アルジャーノン、チャーリー、そして私
ダニエル・キース 早川書房 20001960年にヒューゴー賞を受賞した「アルジャーノンに花束を」の著者、1999年の半自伝 訳小尾芙佐最終章「もし・・・・・だったらどうなるのか?」がじっさいに起こったことから 引用 彼らがアルジャーノンに追いついたいま、私は世界じゅうのチャーリーのことを私は考えずにはいられない。私は訊いてみた。「人間の 知能を増大するにはあとどれだけかかるでしょうか?」「あなたがた作家は、いつもわれわれより先を行っている。われわれはただそのあとをついていくだけです」「あとどれくらい?」と私はくりかえし訊ねた。長い間をおいて、ツィエン博士はいった。「あと30年のうちには実現するでしょうね」ここまで科学者の言った30年には あともう少し。科学技術の進歩には驚くことが多い。人間の智慧と知能スキルは環境による。技術と便利さをどう使いこなすか人為的な要素も加わるという未来はもう身近である。利口になりたい、利口でありたい、誰よりも利口になりたい、利口であってほしいは異なる。アルジャーノンとチャーリーを思い出しながら時々考える。