明治22年の洪水以前を復元したイラスト
何となく厳島神社を想起するような。
右手には鳥居
鎌倉時代に描かれた熊野本宮大社
配置が同じだ。
「南無阿弥陀仏 決定往生六十万人」
一遍上人はこの念仏札を六十万人に
配ろうとしたんだけど、ひどく嫌がる人が
いたので、迷いが生じた。
そこで、本宮の証誠殿の前で気を失うまで
祈り続けたところ熊野権現が現れ、
例え相手が信じずとも、罪業深きものでも
誰彼なく配るべし。
そうお告げを得たと、『一遍上人絵伝』
(右図)に描かれている。
熊野川の堤
それから720年ほどあとの話。
第73代一雲上人にお札をもらった。
別に時宗とは無縁だけど、
そんな訳だったんだな。