政蘭会を解散し、それぞれの道を歩むことになりました! | 西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。

西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。

西宮市議会議員の川村よしとです。
仕事やプライベート、トレーニングのことなどを気軽に書いていこうと思います。
こっそり、筋肉議員枠での認知度向上も狙っています(笑)

なかなかBlogを更新できず、申し訳ございませんでした。

僕の中で、ようやく諸々消化できましたので、改めて報告することに致します。

 

・・・

 

10月18日付で、政蘭会は会派を解散しました。

解散については、僕が提案しました。

 

①西宮市長選挙を終えて定例会を2回こなし、

 会派としての役割を一定終えたということ。

 

②来年4月に統一地方選挙を控えた中、

 各議員が自分のポリシーの下、自由に活動できるようにするため。

 

上記が主な理由となります。

 

・・・

 

まず、1点目の理由について。

これは、読んで字のごとくですね。

 

政蘭会(発足時は政嵐会)は、維新の応援はできないが、

「維新がイヤだ」という理由で民主党や共産党などと野合にもなりたくない。

しっかりした保守系の候補者を擁立すべきだという考えの下、

政新会から分裂する形で4人で結成した会派でした。

 

詳しくは、3月の市長選に関する一連のBlogをご参照下さい。

【参考】新会派「政嵐会」の結成と、吉岡さん立候補までのウラ話。

 

西宮市長選は残念ながら負けてしまいましたが、

有権者の方々に維新でもなければ野合でもない、新たな選択肢を提示できたことは

大きな価値だったと感じております。

【参考】本当の政治家たちと、幸せな選挙でした。

 

市長選挙から半年が経過し、

このプロジェクト的な一連の動きに、ひと区切りつけても良いのかな。

…というのが理由の1つ目になります。

 

・・・

 

2点目の理由について。

 

僕は25歳で政治活動を始めてから、1度も政党の公認を貰わずに活動してきました。

なので、自民党の動きに関しては関与する立場にはありませんでした。

しかしながら、西宮市長選に関する僕の動きがきっかけで、

西宮市の自民党が、政新会と政蘭会に分裂したのは紛れもない事実。

半年後に統一地方選挙を迎えるに当たって、

何らかのけじめが必要なタイミングにはなってきていたと思います。

 

そんな中、前回のBlogで「議員定数削減の条例案を提出します!」とお伝えした通り、

【参考】議会改革を進めるため、政蘭会から議員定数削減案を提出します!

僕と幹事長だった田中正剛議員が主導で会派間交渉も含めて調整を進めていました。

 

しかしながら、この条例案は提出すらできませんでした。

理由はいくつかありますが、可決のメドが立たなかったことが大きいです。

西宮の自民党は議員定数削減にはもともと反対です。

(みんなアレコレ理屈をこねますが、結局は自分が選挙に落ちるのが怖いという印象)

そしてその動きに呼応しているのかどうなのか分かりませんが、

まぁ何せ、議会全体として反対派が多かったわけです。

(詳しく書けない部分もあって歯がゆいです)

 

選挙公約で「議員定数削減」を謳っておきながら、

自ら主体的な行動を一切起こさない議員だらけだったのは、かなりショックでした。

維新のとある市議は「議員定数半分、議員報酬半額」と

言っておりますが、どう回収するつもりなんでしょうね?(笑)

 

そして何より驚いたのは、

「条例案を提出させて否決になったら、川村はチラシに議席図を描いて、

 賛成の議員と反対の議員を色分けして全戸配布するぞ」とウワサされていたことです。

何なら「川村が、そのパフォーマンスをするために否決させるつもりでやっている」

そんな声も聞こえてきました。

(名前まで書きたいですが、本人に直接言われたわけではないのでやめておきます)

 

議会運営委員会で、議会基本条例の見直しの中で定数削減を議論したかったのですが、

それすら叶わなかった。

だから定数削減の条例案を出して、議論を喚起しようと考えていたのですが、

まぁくだらないことを言う〇〇党(←好きな政党名を入れてみて下さいw)

の議員もいるんだなと、怒りを通り越して正直言って呆れました。

また、約11年間同じ議会で働いていて、僕ってそんな風に見られていたのかと、

悲しい気持ちにもなりました。

 

こうした動きの中で僕が強く感じたのは、政蘭会という形に拘ると、

自民党公認議員のメンバーを、今後苦しめることになる…ということでした。

 

西宮の自民党多数派とは意見の異なる、議員定数削減を主導したことを含め、

次の選挙での公認が危ぶまれるのではないかと、そんな印象を抱きました。

そうなると、自民党所属の政蘭会のメンバーは苦しい立場に追い込まれてしまう。

それは僕にとっては不本意です。

(このあたり、詳しく知りたい方は直接お話しすることは可能です)

 

また、僕自身がもう一度、

政党無所属・会派無所属の裸一貫となり、

何にもとらわれることなく、自分の信念や哲学を見つめ直すこと。

その上で、これからの西宮のために自由に活動するという

腹括りを改めてする必要があるとも感じていました。

 

長くなりましたが、

こういったことが理由で、僕が政蘭会の解散を提案しました。

仲違いとかではないですし、何ならメンバーの1人とは、

政蘭会という役割を果たしたことで、

「政蘭会解散に乾杯!」って飲みに行ったくらいなので、

各々にとって前向きな解散だったと思います。

 

・・・

 

新聞にも書かれておりましたが、

現在、吉井議員と上谷議員は政新会に戻っており、僕と田中議員は会派無所属で、

通称「タコ部屋」で仲良くベンチャー企業感を出しております(笑)

ふたり部屋なので、個室の時もあってなかなか快適です。




今月中には、新作の志政報告も出来上がりますのでそちらでも、

別の視点も交えながら、政蘭会解散の件には触れております。

 

市長選から会は解散に至る自らの行動に、僕はとても満足しています。

「OPEN西宮」と書かれた青いジャンパーを着て野合になるくらいなら、

志を胸に議員バッジを置くことを選んだでしょう。

あの市長選が終わるのを息をひそめてやり過ごしていたら、一生後悔したはずです。


25歳の時の僕にも、胸を張って言えます。

「38歳になっても、信念曲げずにやってるだろ?」って。

 

お会いしたことのない市民の方々から届いたたくさんの前向きなご連絡は、

僕のことを本当に勇気づけてくれました。

改めて、応援して下さっている多くの方々に感謝し、

政蘭会解散のご報告とさせて頂きます。

 

それでは、今日はこのへんで。

ありがとうございました!

 

 

 

 

川村よしと