身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -34ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

春になったら、新年度になったら、

何か新しいことをはじめてみたい、と考えている皆さん、

少林寺拳法を体験してみませんか?

 

我孫子道院では、春のキャンペーンとして、

2月29日(土)~3月30日(月)まで、一ヶ月体験入門者を募集します!

 

 

 

いままで武道や武術に縁がなかった方、とくにスポーツの経験がないという方でもOK

 

身体を整え、呼吸を整え、心を整える『行』としての少林寺拳法で、

身心をリカバリー&リフレッシュし、新年度を迎える準備をしてみてはいかがでしょう。

 

新1年生(小学校、中学校、高校、大学生)、そして新生活を迎える方を中心に、

社会人や主婦、ご年配の方でも大歓迎。

兄弟、親子、お友達同士での体験もおすすめです。

 

少林寺拳法ならではの、年齢・性別・体力・身体の固さ、運動経験などを考慮した、一人一人に合わせた修練カリキュラムを体験していただけます。

 

参加費は、無料

 

体験期間中に、「入門してみたい」と思った人は、その時点で入門していただくことは可能ですし、

2~3回体験して、残りの体験期間はキャンセル、あるいは3月末まで通って、入門しないというカタチでも、構いません。

入門する・しないに関わらず、一人でも多くの人に少林寺拳法を知ってもらい、触れていただくことが目的ですし、

入門するにしても、「これはいい」と納得ずくで入門していただきたいと思っております。

 

2月2日以降、いつからでも(3月に入ってからでも)参加を受け付けます。

 

希望者には、道衣も無料でレンタル可

 

(レンタル道衣は、数とサイズに限りがあります)

(道衣がなくても、Tシャツやジャージなど、運動しやすい服装であれば体験できます)

 

この春、

拳禅一如の修行を通し、本当の意味での人格形成を目指す、少林寺拳法の稽古をぜひ体験してみてください。

 

お問い合わせ、お申し込みはこちらまでお気軽にどうぞ

我孫子道院ホームページ

http://abiko.kongozen.com/

 

 

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108

 

我孫子道院では、毎年、拳士会主催で「冬季雪上鍛錬」というのを行っていて、

今年も1月26日(日)に、湯沢パークスキー場に行ってきました。

 

 

ご存じの通り、今年は全国的に暖冬で、

豪雪地帯の越後湯沢も記録的な雪不足……

スキー場のHPを見ても、積雪量はわずか20cm!

稼働しているリフトや、滑走可能なコースも約半分と聞いていたので、

あんまり鍛錬(スキー)にならないかも、という心配もあったのですが、

結果はご覧の通り!

 

案じたほどの影響はなく、しっかり鍛錬を積むことができました~

 

 

そもそも、武道家は、

「もっと身長があれば」「もっと体重があれば」「もっと力があれば」「もっと若ければ」

「あの武器があれば」「アレがあれば」……、とないものねだりをしないのが基本。

スキー場でも、積雪が3mのときは、3mの楽しみを。2mのときは2mの楽しみ、1mのときは1m。

そして20cmのときは、20cmという環境を最大限生かして、何ができるのか?

それが試されるのが、武道の修行者というもの。

 

何か制約があるときでも、制約はゲームのルールと割り切る。

そして制約は進化のきっかけ、と思えるようになれたら、本当の強さに近づけたといえるだろう。

 

そういう意味で、積雪20cmの雪上鍛錬は、まさに「武道的スキー」となりました。

 

 

また、いくつか発見も!

ひとつは、積雪20cmでも十分楽しめること。

もちろん、雪質も最高とはいえないし、コースやリフトも限られますが、

その分、ゲレンデや宿、レストラン、道路だって空いています!

それに温泉だって、食事だって余裕を持って楽しめるので、

「一部滑走可」と条件付きでも、ゲレンデがオープンしているのなら、デメリットだけでなく、メリットもあります。

これからスキーを予定している皆さん、参考にしてください。

 

 

 

もうひとつは、子供たちの成長!

