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決行と解放。

もはやどうでもよくなっていた。

ついに明日、決行する。
まだ実感は無いが、それでも少しはどきどきしている。
これですべてが変わるという意識改革は無い。
自分は地下での生活が向いていると思う。
何にもせず過ごすことにもう罪悪を感じなくなった。
迷惑をかけても罪悪を感じない。

むかしから、待たなきゃいけない時間がすきだ。
インスタントラーメンを待つ間とか、病院の待ち時間とか、
採用までの期間とか、試験結果までの期間とか、
お風呂に浸かっている間とか、目的地に着く間とか。

間に何か出来る場合もあるが、
その時まで待つしか無いという時間空間がすきなのだ。
時間から解放された気分がする。

何にもしなくて駄目になったかと思ったら、
別段だめになったわけではない気がしてきた。

基本的に自分には変わりないという
至極当たり前の前提が存在している時点で、
私は変わるわけない。

脳が全部変えた様な気にさせるし変わっていない様な気にさせているだけだ。
そうなると変わるとか変わらないとかどうでもよくなってくる。
でも、そんな風に全て単純に処理できるように世界は成り立っていないから、
変わったり変らなかったり思いたくなる。それには刺激が必要になる。

刺激を放棄すると地味になる。
私はこの道路を歩いているだけの人間になる。
いつも通行人が何を考えて今歩いているのか想像するのだが、
今、逆に自分の頭の中を覗かれても何も無いだろう。
地味になる。地味も悪くはない。

そうだ、明日決行するんだった。
何の関連性もない、自分だけの決行日はわくわくする。



どこでもいいから書く。

来月頭でバイトを辞める事にした。
そういう時、近くの人には言わず、どうでもいい人には言う心境になる。

理屈で割り切っていたので些細な人間関係で悩む事はなかったが、最近悩むようになった。今まで抑圧していたのだろうか。自分も他人も抑圧には無頓着だな。

考えてみれば自分から近づくのは一人の友人だけかもしれない。近づきたかったら近づいてる気がする。

けれどその他の友人には、自分から近づくことよりも、相手が近づいてくるのを待つ事の方が多い様に思う。つまり受け身だ。

どちらの友人も大切なのには変わりはないし、大切にしているつもりだが、無意識に恐れていたのかもしれない。

しかし、何でも話せる友人は一人居れば充分だなと改めて思い直す。その他の友人は共有できるところで思い切り楽しめばいいと思えた。適切な距離感の重要性に気づけてよかった。

おもむくままに。

日用品を買おうとして、Tシャツを見て、
ショートパンツを買ってしまった。

脚を出すと、
自分の中にある劣等感や恥じらいが全て払拭される気がした。

ずっと、どの店にも入るのも躊躇われる気分で、
服を楽しむことから遠ざかっていた様に思う。

店員が嘘八百言おうと、
私はそのままの言葉を受け止めよう。
私が対峙するのは服なのだから。

もう一度、向き合ってみようと思う。
なにが着たくてどうなりたいのか。

たいしたことじゃない。


急かされる。
時間内に終われない自分が根本的には悪いが、
自分の都合で急かしているとしか思えなかった。
落ち込んだが、以前のような私が全て悪いんだという罪悪感の類ではない。

暗黙のルールがあるのかは知らないが、
自分の分が終わったのなら潔く帰ればいいじゃないかという疑問とほっといてくれという悲しみ、
こんな仕事でさえも上手くやれないのかという自分への憤りだと思う。

悔しさを感じることが出来て良かった。自分と社会に対して。
私はペースを乱されるのが一番嫌なんだとつくづく思った。
でも今のペースでは間に合わない。とにかく動かさなきゃいけないんだ。

私は悪いことはしていない。
だから平気だ。


垂れ流し

蝶番に腰を強打し、痛みに耐える。
何やってるんだろうとふと我にかえった。訳も分からず泣きたくなった。
何でこんなことしてるのか考えなくていいから選んだのに。時給なんて気にしてなかったのに。
時間通り終わればどうでもいい、ごまかせたらどうでもいい。
そんなことばかり思いながら作業を行った。
素早く動く気力は失せていた。部屋で一人悪態ばかりついた。
本当に悪いと思ってると思わせるために、すみませんではなくてごめんなさいを選んだ。
何で出来る様になったのか、何の為に謝るのか考えた。

恐らく、自分の身を守る為だからだと思った。
私が望む事は、余計な言葉を喋らず任された作業を一人でやりたい。
でもまだ一人では限界がある、結局手伝われる羽目になる。

手伝うことが良い事とは限らないと私は思うが、
それが通用する立場ではないことも分かってる。
だけどもいらいらする。ほっといてほしい。いっそ無視してほしい。

でも、辞めたいとは思いたくない。愚痴も言いたくない。
自分で考えて選んだことには責任を持ちたい。
せめてそこだけは守りたい。


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