ほじってたり、ひそひそ話ししていたり、マッサージされていたりみんな自由!


妙におかしくて、面白い姿の像を見つけてはケタケタ笑った。



何だかんだと時間が過ぎていて、もう昼時。


「おいしいうなぎのお店があるのよ。」


と連れて行ってくれたお店は、おそらくもう来れないであろう高級店。


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普通の蒲焼じゃなく、お茶づけと、白焼き。


そういえば、ちゃんとしたお店でうなぎ食べるの初めて。


箸を入れるとすでに伝わるふんわり加減…。


う、う、う、うまあ~~~!!!


ジューシー!!


うなぎって、こんなにジューシーなの!?


しかも、「今のうちに!」と、ビールまで飲ませていただく。


贅沢すぎる!!旅に出てからのほうが贅沢な経験が増えている…。


感謝してもしても全然足りない。


身も心も満腹満足!!


この足で、町並み散策としゃれ込みますか!

膨れたお腹をさすりながら、私と叔母は日の傾いた道をあるく。

徒歩圏内に西武球場があるので、野球を見に行くのだ。

途中、通り道の山口観音に寄ってみる。

お堂の壁にぐるりと鐘が。

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印度ネパールで作られた梵語のお経が書かれた鐘。

これも、この間の輪蔵と同じで、クルクル回しながら歩くとお経を読んだと同じ功徳が得られるもの。

その隣のお堂はやたらと派手でかっこいい。
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何かと思ったら、中には大黒天が祭られていた。


参拝して、球場へ。

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遠くからでも盛り上がる歓声が聞こえてる!

うひゃ~☆ワクワク!

一番安い外野席を選んだんだけど、この席に応援団が固まっているらしく、物凄い熱気!!

何のファンでも無い私達には、ちょっと重い…。

しかし、みんな揃った振り付けで応援をする渦中にいると、こちらにも熱が移るもので、だんだん盛り上がって来た。

この日は、西武ライオンズvs日本ハム。
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私達は、西武の応援席。

なかなか強くて、勝ってる!

ホームランやヒットを打つと、旗を翻し、狂喜乱舞!

その応援団の姿を見るだけで面白い。

老若男女入り乱れ、息の合った声援振り付けを延々繰り返す。

守備にまわると、休憩で座って見ているが、ひとたび攻撃になると、総立ちで応援!

これ、混ざってやったら絶対楽しい!!
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一体感すごいだろうな~。

4回表から、7回ぐらいまで見て、疲れたから球場を後にした。

テクテク夏の夜道を歩き、無事帰宅。

おばちゃん、足強い…。へばってたのは内緒。


帰宅後、チューハイをいただいてたら、いとこのお兄ちゃんが帰ってきた。

うわっ…何年ぶり?

あんまり久々だから、少しドギマギしてしまった。

けれど、母方のいとこ内で最年少の私に、いとこのお兄ちゃんはお兄ちゃんだった。


遠慮なんてしないで、与えてくれるモノを受け取るだけ受け取って、
甘えられるだけ甘えて、おばちゃんちで、羽を伸ばさせて貰った。

血族って、強い!