先週、バレンタインの由来にちなんだ、次のような法話をしてみました。
バレンタインは、3世紀のキリスト教の聖人、バレンティヌス司教の名前に由来するものだそうです。
当時のローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、「若者が戦争へ行きたがらないのは、故郷に残る家族や恋人と離れたくないからだ」という理由で、兵士たちの婚姻を禁止していた。
そうした中、皇帝の意向に逆らって隠れて多くの兵士たちを結婚させていたのが、バレンティヌス司教。
そのことを知った皇帝は、バレンティヌスに二度と法に背かないよう命じますが、バレンティヌスはそれにも従わなかったため、西暦269年2月14日、処刑されてしまう……。
後世の人々は、彼の勇気ある行動を讃え、愛の守護聖神「聖バレンタイン」としてまつるようになり、それが2月14日=バレンタインデーの起源とのこと。
ローマ帝国の皇帝に脅されても、信念を曲げず、命がけで自分が正しいと思うことを守り抜いた、バレンティヌス。
歴史に残る気骨ある人物ではないですか!
「今だけ、金だけ、自分だけ」という社会的風潮がはびこる昨今の日本人は、チョコなど食べている場合ではなく、バレンティヌスの爪のアカでも煎じて飲んだ方がいいのではないだろうか?
少林寺拳法の開祖も戦後中国から帰国し、道義も人情も廃れ、自分だけの幸せを願い、青少年の多くが将来に対する希望を失っている祖国日本の姿を見て、
「このままでは過去に輝かしい伝統を持つ日本民族もやがて骨抜きにされてしまう。
これではいけない。これからの半生を骨のある青年の育成に捧げよう」と決心されて、少林寺拳法を創始された。
少林寺拳法の修行を通じ、権力にも媚びず、お金にもなびかない、
真の強さと、芯の強さと、心の強さを求めていこうではありませんか。
今こそイエスマン化にストップをかけて、反骨精神を取り戻さないと、日本を取り巻くダウンフォースに歯止めがかからなくなってしまうぞ、と!
今回の法話の骨子はこんなところです。
というわけで、自称 硬骨漢のワタシは、甘いチョコの誘惑にも負けませんでした(嘘)
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』