今日もお疲れさまです
※【天津/北京旅行記④】の続きになります。
景山公園から一望できる故宮の絶景に感激した後は、再び故宮の出口である神武門まで戻ってきました。
1つ前の記事でも書かせていただきましたが、ここ故宮は入口が南側・出口が北側となっており、実は出口付近には地下鉄の駅がないため、帰りはバスを利用することになります。
故宮の出口には路線ごとにいくつかのバス停がありましたが、今回利用するのはこちらの「観光2線」。ルート上にある停留所がわかりやすく書かれており、間違わずに乗ることができました。
故宮と天安門広場の周りを8の字にグルグルと回ることになる観光2線。その名の通り故宮周辺の有名な観光地を通るため、ご覧のようにバスも普通の路線バスとは違っておしゃれな感じですよね。
車内もアンティーク調でおしゃれな感じ。ちなみに料金は現金だと一律15元(約275円)なのですが、北京市の交通カードを使えば10元(約180円)に割引になりました。
…日本と同じように、乗る時にカードを機械にタッチ。
長安街を走るバスの車窓から眺める天安門。この日の朝に見たばかりですが、やはり迫力があります。
そしてこの前日にも行った「前門」で下車。お昼はこちらのグルメストリート「鮮魚口街」でいただきます。
とりあえず北京の名物「牛肉麺」を食べたかったので、通りをブラブラと歩いて、入口に貼ってある写真が美味しそうだったこちらのお店に入ってみることにしました。ちなみに左端に映ってるお店のお兄さん、最初は入口のところに立ってたんですが、私がカメラを構えると端に移動してくれました。
…お礼を言ったら(英語で)話しかけてきたので、日本から来て天津と北京を観光してる…というような簡単な会話をしましたが、中国の若い人はフレンドリーで感じのいい人が多いんですよね~
こちらがいただいた牛肉麺!スープに濃厚な牛肉の旨味が出ていて、乗ってる牛肉もすごく柔らかく、適当に入ってみたお店なのに大正解でした。これは美味しかった!
食事のあとは付近を散策。こちらの「大柵欄」という通りを歩いてみたいと思います。
とても雰囲気のいい建物が並び、飲食店や北京土産のお店が連なります。こういう通りはただ歩くだけでも楽しいんですよね☆
するとこの旅の初日に天津の本店に行った「狗不理」を発見!ちょっと惹かれますが、さすがにこのときはお腹一杯で無理でした(苦笑)
ところで慣れというのは恐ろしいもので、最初は何のことなのかさっぱりわからなかった中国語の看板も、だんだん何のことなのか読めるものが増えてくるのが不思議でした(日本語とは違うので発音はできませんが)
そんなこんなで、街歩きを楽しみます。
こちらはこの前日にも前を通った、世界的に有名な北京ダックの「全聚徳」の本店。
やっぱりこの前門の通りは、雰囲気がよくて好きです。
通りから前楼を眺めます。この前楼の奥に前門があり、その奥に天安門広場・天安門・故宮・景山公園…と続くんですよね~
こちらは前門の通りからすぐにある中国鉄道博物館。建物は以前に実際に駅舎として使われていたそうです。
そして前門から地下鉄2号線に乗り、隣の崇文門という駅で5号線に乗り換え、「天壇東門」という駅へやってきました。
こちらはその名の通り、故宮と並んで北京の有名な歴史的建造物を持つ世界遺産・天壇公園の最寄り駅。図の右上辺りが駅になり、今回は故宮とは逆に北から南へ歩こうと思います。
チケットは共通券で34元(約620円)。ここ天壇公園も故宮と同じく広大な敷地ですが、故宮と違って広い敷地にも関わらず建物はわずかしか建ってません。
東門から入場すると、遠くに有名な円形の屋根が見えてきました☆
「長廊」と呼ばれる文字通り長い廊下をまだまだ歩きます。
そして円形のフォルムが美しい「祈念殿」に到着!一般的にはこれが「天壇」と思われているかもしれませんが、あくまで天壇にある建物の1つなんですよね☆
こちらもたくさんの中国人観光客であふれてましたが、午前中に行った故宮がすごく混んでただけに、比較するとそんなに窮屈さは感じませんでした(笑)
下の階段部分も入れた写真を多く見ていたからか、その階段を昇ると何か違った建物にも見えてきますね~
祈念殿からの眺め。この後はこの「祈念門」の奥へ歩いていくことになります。
こちらが祈念門。ちなみに天壇公園は英語にすると「The Temple of Heaven」というそうで、何となく納得。
祈念門から振り返って祈念殿を眺めます。ちなみに今回は東門から入って南門へ抜けるルートにしましたが、南門から入ってくるとこの祈念殿が最後の建物ということになりますね。
