慌ただしい誕生日
10月24日、めでたく10歳となった次男。


この日は、朝からテンションが高く
「ぷれじぇんと なに」とずっと繰り返し言っていた。
プレゼントは夕飯の時に渡すことにしていたので
何度「ぷれじぇんと なに」と聞かれただろうか。笑
次男の誕生日だったけど、私は朝から検査のため病院へ。
ささっと1時間程で済み、その後は買い物をして夕飯の下ごしらえ。
今年のリクエストは、ポテトミートグラタン。
毎日食べているのに、よく飽きないなぁと感心する。
もちろん、ミートグラタンだけではまわりが納得するわけもなく
大人用にエビグラタン、ステーキ、エビとブロッコリーの玉子サラダ、金のから揚げをご用意。
今年のケーキはトイ・ストーリーのバズライトイヤー🌠

残念なことに、名前がちょっと間違っているけど
男は小さいことは気にしないらしい‼️
10歳という年齢を迎えるまで、これ程ドキドキとしたことはない。
オギャーと産まれ、ミルクを飲んで
泣いて笑って、遊んで‥
そうやって普通に過ごして、一年一年が過ぎていくものだと思っていた。
でもそれが、当たり前ではないことに気付かされ
たくさんの人に支えられ
成長させてもらい
生きているんだって知った。
病気もあって、障がいもあって
普通の子育てのようにはいかないけれど
たまに“あぁ この子がうちの子で良かった”って心から思える時がある。
普段は、イタズラばかりの次男に怒ってばかりの母ちゃんだけど
次男の優しい心に救われることがたくさんある。
実年齢は10歳になったけれど
きっと、知的には3歳から5歳あたりをうろうろしているのかな。
言葉の種類はとても増えて、こちらの言っていることにも反応してくれるけれど
理屈が理解できていないから、本当の意味の理解はまだまだ難しそうだ。
時々、本気で頭にきたり泣きたくなったりとメンタル崩壊することがあるけれど
この寝顔で全てチャラにされてしまう。

今はまだ、薬の調整も微妙なところだけど
いつかきっと、発作が落ち着いて
おもいっきり走り回って遊べる日が来ることを強く願っている。
歳のせいだとは思いたくないけれど
実は、9月のはじめに体調を崩して…
去年あたりから色々と不調は感じながらも、自分を騙し騙し日々を送っていて…
でも、今回ばかりは立ち上がれなかったり
立っていることも辛かったりで
私、どうなっちゃうのかな
なんて不安になったりもした。
きっかけは、毎月定期的にやってくる生理。
元々、生理痛や排卵痛はあって
市販の鎮痛剤に頼ることがしばしばあった。
そして今回も、いつものように頭痛や腹痛があって鎮痛剤を服用した。
鎮痛剤の服用後、しばらくすると痛みは落ち着いたのだが
立ち上がった時にややふらつきを感じた。
もしかして、いつものめまいなのか…
なんて思いながら、めまいが起きそうな時の薬を服用した。
しかし、その薬を服用した後もふらつきは良くならず
座っているだけでも辛くなってきた。
めまいというよりは、血の気が引いていく感じだ。
妊娠中に何度か体験した“脳貧血”と同じ状態だった。
もし脳貧血なら、少し横になっていれば落ち着くだろうと思い
しばらくの間、横になることにした。
だが、1時間2時間と時間が過ぎても症状が改善されることはなく
立つことも出来ないくらい辛かった。
1時間後には次男を学校へ迎えに行かなければならないのに…
そんな時、主人から電話がかかってきた。
次男の迎えは主人に頼もうとそう思ったのだが、あいにく主人は市外へ出てしまっていてお迎えの時間には間に合いそうもなかった。
次に電話をしたのは私の父。
だけど、父も友人の病院へ付き添っている最中だったため頼むことはできなかった。
最後は義母へ電話をした。