初心者の子や、1年ぶりにスキーを履く子供たちは、身体が慣れるまで悪戦苦闘……

だいたい午前中は転んでばかりで、泣きべそ気味だったりするのですが、

お昼を食べて、午後になるとスイッチが入り、別人の滑りに!!!

さすが達磨の子供たち。

午前中、たくさん転んでも、その中から本質を掴み、

たった半日でガシガシ滑れるというのは大したものです。

やっぱり、人は「可能性の種子」なんですね。

 

 

スキーの後は、源泉かけ流しの温泉に入って、疲れをとって、

いつもお世話になっている、ペンションノアで、ご馳走も。

 

 

最後は、JR越後湯沢駅の構内にある「ぽんしゅ館」で、

越後の銘酒の試飲というオプションも!

 

 

(とってもご機嫌な、我孫子道院 女性メンバーの皆さん)

 

 

今年も、大変充実した冬季雪上鍛錬となりました~

 

◆オマケ◆

其の一

ゲレンデで見つけたニホンカモシカ(?)の骨

これも雪不足だから、露出していたのかもしれない……

 

其の二

毎年、裏目に出るJRスキースキーのキャッチコピー

消えるも何も、今年はそもそも雪がない……(涙)

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『110』

我孫子道院の2020年の新春法会は、1月18日に行いました。

 

新春法会(ほうえ)とは、拳士が一堂に集まって新しい年を祝うとともに、「教典」を一緒に唱和したり、道院長の年頭法話を聴いて、心新たにして一年の第一歩を踏み出すための行事です。

 

 

開式の辞、導師献香、教典唱和のあと、門信徒代表挨拶

 

今年の代表は、

年末に「大学生・高校生拳士訪中団」として、中国を訪問した

女子高校生のS・F拳士

 

道院長年頭挨拶では、

我孫子道院の今年のテーマを発表!

今年のテーマは、

「道院是一家」

「以武会友」

 

「道院是一家」というのは、「武林是一家」をもじったもので、

「同じ道院で少林寺拳法をを学ぶものは皆兄弟」という意味。

「以武会友」は、「武(拳)を以って、友に会う」という意味。

 

 

2020年1月から、

我々少林寺拳法グループの代表・少林寺拳法師家が、
第二世宗由貴さんから第三世宗昂馬さんに交代・承継されました。

 

この第三世代の少林寺拳法のスタートにあたり、

まずは脚下照顧、

道院内の結束を固め、拳士同士が連帯し、一致団結して、修行に励むことを呼びかけました。

そのうえで日々の稽古を楽しみ、仲間をさらに増やすこと。

それが今年の我孫子道院のテーマです。

 

 

続いて奉納演武

少年部代表 S・K拳士とS・N拳士

一般部は、M・T拳士とA・M拳士の女性ペア

 

また、2019年の精勤者(年間120日以上の参座者)の表彰も行いました。

(賞状を持っている拳士が、精勤賞受賞者)

 

新春法会の儀式の後は、境内で恒例のお餅つき

 

つきたてのおいしいお餅を、「阿羅漢会」でみんなで会食し、

「少林寺拳法かるた」なども楽しみました。

 

ゲストで畏友の先生方にもお言葉を頂戴。

 

川崎稲田道院の綾邊道院長

 

取手南道院(浦安スポーツ少年団)の近藤道院長

 

2020年も気骨ある青少年育成のために、全身全霊で取り組みます。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』

 

 

今年=2019年は、「日中青少年交流推進年」の最初の年でもありました。

2018 年 10 月に、日中両国政府は 2019 年 を「日中青少年交流推進年」とし、今後5年間で3万人規模 の青少年交流を実施することを発表。

 

その一環で、我々の少林寺拳法グループからも、青少年の拳士が中国政府に招かれ、

12月21日~12月25日に、全国から大学生28名、高校生54名が、訪中団として中国・北京を訪れました。

 

 

この

「2019年日中青少年交流推進年元年 しめくくりの旅

Shorinji Kempo 大学生・高校生拳士訪中団」

のメンバーに、我孫子道院からも2名の女子高生が選ばれたのです。

 

