身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -22ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

皆さま、幸多き新春を迎えられたこととお慶び申し上げます

 

私たちの我孫子道院は、1973年8月13日に設立された道院です

つまり、今年の夏で設立50周年を迎えます

 

倒産企業の平均寿命は23.8年とのこと

少林寺拳法は、営利目的ではなく、人づくりのための団体ですので、企業と比較するのは適切ではないかもしれませんが、

どんな状況下におかれても、「生き抜く」術を教えているわけですから、

道院活動も永続させていかなければなりません!

 

これからも地域の人々に必要とされる道院であり続けたいと思っておりますので、

どうか皆様、今後ともご理解とご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします

 

というわけで、今年は道院設立50周年の記念行事をいくつか企画したいと思っていますが、

その第一弾として、まずは1月7日(土)に新春法会を行ないます
(初稽古は1月6日(金))

 

儀式のあとは、お餅つきも行ないますので、

近隣の拳士の皆さんも、よかったらお出ましください

 

今年も力を合わせて、前進し続けてまいりましょう

 

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『101』

昨日は2022年の稽古納めを行ないました。

 

午前中、昇級考試を行なって、

午後は今年の7~12月入門した拳士の入門式から。

 

9月に親子で入門したIさん(882期)は、親子での入門。
お父さんのS拳士は、今では毎朝自宅で鎮魂行を行なってから、出勤されているとのこと!

今後がとっても楽しみです。

 

稽古納めは、基本、法形練習の後、
ひとりずつ「好きなワザ発表」を!
(得意な技、上手なワザではないのがミソ)

 

そして締めくくりは、恒例の煩悩退散108本突き

 

道場の大掃除もみんなでやって、ピカピカに。

 

プチ忘年会では、各拳士(大人)の「今年の漢字」の披露も。

 

行事としての稽古納めは済みましたが、

年内の通常稽古は12月26日まで行ないます。

 

「善き友を持ち、善き仲間がいるということは、修行の半ばではなく、その全てである」(釈尊)

 

今年もいい仲間たち、いい法縁に恵まれて、修行できたことに感謝します。

 

2023年は、1月6日が初稽古。

1月7日(土)が新春法会です。

 

 

皆さま、1年間ありがとうございました。

来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』

文化の日の昨日は、2ヶ月に一度の武専の日。
(武専=少林寺拳法指導者を目指す学びの場。主に都道府県単位で行なう集中稽古の日)

 

ワタシは武専に参加しましたが、

同時に道院では熱心な社会人拳士(3名)から、自主練をしたいという申し出があったので、午後から道場を開放。

 

専有道場などで、修練日以外でも稽古ができるのは、拳士にとって幸せなことです。

 

というわけで、

ワタシも少し早めに武専を抜け出し、道院での自主練に合流。

 

しかも、武専終了後、

盟友の千葉土気道院の冨野道院長も我孫子道院に立ち寄ってくれて、熱血指導のサプライズ!

 

門下生も大変喜んでおりました~
(稽古に熱中するあまり、写真を撮り忘れてしまったのが残念……)

 

また、今月19日・20日に開催される
「2022年少林寺拳法全国大会 in OSAKA」のゼッケンも届きました!

 

今日の稽古で、出場予定拳士(少年部2名)に手渡す予定。

(道院所属の拳士は、一般財団法人少林寺拳法連盟の個人会員として、大会に出場したします)

 

今週末は、小三と年長の兄弟(+年少の妹)の見学もあり、

その他、今月に入って二件の見学・体験のお問い合わせもいただいております。

 

季節は冬に向かって寒さが増していく時期ですが、

我孫子道院はさらに熱く、ますます活気のある道院になるよう、

拳士と一丸になって盛り上げていきましょう!