義母は運転免許証を返納したばかりなので、義父にお願いをすることにした。
いつも、昼間は畑で農作業をしているため
義父が家にいるとは思っていなかったのだが、この日はたまたま家にいたようで次男の迎えを頼むことができた。
義父は、次男の学校へ行ったことがなかったので義母が一緒に付いて行ってくれた。
毎年、文化祭や授業参観などを観に来てくれていた義母だが
お迎えは初めてのことだった。
外にいた先生達にシステムを聞きながら次男が出てくるのを待っていたとか。
初めて、じーじとばーばに迎えに来てもらった次男はやや緊張気味だった。
帰ってくると「ただいま」と元気に挨拶をしていた次男だが
じーじ達が帰ると
「まま むかえ いない さみしかった」とポツリ。
そして、私の横で眠りについた。
眠りについてすぐに次男は発作になった。
これも想定内。
私が具合悪くなると、必ずと言っていいほど次男は発作になる。
幸い、発作時間も短くそのまま眠っていた。
翌日、いつものように次男は学校へ行った。
私も前日ほどの不調ではなかった。
しかし、夜になると再び脳貧血の状態に。
少し横になっていたら良くなったので、あまり深くは考えていなかった。
それから1週間が経ち、いつものように次男を学校へ送り家事をしていた。
すると、また脳貧血の状態になってしまった。
この日は、長男と待ち合わせをしていたり
次男の定期受診の予定があった。
また義父母に連絡をしようと思ったのだが
次男を迎えに行ってもらい、定期受診まで行ってもらうことはあまりにも負担がかかってしまう…
そう思った私は、とりあえず足を上にあげながら再び横になった。
昔、看護学生だった友人が教えてくれたのだ。
私は若い時から生理になると貧血状態になることが多々あったのだ。
そんな友人達のことを思いだしながら数時間が経ち、何とか少しだけ動けるようになった。
ゆっくりゆっくりと動きながら、私は長男との待ち合わせ場所へ向かった。
長男はひとり映画を楽しむ予定でいたのだが
体調の悪い私を気遣って「映画はやめて次男の病院に一緒にいくよ」と言ってくれたのだが
また別の日に送り迎えをしなければいけないかと思ったら、それはそれで面倒だったので
長男は映画館へ置き、私はひとりで次男を迎えに行き病院へと向かった。
病院へ着いてからも、貧血の状態だったり動悸がしたり、汗が出たり‥
体調は絶不調だった。
そんなことを次男の主治医に相談してみたところ
「甲状腺かな‥一度、婦人科で診てもらったほうがいい」と言われ
数日後、レディースクリニックへ電話をしてみた。
がしかし、完全予約制らしく10日以上先しか空いてる日がなかった。
体調の良くない“今”を診てもらいたいのだが、中々そうもいかない。
電話をした10日後
次男を学校へ送り届けてすぐにレディースクリニックへ向かった。
初めて行くレディースクリニックに少し緊張気味な私だったが
クリニックへ到着すると、その緊張は驚きへと変わった。
そこは小さなクリニックで、入り口の正面に受け付けと会計があり
10人くらい座れる椅子が用意されていた。
しかし、感染対策により椅子へ座れるのは数人程度。
他の人は、外か車で待つようになっていた。
私が受け付けをした時にはすでに10人くらいの方が待っていて、外にも2,3人の方がいた。
それから1時間以上待ち、ようやく診察室へと呼ばれた。
生理痛や出血量、めまいや脳貧血の症状を話した。
そして、いざ診察(内診)。
何度経験しても、子供を3人産んでも
慣れない‥というか嫌でたまらない内診。
先生に「大丈夫か~痛くないか~」と声をかけられ
卵巣やらをチェックしながら説明された。
卵巣は特に問題もなく、子宮筋腫なども見当たらない。
だけど、子宮の筋層が肥厚?しているらしく腺筋症というものらしい。