(訪中した我孫子道院のS・F拳士とA・M拳士。中央は、宗昂馬団長)

 

少林寺拳法と中国との交流の歴史は長く、

日中国交回復(1972年)のすぐ後、

1974年には、開祖を団長とする最初の訪中団が中国を訪れている。

 

開祖は

「世界の平和を達成するには、まず隣国中国との友好から始めなければならない。

日中の友好なくしてアジアの平和はあり得ず、アジアの平和なくして世界の平和はあり得ない」

とし、中国との民間外交に、大変力を入れてこられた。

 

そうした中、若い拳士が、自分自身の目で、リアルな中国、いまの中国を見て、触れて、体験してくるのは、非常に重要で、貴重な経験になったはず。

 

とくに今回の訪中団は、文化交流・教育交流が目的で、日中の学生同士が、ふれあい、学び合うことを最重視。

 

そのため訪中団は、出国前に「事前学習会」も行って、連帯感も高めたうえで出発。

 

現地では、

あの人民大会堂(中国の国会議事堂)でも、演武を披露!!

 

北京体育大学の学生との演武の交換披露や、交流夕食会に参加したり、
北京林業大学の博物館見学や、日本語学科の学生と交流も。

 

 

また、企業見学として、世界的にも勢いがある、北京のベンチャー企業のシェアオフィスも訪問。

 

さらには圧巻の「雑技」の鑑賞や、万里の長城などにも足を伸ばしたそうです。

 

今回の交流を通じて、フレンドリーで積極的な中国の若者たちとコミュニケーションをはかれたことは、大きな財産になったに違いありません。

 

ストロング・ユース=ストロング・カントリー

 

日中の未来は、この若者たちにかかっている。

今回の経験を活かし、日中がよりよい関係が築けるよう第一線で活躍できる社会人に育ってほしいと願っています。

 

訪中事務局、引率された本部の職員をはじめ、関係各位に厚く御礼申し上げます。

このような機会をいただき、本当にありがとうございました。

 

再合掌

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『111』

 

 

令和元年もあと約30時間!

今年もいろいろありましたが、おかげさまで、我孫子道院の年内のすべての予定を無事終えることができました。

 

本年最後の稽古日は、12月27日でしたが、

行事としての「稽古納め」は、21日に実施。

 

午前中から昇級考試、入門式などを行い、

稽古の時間は、一人ひとりの拳士が、自分の好きな法形(技)を、みんなの前で披露し、その理由を解説。

(「得意な技」ではないので、上手い下手は問わないのがミソ!)

 

そして最後は、恒例の

「煩悩退散 108本突き」で締めました~

 

「煩悩退散 108突き」の号令は、11人が10本ずつ、リレー形式で担当し、

最後のひとりには「1~10」ではなく、「1~8」で止めるミッションが与えられる。

 

そして、108本ピッタリで止まらなかったら、もう一度初めからやり直し!

どこかでつっかえたり、気合や突きの動きが悪ければやり直し!

けっこう集中力が試されるスリリングな稽古ですが、

今年も一発勝負で決めることができました。

 

そのあと、みんなで道場を大掃除し、

きれいになった道場で、『卍鍋』を囲んで、

楽しい、楽しい、望年会

 

卍鍋=鶏肉で出汁を取った、塩味のちゃんこ鍋

最後に、自分たちで作った手打ちうどんを入れて、美味しくいただきました。

 

 

望年会の後半では、一般部拳士の「今年の漢字」の発表も!

 

今年も沢山の学びと出会いがありました。

来年1月には、少林寺拳法 師家の第二世から第三世への承継式が待っています。

いよいよ第三世代に突入する少林寺拳法。

 

さらなる寺門隆盛のために、拳士一丸となって、ますます修行に打ち込みましょう。

 

 

新年は1月4日(土)が初稽古。

1月18日(土)に、新春法会と餅つきを行います。

(ゲスト参加者、歓迎)

 

皆さま、1年間ありがとうございました。

来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

 

どうぞよいお年をお迎えください。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』