いつもありがとうございます、趣味を活かした起業・副業の専門家「趣味起業コンサルタント」の戸田です。
返済のためだけに、そのような仕事ばかりを掛け持ちで頑張っている中、大学時代の友人から結婚式の招待状。
顔を合わすと絶対に「今何しているの？」みたいな話になるだろうし、本当に行くのがイヤでした。
でも行かないわけにはいかず、なんとか祝儀を工面、
サラリーマン時代に買った一張羅の礼服を着て、ひとつしかない履き古した革靴を履いて、出かけました。
披露宴が始まるまでの待合室はさながら同窓会。
やっぱり出ました、「今何してるの？」トークが。
隠してもしょうがないし、現状を伝えましたが、自分が勝手にテンパって、友人たちがどんな反応をしたのか覚えていません。
ただただ、悔しいやら恥ずかしいやら、自分で勝手にそんな感情を抱いていました。
あ、今はもう乗り越えたので笑い話でこうやって書くことができているのですけどね、真っ只中の時はやっぱり辛かったですね。
で、そうこうしているうちに披露パーティが始まりました。
始ってしまうと、そんなことは忘れて、幸せな二人を見ていると、気持ちもお祝いモードに入ります。
美味しく料理をいただきながら、ふと足元を見ると、何か黒い塊がいくつか落ちています。
なんだろう？何のゴミだろう？と気にせず、食事。パーティーの式次第も順調に進んでいきます。
そろそろ終わりかけの頃に、ふと足元を見ると、黒い塊がさっきより増えています。
足で触ってみると、ちょっと硬い。ゴムみたいな感じ。何だろう？？
気になったのでひとつ拾って見てみると・・・
そこで初めて気づきました。
その黒い塊は、
自分の靴の裏の一部だったのです。
そうです、靴が劣化していて、靴底がひび割れて、砕け落ちてきていたのです。
「げ！やばい！このまま終わって早く帰らなきゃ」
と思っていると、披露パーティ終了後に、皆で２次会と称してカラオケに行くことに。
そりゃそうだよね、超久しぶりに顔を合わせるんだから・・。
そこから最寄りのカラオケ店まで歩いて移動するのですが、僕が歩くたびに靴の裏が砕けて、少しずつ黒いカケラが落ちていきます。
「大丈夫かな、靴、帰るまでもつかな・・」
不安になりながら後ろを振り返ると、僕の歩いた跡には、「ヘンゼルとグレーテル」が道に迷わないようにとパンくずを落としながら歩いたかのような黒い点々が・・・・（笑）
「ああ、これは無理！カラオケ店までも持たない！」
と判断した僕は、そっと皆からはぐれて、靴屋さんを探しに。
どこかに靴屋さんは無いのか？？歩いているうちにもどんどん靴底が崩壊していきます。
ようやく見つけて靴屋さんに入ったころには、靴底が完全に消滅。
見た目には靴を履いているように見えますが、実は上っ面だけで、裏側は裸足！みたいなことに（笑）。
とにかく時間もお金もないので、目に飛び込んできたセール品の２０００円くらいの靴を指さして、「これください！」と即買い！
なのに女性の店員さんが「試着されますか？」と訪ねてくれます・・・
そんな親切は要らない(T_T)
この靴を脱いだら底が無いのがバレる！
「いえ、試着しません！」といいながら、急いで買って店を出ると、速攻で履き替えて、底なし靴はゴミ箱へ・・。
そのあとカラオケ店で皆と合流、
「どこ行ってたんだ！探したぞ！」と突っ込まれるも
「え、ごめん、ちょっと、ト、トイレに」としか言えず。
そのあとのことはあまり覚えていません。
こういうのは多分、一生忘れないでしょうね(^_^;
ただ、この日の悔しさや恥ずかしさ、虚しさ、これらはその後の起業のバネになっていることは確かです。
しゃがんでジャンプ。
しゃがまないと、今より高いところへは飛べませんからね。
冬は必ず春となる、です。
諦めずに前向いて進むことが大切だと学んだ日となったのでした。
そんな僕をさらなる試練が襲います。
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