戸田の起業話その23:なかなか人生でこんな経験できない | 【趣味起業】趣味を活かした起業・副業で人生まるごと輝きましょう!

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いつもありがとうございます、趣味を活かした起業・副業の専門家「趣味起業コンサルタント」の戸田です。

 

前回の続きです。

 

(第1回はこちら)

 

負債を減らすために掛け持ちで仕事をしていたので、疲れも、寝不足も重なってきたのでした。

 

ある日、食用油の廃油回収の仕事をしていた時のことです。

 

スーパーの惣菜コーナーでの使い古しの油を回収しようと、大きな廃油カートを調理場から運び出しました。

 

廃油カートというのは(そんな名前はついてないけど、伝わりやすくするためにそう呼んでみます)、廃油を貯め込んで運ぶための、大きな金属製の手押し車みたいなやつで、200リットルは入るようにできているカートです。

200リットルですから、水だと200キロの重さです。廃油なので水よりは軽いかもしれませんが、本体を加えるとやはり200キロ以上の重さになります。

 

これを力いっぱい押して、調理場から運び出します。

 

で、回収用トラックはスーパー裏手の搬入口に停めていますので、荷台と、床の高さが丁度いい感じなっていまして、

こんな感じ↑

 

ここへ廃油のカートを運んできて、トラックのホースで廃油を吸い取ります。

 

こんな感じ↓

そのとき、当然カートが勝手に転がっていかないよう車輪にロックをかけておきます。安全のためです。

 

が!!!

 

こともあろうに、僕はそのロックをかけ忘れたまま、ホースをトラックから引っ張り出して廃油のカートに突っ込もうとしたのです。

気がつくと、こちらに迫ってくる巨大なカート!!

 

ホースを投げ出して手で押さえにかかりましたが、なにせ200キロを越える重さです。

 

そのままカートは勢いよく手前に脱輪!!

 

そこでカートはストップしましたが、中の廃油が大きく波打ち、大津波となって僕の頭から襲ってきたのでした。

 

 

全身廃油まみれ。足場も廃油だらけ。

 

このままではトラックの運転席に座ることもできないですし、次の搬入業者さんにも迷惑をかけることになります。

 

途方に暮れていると、スーパーの清掃担当のおばさんが出てきて、

「あらら、こぼしたんか!はよう洗い流さんと!」といいながら、持っていた洗剤を足元に撒き散らして、モップとデッキブラシで全部排水口へと流してくださったのです(T_T)

 

※おばさん、本当にありがとうございました!!

 

そして僕はさんざんお礼を伝え、たくさんの古新聞をもらい、それを運転席に敷いて、トラックに乗り込みました。

 

もちろん、カートに残っていた廃油は全部吸い取りましたよ。

 

そのあと近くのホームセンターに駆け込み、なけなしの現金で作業着と靴を買い、トイレを借りて着替えたのでした。

 

それでも体中から油の匂いは取れませんでしたけどね・・・。でもまあ、全身廃油まみれになる経験なんて、なかなかできるもんじゃないですから、貴重な体験かもしれません(笑)。

 

そのあとの回収先はもちろん全部遅刻、誤りながら回りました。

 

そんな折、大学時代の友人から結婚式の招待状が届いたのです。

 

でもお金がないし、こんな仕事をしていることを知られたくもないしで、本当は行きたくなかったのですが、

 

友人の挙式をそんな理由で欠席するわけにもいかず、なんとか都合をつけて参加することにしました。

 

しかし、そこでもまた思いもよらない出来事が待っていたのです。

 

つづく

 

 

 

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