金剛禅総本山少林寺にとって、10月といえば達磨祭!?
(「達磨祭って何?」という方は、去年の達磨祭の記事 をご参照ください)
今年は10月8日に、H大先生率いる千葉沼南道院と合同で、我孫子道院で行いました
達磨大師はご存知のとおり禅宗の始祖であり、我々拳士にとって祖師という存在です
つまり少林寺拳法の主行=「易筋行」は、達磨の遺した、身体と精神の調和を図る禅門覚道の最高の行法(身体鍛錬法)=達磨の遺法だというわけです
しかるがゆえに、達磨の命日(10月5日)にあわせて、本山そして各道院では、達磨の遺徳を偲ぶ達磨祭を挙行するのです
『達磨といえば、起き上がり小法師、縁起仏、「達磨落とし」に「ダルマさんが転んだ」、お店の屋号に、選挙必勝の道具、etc.と、とにかく身近な存在だが、これほどみんなに親しまれているのは、達磨大師が本当に悟られた大きなお方だった何よりの証拠。道院の達磨像を拝んでも、願いがかなったり、昇級昇段が早くなることは決してないけど、不撓不屈の達磨精神を見習って、達磨に近づく努力を自分自身に誓うという意味で、達磨を祀ってあるんだよ』といった話をしました
ちょっとむずかしい話もしましたが、みんなわかってくれたでしょうか???
我孫子道院の祭壇(達磨像は立像)
くどいようだが、礼拝してもご利益はない!!
ではなぜ、達磨像を祀るのか?
開祖曰く
「たとえば、遠くに旅するとき、愛する家族の写真を忍ばせることがあるだろう? ほんとは、写真など見なくても家族の顔を忘れるはずがないのにだ。それと同じ“仕掛け”だよ。頭の中だけではなく、その姿を目の前にして手を合わせてこそ、『私はダルマの子だ』とか、『私もダルマになろう』という気にもなれるのだ」
とのこと
さすがに説得力が違います
参考までに、本山の祭壇
そして本山の達磨像(こちらも立像)
現在、新設の道院に頒布している本山制定の達磨像
(開祖の姿がモデルといわれている)
ダルマにもいろいろあるものです
我孫子道院の達磨祭では恒例(?)の「ダルマ受身」(ワタシが命名)
胡坐をかいたまま、文字通り『七転び八起き』を体現する……
◆おまけ◆
先日、博多に出かけた際立ち寄った、博多ラーメンの名店「だるま」の写真
ダルマの名に恥じない(?)非常に美味なラーメンでした
拳士の皆さんにイチオシのラーメン店です
替え玉まで完食! ごちそうさまでした
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『103』