ここから南へずっと何もない道を歩きます。北京に来て思ったのはとにかく史跡の敷地が広大で、日本の観光地とは違って入口と出口が反対方向にあり、そのまま通り抜けるようなものが多かったです。
途中で振り返ってみると、祈念門と祈念殿が面白い感じに重なってました☆ 恐らくは意図して造られているのだと思いますが。
「成貞門」を抜けました。ここでも振り返ってみましたが、門の真ん中から綺麗に祈念門と祈念殿の重なりが見えてますね~
こちらは祈念殿を小さくしたようにも見える「皇穹宇」と呼ばれる宮殿。屋根の曲線が美しいですね。
こちら皇穹宇の建物をぐるりと円形に取り囲む「回音壁」と呼ばれる塀で周囲は193m。壁の180度対極に人が立ち、それぞれが壁に向かってささやくと音が壁に沿って反響し、対極の場所にいる人に伝わるとか。
そしてこちら、何もない丘ですがこちらは「圜丘」と呼ばれています。
真ん中には「円心石」と呼ばれる円形の石があり、この石の上で願い事をすると叶うと言われているようですが、願い事というよりも記念写真を撮りたい人の列が長くなってました(笑)
…ということで天壇公園を一通り見て回った後は、地下鉄で「王府井」という駅へやってきました。
この王府井は北京の銀座とでも言うような通りになり、上海の南京東路のように歩行者専用になってました。
観光用のバスが通ります。こういうところも南京東路に似てますね~
そして「王府井小吃街」という屋台が並ぶ通りへ。この日は朝から歩き回ってかなり疲れていたため、夕食はここで軽く立ち食いして早めにホテルで休むことにしました。
通りは信じられないくらいに混雑!スリにやられないように財布やスマホ、そしてパスポートetcを入れたバックを胸元に抱きしめながら歩きます。
途中の通りからそれたところにはテーブル席で飲食できるようなお店もありました。
すると何やら怪しい串が目に入ってきますが…
何とこれが蠍の串!しかも生きたまま串に刺されており、もぞもぞと動いていたのが恐ろしかったです( ̄□ ̄;)!!
…注文するとその場で素揚げにしてくれるようですが、何でも美味しいと食べる私でもさすがにこれはパス(笑)
近くのお店で普通の羊肉の串を買ってみました。見ての通りの香辛料たっぷりで結構辛かったですが。
そのまま通りを奥まで歩いていきますが、人が多くてなかなか前に進みませんでした(苦笑)
ここで25元(約450円)と書かれていた焼き小籠包を買ったのですが、細かいのがなかったため50元札で支払うと、お釣りを出してくれません。
お釣りをもらおうとすると、25元というのは3個のことだ。あなたは6個買ったのだから50元でお釣りはない…というようなめちゃくちゃなことを中国語で言われ、すぐに他のお客さんの相手を始めたのでそこから反論できず。
中国語は話せませんので仕方なくあきらめました。結局この焼き小籠包(それもさほど美味しくない)を50元(約910円)という高い値段で買うことになりましたが、この通りは代金のトラブルが多いので注意ということが「地球の歩き方」にも書かれていたので、わずか数百円でいい社会勉強ができたと思うことにしました(苦笑)
※帰国してから「王府井(小吃街)」「ぼったくり」で検索すると、日本人で同じような被害にあった人がたくさんいることがわかりました。これから行かれる方はこの通りは見るだけにした方が無難だと思います。
そしてしばし王府井の通りを散歩。こちらは北京百貨大楼という老舗のデパート。日本橋の高島屋みたいなものでしょうかね~
こちらも新東安広場というデパートっぽかったですが、とにかく大きな建物でした。
通りの端にポツンとあったこちらの古井戸。明の時代にここが「王府井」と呼ばれる地名の由来となったことが書かれているそうです。
通りに先に佇む「王府井天主堂」。中国と西洋の建築様式が融合しており、見事な外観でした。
まだ19時頃ではありましたが、この後はホテルへ戻って翌日への体力を整えることに。何故なのかはわかりませんが、上海ではコインだった1元がここ北京ではお札!しかも5角(=0.5元。約9円)の札まであったのにはビックリでした。
…ということで、中国滞在3日目が終了。
この翌日はいよいよ長年の夢でもあった「万里の長城」へ早朝から向かいましたが、その様子は次回更新予定の【天津/北京旅行記⑥】で書かせていただきたいと思います。
※マリーンズの試合がなかった日の翌日付けで更新予定です。
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