この腺筋症が原因で、生理痛や出血量が多くなっているとか。
でも、問題の脳貧血の症状は原因がわからず…
血液検査では貧血の異常はみられなった。
ただ、血圧の話をしたところ「循環器内科へ行った方がいい」と言われ
翌日に循環器内科を受診した。
心電図やCTの検査を受けたところ、とくに問題は見当たらず
可能性として考えられるのは“起立性低血圧”というものだそうだ。
私の場合、学生の頃から血圧は低めだったのだが
妊娠や出産を機に正常範囲内になっていた。
しかし、自律神経がうまく働いていなかったり
生理などのホルモンバランスなどで低血圧を起こしてしまったようだ。
自律神経の乱れが原因と言われても
次男に合わせた規則正しい生活をしているし
強いと言えば、かなりの運動不足が気になる程度。
むしろ、運動をしっかりとしていれば自律神経もしっかりと働くなのだろうか。
少しモヤモヤが残るが、先生に言われて9割は納得した自分がいた。
だけど、母や祖母も心臓に疾患があるため
一度は精密検査をしてみようと言われ、1ヶ月後に検査をすることになった。
きっと、いや絶対に何もないだろうけど結果がわかるまでは気持ちが落ち着かない。
あんたはエライよ
一昨日、昨日と1泊2日で検査入院をしていた長女。
長女が通う病院は都内にあり、もちろん私の運転では無理なわけで
代わりに私の父が長女に同行してくれることになった。
一昨日、そんな長女を迎えへに来た父へ
「きょう よろしく おねがいします」と頭を下げて言ったのは次男だ。
世話になる長女よりもしっかりとしている次男。
知的も発達にも障がいがあるけれど
“あいさつ”はしっかりとできる。
そんなできた次男、今日は昼休み中に発作になったようだ。
保健室へ運ばれ、ダイアップを挿肛された後に私へ連絡がきた。
前日、目のパチパチや後ろへ引っ張られることが何度かあり
そろそろだろうとは思っていたけど、まさか学校でくるとは…
先生から連絡をもらい、私はすぐに学校へ向かった。
保健室へ入ると、次男はウトウトと眠っていたようだった。
何か気配を感じとった次男は、ムクッと起き上がり私の顔を見た。
私に帰ろうと言われると
「ありがとー ございました」とマヒが残りながらも言葉を発した。
そして、靴を履いて帰る時も
「さよーなら」と、しっかり頭を下げてご挨拶。
そんな‥発作になって倒れたばかりなのに
エライ、エライよ次男!!
母ちゃんは、そんなあなたを誇らしく思う。
で~も~
そんな次男は、かなりのカマチョ男。
寂しくなると死んでしまう…
わけではないけど、ひとり遊びが大の苦手。
常に長男に引っ付こうとする。
長男がテスト勉強をしていても
「べんきょー おわったー?」と5分おきに聞いている。
「まだ」と答えれば、長男の足を踏みつけてみる。
長男が友達とオンラインゲームをしていて、自分が仲間に入れてもらえなければ
長男のイヤホンを引っ張ってみたり、パソコンをイタズラしてみる。
長男がお風呂に入っていると、長男のパジャマをどこかへ隠してみる。
もう、とにかくめんどくさいヤツ。
次男がお昼寝をしている時
“寝てる時はホントに可愛いのにね”と長男と口をそろえて言う。
だが、静岡への検査入院前になると
「とら、いないのか~。静かでさみしいな~」と長男が言っていた。
そうそうそれ。
次男って、かわいいけどかわいくないんだ。
でもきっと、4,5歳の男児ってこんなもんよね。
長男は大人しかったし
男勝りな長女もここまでではなかったような、、、記憶にないだけか?
でも、長女と次男ってどこかそっくり。
私の怒りスイッチを押すのは、いつも長女か次男だ。
我が家、今日も平和です。
発作で呼び出しがありましたが・・・