何週間か前に、外国人に日本語を教える資格を取る目的である学校に入学しました。日本語を広めたり、日本語教師を育成する事にとても力をいれている学校です。本部はLondonにあるけれど、今の生活は壊したくないので、通信教育に応募しました。お仕事しながら、あいてる時間を使って、出された課題に答えて、それを提出していくというもの。課題を全部クリアすると(約6週間はかかるらしい)London の学校で、実際に外国人に日本語を1週間教える、教育実習があります。


好きな事をやらせてもらっている今の生活に不満はないけれど、先の事を考えるとやっぱり少し不安になったりも。大好きな馬をずっと続けていく為にも、自分ができる事を増やしていきたいなと思って決めました。せっかくの語学力ももったいないしね。そして今日早速、課題と共に教科書が2冊送られてきました。


ちょっと目を通してみると...。とても難しそう。当たり前だけど、漢字ばっかり。先が思いやられます。

お仕事へ持って行っているハンドバッグの中が、少し汚い事に気づいたある日。


中身を全部出して、天井の窓を開けて、バッグを大きく振った


次の瞬間。


チャリーンって。下を見てみると、愛車Bubbleちゃんの鍵が屋根に落ちている(((( ;°Д°))))!!!


妹に服つかんでもらっておいて、屋根に上り、恐る恐る鍵に手を伸ばす。



はあああああ。怖かった。手を離さないでいてくれた妹に感謝☆

イギリスは9月に入ってから、周りの景色も空気もどんどん冬に近づいていますよ。

紅葉していた葉っぱも今はほとんど落ち葉となり、風も冷たかったり。

馬達ももこもこした冬毛に生え変わり、みんな冬支度真っ最中です。

今年の夏は、あまり暑くなかったからなああ。冬もかなり寒そうです。

何かを学ぶという事。生まれた時から始まって、大人になってからも日々学んで成長していきますよね。


何か新しい事と出会って、それを学んでから、自分の力にするまで、つまり ”できる”と、自信を持って言えるようになるまでには、いくつかのステップがあるらしいです。うちの先生いわく。ちょっとおもしろいので、ご紹介しちゃいます☆


Step 1. Unconsious Incompetence


一番初めの段階。Incompetence とは、何かができないという事。自分の力の無さを表します。 Unconsious とは、無意識。だから、この段階では、他人から見れば、ああ、あの人はあれができないんだなとわかるのですが、自分では、できていない事さえ、わかっていない。そんな状況です。


例えば、乗馬初心者の方が、軽速歩 (馬の上で乗り手が立ったり座ったりを馬の歩調に合わせて繰り返して行う動作) をやろうとしている。もちろん、あまり経験がない為、自分ではできていると思っています。しかし、はたから見れば、リズムはあっていないし、馬の動きともあっていないので馬も乗り手もバランスが取りづらそう。


ビデオや他に自分より上手な人と自分とを比べて気づくか、何か周りの人にヒントをもらって気づくか。できていないという事にここで気づかないと、次のステップにはいけません。


Step 2. Conscious Incompetence


Incompetence だから、まだ前の段階と同様、できてはいません。ですが、Conscious つまり できていないという意識、実感はあります。だから、できるようになろうと何か方法を見つけるのに必死になります。また、どうしてできないんだろうと、とてもイライラする段階でもあります。


でも、意識的にできていない事に気づけば、人に聞いたり、本やビデオで勉強したり、できるようになるコツをつかむ方法はいくらでもあります。


Step 3. Conscious Competence


Competence は、できるという事。この段階では、Conscious 意識的に気をつけていれば、自分ができるようになりたいという物を修得する事ができます。


例えば、Step 1. では軽速歩ができないという事に気づいていなかった。

Step 2. では、できていないという事にやっと気づく。そして、どうしたらできるようになるだろうと、方法を必死に探す。

      Step 3  では、心の中で、もしくは口に出して、1,2 1,2 と立ったり座ったりするタイミングを馬の動きに合わせて数える。


とても意識的にではありますが、軽速歩ができるようになっていきます。もちろん、やり方は一つではありません。あとは、ひたすら練習あるのみ!!Practice makes perfect!を信じてやるしかないです!




Step 4. Unconsious Competence


Unconsious つまり無意識に、それがCompetence できるようになっている。意識的に気にしたり、集中しなくても、できるようになっている。ここで初めて、”できる”と、その力を自分の物として誇れるでしょう。ですが、この前のステップがないと、ここまではたどり着けません。まあ、生まれもって飛びぬけた才能、センスがある人も世の中にはいますが。うらやましい!!


でも、センスがなければ努力でカバー!!ってことで。


これはもちろん、馬以外にも、何にでも当てはまると思うので、みなさん自分の立場に置き換えて、ちょっと考えて見ては。おもしろいですよ。

Calmness comes through discipline!


