何かを学ぶという事。生まれた時から始まって、大人になってからも日々学んで成長していきますよね。


何か新しい事と出会って、それを学んでから、自分の力にするまで、つまり ”できる”と、自信を持って言えるようになるまでには、いくつかのステップがあるらしいです。うちの先生いわく。ちょっとおもしろいので、ご紹介しちゃいます☆


Step 1. Unconsious Incompetence


一番初めの段階。Incompetence とは、何かができないという事。自分の力の無さを表します。 Unconsious とは、無意識。だから、この段階では、他人から見れば、ああ、あの人はあれができないんだなとわかるのですが、自分では、できていない事さえ、わかっていない。そんな状況です。


例えば、乗馬初心者の方が、軽速歩 (馬の上で乗り手が立ったり座ったりを馬の歩調に合わせて繰り返して行う動作) をやろうとしている。もちろん、あまり経験がない為、自分ではできていると思っています。しかし、はたから見れば、リズムはあっていないし、馬の動きともあっていないので馬も乗り手もバランスが取りづらそう。


ビデオや他に自分より上手な人と自分とを比べて気づくか、何か周りの人にヒントをもらって気づくか。できていないという事にここで気づかないと、次のステップにはいけません。


Step 2. Conscious Incompetence


Incompetence だから、まだ前の段階と同様、できてはいません。ですが、Conscious つまり できていないという意識、実感はあります。だから、できるようになろうと何か方法を見つけるのに必死になります。また、どうしてできないんだろうと、とてもイライラする段階でもあります。


でも、意識的にできていない事に気づけば、人に聞いたり、本やビデオで勉強したり、できるようになるコツをつかむ方法はいくらでもあります。


Step 3. Conscious Competence


Competence は、できるという事。この段階では、Conscious 意識的に気をつけていれば、自分ができるようになりたいという物を修得する事ができます。


例えば、Step 1. では軽速歩ができないという事に気づいていなかった。

Step 2. では、できていないという事にやっと気づく。そして、どうしたらできるようになるだろうと、方法を必死に探す。

      Step 3  では、心の中で、もしくは口に出して、1,2 1,2 と立ったり座ったりするタイミングを馬の動きに合わせて数える。


とても意識的にではありますが、軽速歩ができるようになっていきます。もちろん、やり方は一つではありません。あとは、ひたすら練習あるのみ!!Practice makes perfect!を信じてやるしかないです!




Step 4. Unconsious Competence


Unconsious つまり無意識に、それがCompetence できるようになっている。意識的に気にしたり、集中しなくても、できるようになっている。ここで初めて、”できる”と、その力を自分の物として誇れるでしょう。ですが、この前のステップがないと、ここまではたどり着けません。まあ、生まれもって飛びぬけた才能、センスがある人も世の中にはいますが。うらやましい!!


でも、センスがなければ努力でカバー!!ってことで。


これはもちろん、馬以外にも、何にでも当てはまると思うので、みなさん自分の立場に置き換えて、ちょっと考えて見ては。おもしろいですよ。