今日は年に一度の達磨祭
拳士には説明不要だろうが、
達磨祭とは、下記のような行事です
『達磨祭とは?
達磨大師は、いまからおよそ1500年前に、インドから中国河南省の嵩山少林寺に渡り、
釈尊の正しい教えと、その行法(座禅行・易筋行=拳法)を伝えたという人物で、
金剛禅総本山少林寺の本尊でもあります
達磨祭は、その祖師達磨大師の命日(10月5日)の前後に、
達磨大師を礼拝し、その遺徳を偲ぶと共に、拳士一人ひとりがいっそう拳禅一如の修行に精進し、
「達磨の子」として七転び八起き、不撓不屈の精神と本当の強さとやさしさを身につけることを
互いに誓い合う行事です』
達磨忌と湿っぽくならず、お祭り(?)にしてしまうところが、開祖ならではの発想だが、
少林寺拳法の創生期からおこなわれてきている伝統の行事で、我孫子道院でも本山の儀式要領に則って毎年厳粛(?)に挙行している
儀式自体はおよそ30分ほどで終了するので、そのあとは、通常の修錬をおこなうわけだが、その儀式と修錬の間に、ワタシが命名した
「ダルマ受身」
というものをおこなってもらった
要は、胡坐のような格好で座ったまま、左右に転がって起き上がるだけなのだが、
これで七回転がって、八回起き上がってもらうのだ
つまり、七転び八起きの実践……
自分でも安直だと思うが、実際に七回転んで八回起き上がることで、「達磨の子」であることを自覚してもらい、
「自分にも、達磨のように転んでも起き上がる力がある」ということを、頭や理屈ではなく、体得体解してもらうのが目的だ
(けっこう馬鹿に出来ない効果があると自負している!?)
失敗したり、くじけそうになったり、壁にぶつかった時
我々こそ21世紀の達磨の後継者だということを思い出し、何度でも立ち上がる本当の強さを、身につけていくためのひと工夫だと思っていただきたい……
祭壇です! 我孫子道院の達磨像は、本山の本堂にある達磨像と同じような立像です
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』