試合に行くと、必ず1、2頭はRiderの言う事を全く聞かない、乗る前からとても手を焼かせている、そんな馬達がいる。


馬運車から降りてきて、馬そうする間ジタバタしていて、全くもって落ち着きがない。前かきをしてみたり、首を大きく振ってみたり。


乗るまでに乗り手は疲れちゃうし、やっとまたがった時にはかなりイライラした様子。こんなんじゃ、いい演技なんてできる訳ない。むしろ、馬そうの段階でジッとしていられない馬は、乗ってる時でもそれは変わらない。集中してないから、何かに驚いたり、Warm Up 中の他の馬の事が気になったり。


普段からやっていい事と、やってはいけない事。マナーをしっかり教えてもらえている馬は、Riderが馬房の中に入ってきた瞬間から、ジッと耳をかたむけて集中している。乗ってる時はもちろん、そうでない時も。そういう馬は、初めて行く試合会場でも、静かにRiderの指示を待つ。大事なのは、日ごろその馬とどう接しているか。その積み重ねが、いざという時に結果となって表に出るだけ。Training は乗ってる時だけじゃないんだね。



A Horse Can Feel A Fly!



馬は皮ふに止まった、もしくは止まろうとしているハエでさえ感じる事ができるのだから、乗り手も馬の上での動きを最小限にとのこと。




動けば伝わるってものでもないし、逆効果を招くことも。


若い馬を調教する時も、脚などの合図はできるだけ小さなものから始める。それでも馬が反応をしめさないのなら、合図をだんだん大きく、そしてムチも使う。


小さい頃教えてもらった馬の乗り方とは全然違う。はい!!と大きな声と一緒に、馬のお腹を元気良く蹴りましょう!!って。


それもそのはず。小さい子にとっては、強いか弱いか。その中間の、少し弱めとか、だんだん強くとか、そういう事は難しすぎるもの。


上手い人の乗ってる姿を見ていると、とても優雅で、あまり体を使ってないように見える。自分の体重移動、座り方、筋肉の閉め具合、そういう微妙な違いで、馬に自分の意思を伝えているのだろう。


そういう風に乗れるようになりたいなあ。とも 思うけど、でもどうせ狙うなら、以心伝心!!に近い関係がいいなあなんて。 目標は高い方がいいっていうものね。w

イギリスでの生活も、かれこれもう4年目。今までいろんな乗り手と馬のコンビを見てきたけど、やっぱり馬の方が一枚うわてだなと思い知らされる事がたくさんある。


まだ障害を飛び始めて間もない乗り手。そんな子が、障害を飛ぶのをうまくなりたくて親に買ってもらったSuperJumping Horse. 一つ障害を飛び終えたその子は次の障害の事を考える余裕も、そこまで自分の馬を持って行く技術もない。障害までのApproach の悪さは言うまでもない。見てて怖いくらい。これじゃ飛ばないだろと、見ている誰もが思った。だって、全然障害に向かっていってないもの。でも、とっても偉いその馬は、自ら右に動いて、障害に対してまっすぐになって、その障害をクリアしていった。なんて偉い!!!Now that is a good horse!と、全員一致。乗り手のミスを、馬がカバー。ありがと、早くもっと上手くなるからね、とその子は馬に言ってたな。


プロの世界、特にX-countryなんかでは、"Please horse, get me out of here!" "頼むから、切り抜けて!”と、乗り手は馬の上でただそう祈るしかないなんて状況も少なくはない。一つ間違えれば、とても危険な状況に陥ってしまう。人間のカンよりも、馬のカンの方が外れないのかな。それにしても、”あそこで

この子が足をたたまなかったら...”なんていう乗り手のコメントを聞いてると冷や汗が出てしまう。そうやっていくつもの難関を突破していくうちに、お互いの事を更に信頼できるようになっていくのかな。見ているだけという立場の私達さえも彼らを誇りに思ってしまう。

とーっても長い間ブログをほうき?していた訳じゃないのですが、日本語が打てずの生活だったので少しの間お休みしてました。

でも今日から復活!!


最後に記事を書いた時からまたまたいろいろと生活環境が変わりまして...。なんと6月から、そう、つい最近から妹との同居生活をしています。香港から来た妹ちゃん、昔はけんかが耐えなかったけど、まあ、今は二人ともお互いの嫌な部分を受け入れられる年頃になったのかな?なんとか仲良くやってます。って、始まったばかりですが。


お仕事もとっても順調。毎日忙しいけど、楽しくいい汗かきながらやってます!!他のスタッフとも仲良くなれて、お仕事以外でも遊んでもらってます。とおおっても、とにかく勉強になるなる!ここにきてよかったです。馬は趣味にしといた方がいいぞと何度言われた事か。まだ研修生だから大きな事はいえないけれど、でも安心してください、嫌になるどころか、馬の魅力に弾かれるいっぽうです。


