昨年の西条祭りは、神様をお迎えする宮出しから御旅所に厳かにだんじりが集結しつつ、いよいよこれから盛り上がってくるというところでタイムアップ
泣く泣く帰宅となりました。
今度は祭りの見せ場をしっかりと見なければ
ということで、今年も西条祭りに行ってきました。
深夜に提灯を灯した美しいだんじりが、御旅所をめざして行く様子は幻想的で、80台あまりのだんじりが勢ぞろいすると迫力満点
だんじりが勢ぞろいすると、いよいよ前半のクライマックス、神様が宿った神輿の登場です。
いかに疾風のように早く駆け込んでくるのかが見所だそうです。
「お〜〜!早い早い!」
「ちょっともたもたしとるんちゃうか!」
「出てくるんが遅いぞ!」
などと地元の人の声援や感想というか叱咤激励?、いろんな言葉が聞こえてきます。
地元の人々にとっては、神輿の登場は年に一回の一番の楽しみなのかもしれませんね。
たくさんの提灯をつけた神輿は美しく、激しく駆け抜けて躍動する様子は迫力満点
周りの人々につられて歓声をあげたり。(笑)
御旅所での奉納が終わると夜明けとともに、だんじりは旧西条藩陣屋前をめざします。
この日はあいにくの雨もよい。
だんじりもちゃんとカッパを着るんですね。
江戸時代から、藩主に敬意を払って御殿前でだんじりのお披露目、神輿の奉納を行っていたそうです。
その伝統は今でも続き、陣屋跡の堀の前にずらりと並びます。
お祭りの最後は、神様がお宮にお戻りになるので、川岸にだんじりが揃って、みんなでお見送りです。
日が暮れ始める頃、だんじりの提灯の明かりが川面に映り、きれいです。
いよいよ最後のクライマックス。
神戸地区のだんじりが川に入り神様をお宮に送り届け、その他の地区のだんじりは河原でお見送りをするのだそうです。
老若男女、人々は祭りの終わりを名残りを惜しむように、だんじりが川に乱れ入る様子に大いに盛り上がります。
西条の人々にとっては、これで1年が終わり、また来年のお祭りに向けて新しい1年が始まるのだそうです。
傍観者の私は、人々の歓声を聞き、川面のきらめきを見ていると、祭りの後の寂しさにちょっと切ない気分になってしまいました。
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