地域力(ちいきぢから)の巻頭言を執筆されている月尾嘉男東大名誉教授が岩国市市民会館で錦川名流塾の講演をされた。

先生は12月号月刊SHOKOKAIでも北川正恭先生との対談が掲載されている。

名流塾ということで川のことだと思って参加された方が多かったが地域力の巻頭言で書かれた内容を更に広く深くされた経済問題だった。

タイトルは「ガラパゴス日本からの脱却 地域から変革する日本」

かつてバブルの頂点時期、経済はもちろん教育も世界のトップだった日本が今や凋落の一途。

かつて(平成2年)銀行の経常利益の世界トップ20に 十銀行以上があったのが現在は一つもない。

中国などに席巻されている。

いや一つだけベストテンにある。

三菱東京UFJ銀行のみだが、これはかつて単独でそれぞれが入っていた。

携帯に代表されるガラパゴス化だが、いろんな分野で孤立化し、世界から取り残されてきているとのこと。

たくさんのデータを基にお話しいただき、それを脱却し、これから地域が活力を出すために何をすべきかを明確にお示しいただいた。



山口県 やましろ商工会
これは商工会50周年記念誌 地域力


山口県 やましろ商工会
名流塾は今回が3回目であり、第1回目を錦町で開催した節は

夜キッチンパドルで数人で先生を囲んで一杯やった。

そのよしみで見開きに先生のサインをいただいた。


第3回目のカープ杯が12月19日岩国市由宇町のカープ2軍練習場を貸切で開催された。

岩国市近郊の少年ソフトボールチームが集まり熱戦を展開した。

さすがにプロ野球の練習場、見事に整備されたグラウンドにいつも以上に元気が出る試合だった。

美和町からマロンカレーなども出て食で支援された。



山口県 やましろ商工会

山口県 やましろ商工会

山口県 やましろ商工会

山口県 やましろ商工会


山口県 やましろ商工会
12月9日14:00~やましろ商工会本所にて岩国市の観光振興ビジョンの戦略の一つ「里の駅」設置構想における説明会が開催された。

山口県の観光戦略会議議長山本時博先生を専門委員にお招きして

*里の駅とは何か?

*道の駅とどう違うのか?

*どのようなメリットがあるのか?

*他府県ではどのような取り組み事例があるのか?

など、具体的な事例を示しながら説明された。

既設の観光施設事業者やNPO法人、体験交流施設管理者など20数名の参加者があり熱心に聞いておられた。

やましろ商工会は、岩国西商工会、岩国商工会議所との広域連携で来春3月に20か所以上の里の駅オープンを目指す。



直会(なおらい)


筆者は先週末2回の村の鎮守様の秋祭りに参加した。

参道を掃き清め、本宮のクモノス払いをし、しめ縄を打ち直して神事の後、なおらいとなった。

大阪からUターンした5年前は面食らった。

自治会の班長さんから 「あんたあ なおらいは参加するんね?」

---に何のことか分からず、聞くのも恥ずかしいので「はい」と返事したが、これが集落の絆を深める重要な意味を持つ飲み会だと今にしてやっと理解できた。


かつて住んでいたとはいえ、知っている人もほとんどなく、付き合い方も判らなかったが、このなおらいで酒を酌み交わすことで集落の一員として認めていただいた。

それまでは、散歩していても「どこのよそ者」というような目で見られていたのが、あいさつすると「にこっ」と笑って冗談の一つも返ってくるようになる。

大事な儀式だと感じた。

さて、商工会も 役員会、忘年会と組織内なおらいが続く。


山口県 やましろ商工会
しめ縄うちは男し(おとこし)の仕事。

長老から若手へ 左縄のない方などが伝えられる。

6mのしめ縄と3mのしめ縄ができた。



山口県 やましろ商工会
完成した新しいしめ縄
山口県 やましろ商工会
御祭の祭壇

榊を真ん中に左に山の幸(山菜)

右に海の幸のするめや昆布

そして米と清水

左手前が本宮のしめ縄用御幣

右手前は鳥居用の御幣

やましろ高原大田原で蕎麦の収穫をやったんじゃげな!

ハゼ干ししたそばを足踏み脱穀機でガーランコ ガーランコバリバリバリと脱穀し、唐箕でゴミを飛ばして種蕎麦にしたんだと。

すばらしい試みだ。

中国をはじめとする東南アジア諸国の発展で資源のハイパーインフレがささやかれる中、これならガソリンも電気もいらない。

この蕎麦は少しアクの強い在来種だとのことだが、旨みと香りは広島の蕎麦屋さんのおすみつきらしい。

収獲には参加できなかったが試食には何としても参加したい。
山口県 やましろ商工会