タマネギ。
春を迎えるにあたって旬を迎える新玉ねぎ。
そんな新玉ねぎの栄養素をうまく取り入れる方法を紹介したいと思います。
新玉ねぎの栄養は、玉ねぎの栄養とあまり変わりはありません。
ただ、新玉ねぎは生で食べられるため、加熱をすると損なわれてしまう
「硫化アリル」という栄養素を多く摂ることができます。
硫化アリルとは、玉ねぎを切った時に香る独特のツンとした香り、
つまり目にしみる例のやつと言ったら、よくおわかりになるかと思います。
この硫化アリルが「玉ねぎを食べると血液がサラサラになる」と言われる栄養成分です。
血液がサラサラになると嬉しいのは、美肌作りにも一役買ってくれること。
血行不良による目の下のクマにも効果的です。
通常、玉ねぎは辛味が強くなかなか生で食べることが難しいですが、
新玉ねぎはその独自の辛味が少ないので生で食べやすく、しかも栄養成分を摂取しやすいです。
しかし、この硫化アリルは水溶性のため水に流れやすい特徴を持っています。
辛みをやわらげようと新玉ねぎを長い時間水にさらしてしまうと、せっかくの栄養分も流出してしまうことになってしまいます。
新玉ねぎを生のまま食べる場合、スライスしてから15分くらい放置しておくと、独自の辛味が弱まってきます。
水にさらすのではなく、空気に触れさせる方法です。
栄養素をうまく取り入れて、健康な体づくりに役立てましょう。
大槻。