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『102』

10月1日、達磨祭を執り行いました。

 

達磨祭は、禅の祖師、達磨大師の命日(10月5日)の前後に、
達磨大師を礼拝し、その遺徳を偲ぶと共に、拳士一人ひとりがいっそう拳禅一如の修行に精進し、
「達磨の子」として七転び八起き、不撓不屈の精神と本当の強さとやさしさを身につけることを互いに誓い合う行事です。

 

少林寺拳法の開祖 宗道臣先生は、法話のなかで、

「達磨さんは、堅苦しい人ではない。
子供のおもちゃにもなられれば、街の料理屋や駄菓子屋の屋号にもなられる。ふしだらな芸者はだるま芸者という。この頃は、選挙必勝の道具にまで使われる。
これほどみんなから親しまれ愛されているのは、本当に悟られた大きなお方だからだ。
その達磨さんが宗門の行として、護身練胆の法術として立派な人格を作るのに役立てようと考案されたのが、少林寺に伝わる拳法だ。
諸君は、正義と人道を重んじる人間となり、活人拳としてこの拳法を学べ」と語られている。

 

これほど広く愛されているという意味では、ダルマこそ元祖ゆるキャラといえると思うが、一方でダルマの顔の表情は険しく、カワイイキャラとは言い難い。

 

(小六のT・O君が、修学旅行先の日光で作ってきてくれたダルマのお面)

 

それでもこれだけ親しまれているのは、厳しいけれど慈悲深い、力愛不二の実践者だったからに違いない。

 

そんな達磨大師は、インドから中国に渡る前、すでに釈尊より二十八代目の法統を受け継いでいたが、中国で南朝梁の武帝に接見した際、武帝の怒りに触れ、追放されて河南省嵩山少林寺に逃れたとされる。

 

そして、嵩山で面壁九年の修行を積んで、禅宗の祖師になられた。

 

つまり、かの達磨大師でも、武帝と接見した時点では、まだ悟りの境地にいたっておらず、その後九年もかけて大悟したともいえるのではないだろうか。

 

もっというと、達磨大師でも武帝との接見は失敗している……

しかし、その失敗から七転び八起き、不撓不屈の精神で立ち上がったことこそ、肝要なところだと思われる。

 

(一部の天才を除き)はじめから完成している人はいない。

修行を重ね、平凡な領域から、非凡な領域に達するのが、

いわゆる「達人」になるということ!

 

そのプロセスこそ、拳士が手本とするところで、達磨を奉る大きな理由のひとつになっている。

 

達磨大師は九年。

そして宮本武蔵も

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」

「鍛」は基礎が定着するということ、「錬」は一つの道として揺るぎなく完成すること)

と言い残しているぐらいなので、我々も1クール10年ぐらいの単位で、まさに不撓不屈の精神で、肚腰据えて修行に臨み、みんなで一緒に「達人」を目指しましょう!

 

そんなことを誓い合ったのが、今年の達磨祭でした~。

 

(ダルマになったつもりで、七回転がり八回起き上がる、通称「ダルマ受身」)

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』

 

 

ご報告が遅れましたが、この9月から我孫子道院に新しい仲間が加わりました。

 

 

真新しい道衣がまぶしい

新入門の拳士拳士はIさん親子。

お父さんのSさんは30代、息子さんのR君は小学4年生。

 

二人は先月、一ヶ月間「少林寺拳法サマースクール(長期体験入門)に参加してくださり、この度正式な入門を決意してくれました~

 

入門期生は882期。

我孫子道院の現役拳士では、7組目の親子拳士になります。

 

これから親子で切磋琢磨して、励まし合いながら修行に励んでください。

 

親子で同じ道、少林寺拳法に打ち込むのっていいですよ!

お互い教え合えますし、家では見られない顔も見られますし、会話も増えますので、とってもおすすめです!!

 

また季節的に過ごしやすくなる秋は、少林寺拳法をはじめるのにベストシーズンともいえます。

 

このIさん親子に続く、見学、体験、そして新入門の方をお待ちしておりますので、

興味のある方は、ぜひご一報ください。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』