かわいいかわいいマウス君も順調。元気です。


まあ、またちょっとづつエピソードを添えていくので、これからもよろしくお願いしますね☆★☆

iroiro nayanda kekka, imamade ita tokoro wa dete, tadaima Yorkshire Riding Centre toiu tokoroni training ni kiteimasu. mochiron, mouse mo isshoni. shikashi, internet wa arumonono, nihongo wa yomeru kedo utenai. node ro-maji nyuuryoku to natteimasu. yomizurakute sumimasen.


osewa ni natta sensei, sensei no okaasan, meikko, otouto kun, sosite uma tachi ni namida namida no owakare wo sita ato, (datte sensei ga saki ni nakidasundamon!!) mouse wo noseta baunsha no usiro wo hasiru koto 4 jikan choi. choujikan no unten wa hajimete dattakara tsukareta-.


sikasi hontoni hontoni, osewa ni narimasita!! dekiru koto nara zutto sokoni itai, sonna basho ga igirisu de mo mitsukarunante omotte inakattakara. motto hayaku deatte itakattana-to omou bakari. idou tochuu no kuruma no nakadewa, konnani samisii omoi wo site deru karaniwa zettai atarasii toko de ganbaru!! to kokoro ni chikai....


mou hitotsu sou touku nai tokoro to nayanda kekka, kimeta kono basho. douse idou surunara, motto zenzen chigau chiiki ni itte mitakatta tteyu-nomo aru. demo, uma no tanosisa wo wasurezuni, umaku natte ikesouna ki ga sita tte yu-no ga ichiban no riyu- kana. korekara mo mae wo sikkari mite, mawari wo miwatasite, ue wo mezasite ganbatte ikou to omoimasu. nayanderu aida ippai sasae ni natte kurete, ouen sitekureta minasama arigatou gozaimasu!!


demodemo yappari tomodachi to hanarechauto samisiinaaa. sosite, hitonan satte mata hito nan, mouse kun hakou gimi. migi temae ga chotto okasii. hontoni chotto dakedo, yappari okasii. mousukosi yousu wo mite, tsugi no oyasumi no hi ni jyu-i san ni kitemoraouto omotteimasu.

ふううう、またまた、自分の次のステップについて決めなくちゃいけない事がでてきました。久々に、また、迷ってます。何を迷ってるかというと、うーん、色々と。しいて言えば、全部。馬がかかわってくると、自分にとって馬は多分ほぼ全部にいたるから、だから馬で迷ってるとなると、全部が見えなくなってる気がする。ついでにこの国は天気が悪いから気分も落ち込む。寒いし、どんよりしてて、考え事してると急に寂しくなったり、いろんな人に会いたくなったり、なぜか涙もろくなってみたり。訳わかりません。



というのも、今お世話になっているRiderさんは、小さい頃からずっと馬しかやってなくて。まだ30歳だけど、ずっと馬をやってきた事には変わりなくて、あんまりお金にはならないし、でもものすごい肉体労働で、雨の中の作業や、朝から晩まで動きっぱなしな生活に少しうんざりしているご様子。馬をBusiness としてやるのに限界を感じてきたとか。だから馬は一度置いといて、他に何か新しい事をやりたくなったらしいです。何かというと、Dentistry.しかも、馬のではなく、人間の歯に興味を持ち始め。それを聞いたときは、おいおい、かんべんしてよ、というのが本音。もちろん何の資格もない為、研修生として始まるわけで、ぜんぜん家にいない。という事は、ぜんぜん乗ってるところを見てもらえない訳で。それはやっぱり最初の話と大分条件が違ってくるよね。



馬しかない生活なんて、自分にとっては憧れそのもの。でもそんな生活に縛られるのはもう嫌って思って、それで全く未知の世界を選んだ彼女の決断、今ではかなりRespectしています。自分をしっかり持っているからこそ、そんな思い切った決断ができるのだと思うし。ちょっとそれってかなり自分勝手!!と最初は思ったけど、でも何かを本気でやりたいって思ったら、ちょっとは自分勝手にならないと。Riderとしても、Trainerとしても前からかなり尊敬していたけれど、今回の事がきっかけに、人としても尊敬すべき要素を沢山持っている人だなと思いました。そんな人の下で働かせてもらえて良かったと。すごいなあなんてのんきな事を言ってる場合じゃないのです!!自分も、自分にとってのベストな決断をしなくちゃいけないなって。



でもま、ここまできた自信っていうのはなかなかすごいもので、またちゃんと自分の道を見つけられる...かな?見つけてみせます!!はあああ、なんで馬が自分にとってこんなにも大事になってしまったのか。いつからだろ。大事だから、こんなに悩むのだけれど。誰か何とかしてーーー。でも自分でなんとかするしかないのはもういくらなんでもわかってます、はい。


という訳で、新年早々考えさせられる事が多く、決して賢くはないので少々頭の中がパニックですが、この際悩みまくって決めたいと思います。結構なやんだ結果、選択肢を2つに絞ることには成功。あとは、どっちをとるか。