最近投稿した怖い体験談について、少し考察を書いてみます。
ベースにある考え方は、
前置き投稿:【心霊現象って有るの?】夏だから、怖い体験談をいくつか
に書いた通りですが、「心霊現象」と言われていたものも、別の説明ができるケースが有ります。
今回は、
に出てくる「オーブ」と「金縛り」について。
■オーブ
オーブについて検索すると、例えばWikipediaの「玉響現象」に書かれている通り、
- フラッシュ光の空気中の雨粒や微粒子による後方散乱が写り込んだもの
という説明ができます。
確かに、埃っぽい部屋や、小さい虫が飛んでいる屋外で、フラッシュを使って撮影すると、オーブとして写る事があります。
しかし、だからと言って、全てのオーブの写真がこれに該当するかどうかは分かりません。
先ほどのWikipediaの「玉響現象」のページの「霊魂説」の部分に書かれている通り、
- 「その正体はいまだ不明である」としながらも「電磁気的エネルギーを持った意識体の可能性がある」
- オーブの発生自体は科学的な自然現象によるが、オーブの動きは霊魂によるものであり、自然現象説には矛盾せずかつ霊魂からのメッセージを伝えている
という主張もあります。
これを肯定する根拠は希薄かもしれませんが、明確に否定する根拠も、まだ納得できるものは見た事がありません。
■金縛り
金縛りについて検索すると、Wikipediaの「金縛り」以外にも、睡眠障害を扱っているクリニックのページが多数ヒットします。
代表してWikipediaから引用すると、
- 医学的には睡眠麻痺と呼ばれる、睡眠時の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こった状態である。
- 全身の脱力により麻痺している事は自然な状態であり、意識の覚醒が起きてしまっているのが本当の異常である。
という事です。
他のクリニックのサイトの説明でも、多くは、
- 規則正しく訪れるはずのレム睡眠のリズムが崩れ、身体が覚醒していないのに、意識だけが覚醒しかかっている
というような事が書かれています。
金縛り中に感じる人の気配等に関しては、先ほどのWikipediaの「金縛り」のページの「概要」の部分に書かれている通り、
- 脳がしっかり覚醒していないため、人が上に乗っているように感じる、自分の部屋に人が入っているのを見た、耳元で囁かれた、身体を触られているといったような幻覚を伴う場合がある。これは夢の一種であると考えられ、幽霊や心霊現象と関連づけられる原因になっている。
という説明で納得できます。
夢というのは、自分の記憶に関連した内容、連想される内容を見る事が有ります。
僕が金縛りにあった日は、
- 仕事が忙しくて、身体が疲れていた上に、睡眠不足が続いていた。
- 昼間、後輩に見せてもらった「心霊写真」の記憶が残っていた。
という事から、Wikipediaに書かれている通りの金縛りだった、という事なんでしょうね。
人生、後にも先にも金縛りはこの一回だけでした。
皆さんも、疲れやストレスを溜め過ぎないように、お気を付けください。