今日もお疲れさまです
※【天津/北京旅行記②】の続きになります。
天津市内の一通りの観光を終え、ホテルに預けていた荷物を受け取ってから、14時過ぎに高速鉄道の天津駅まで戻ってきました。
…これで一旦天津を離れることになりますが、そういえば日本人が大好きな「天津飯」というのは日本で考案された中華料理で、天津市内には存在しないどころか誰も知らないそうです。なので「本場の天津飯」というのはありませんでした(笑)
中国の高速鉄道の乗り方は日本の新幹線とはかなり異なり、ここ天津駅ではまずこの駅への入り口でチケットと身分証明書(外国人はパスポート)で本人確認が行われるため、見送りなどチケットを持ってない人はこの中へ入ることはできないようです。
それが終わると次は荷物のセキュリティチェック(保安検査)を受けます。そのため行列ができることも多く、早めに駅へ到着しておくことが必要なんですよね~
こちらが改札ゲートのある駅の構内。ここで列車を待つことになりますが、ゲートは列車ごとに異なり、アナウンスがあるまでは入れないようになっています。
チケットは実名制・本人確認とセキュリティチェック・列車ごとに異なるゲート・アナウンスがあるまで入れない…となると、そう、中国の高速鉄道は飛行機に乗る時と同じようなシステムでした。(右上の数字が改札ゲートの番号)
※黒く塗りつぶしたところには、フルネームとパスポート番号が入っています。スタンプは本人確認完了時に押されました。
そのため、もちろん席があれば当日券でも買えるわけですが、外国人は窓口でしか買えないのでやはり行き先が決まっていれば事前に予約・発券をしておくのが無難かと思われます。
しばらくこのゲートの前で時間を潰していると、出発時刻の約20分前にゲートが開きました。ゲートでは日本の改札のようにチケットを機械にくぐらせるようになっています。
ゲートを抜けると広がる世界(笑) ここ天津駅はホームが(確か)20番線くらいまであり、その全てが高速鉄道というのが中国の広さを物語ってる気がしました。
列車には日本の新幹線の普通車に当たる「二等座」と、グリーン車に当たる「一等座」があり、今回は一等座を購入。実際に乗ってみると確かに新幹線のグリーン車とほぼ同じでした。
…ちなみに天津↔北京間は一等座で65.5元(約1200円)ということで、新幹線と比較するとビックリするくらい安いんですよね。
列車は定刻に出発。するとすぐに車掌が来て、切符とパスポートによる本人確認がありました。
そして40分もしないうちに北京南駅へ到着!乗車するときは撮れませんでしたがこれが乗っていた列車。ほぼ新幹線ですよね。
…ということで、中国の首都・北京に初めて足を踏み入れました♪
ここからは地下鉄での移動になるわけですが、この日から3日間滞在する北京では地下鉄とバスをメインで利用する予定のため、まずはこの窓口で北京市の交通カードを購入しなければなりません。
ノートに「北京市政一卡通 押20元 充値80元」(卡:カード、押:デポジット、充値:チャージ)と書いたメモを準備してましたので、それを窓口で見せると簡単に購入できました。北京はとにかく人が多く、地下鉄の切符売り場にも長蛇の列ができるため、日本のSuicaのように使えるこのカードは絶対に必要です(笑)
こちらが北京の地下鉄の路線図。現在でも路線が増え続けているようですね。
…ということで、無事に北京の地下鉄に乗車。天津ではさほど気にならなかった地下鉄のマナーですが、ここ北京は大都会だからかマナーはよくなく、列の割り込みは当たり前。降りる人を待とうともせず、我先に乗り込む人ばかりでした(苦笑)
4号線の北京南駅から、途中の西単という駅で1号線に乗り換え、ホテルの最寄り駅である「永安里」という駅に到着。何となく大阪の御堂筋線みたいですね(笑)
地上に出ると見えてくる高層ビル群。これは1つ隣の「国貿」という駅の周辺のようです。
今回のホテルはこちら。見た目も古そうで部屋もちょっと古かったですが(苦笑)、地下鉄の出口から徒歩1分という立地をネットで見てここに決めたところ、3日間滞在して地下鉄で移動するにはすごく便利でした。
そうそう、中国のホテルの料金システムはちょっと変わっていて、カードで支払いしたのですが、チェックインするときには本来の料金の2割増しくらいの料金が表示されており、最終日にチェックアウトするときに当初の額に変更されてカードを切り直しました。
天津は日本と同じだったのですが、そういえば以前行った上海ではチェックインする時にカードの支払いとは別に現金で100元(約1830円)のデポジットが必要で、チェックアウトの時に返金されたのを思い出しました。そういうシステムなんだとわかれば大丈夫ですが。
とりあえずホテルに荷物を置き、夕方から北京の街へ繰り出します!こちら地下鉄2号線は環状線になってるんですね~
「前門」という駅で降りて地上に出ると、すぐに見えるのが「正陽門」と言われる城門の1つですが、天安門広場の南に位置することで通称「前門」と呼ばれているようです。
前門の反対側に見えるのが「前楼」で、さらにこの反対側に街が広がってるので行ってみます。
するとすぐに見えてくるのがこちらのおしゃれな建物ですが、なんとこれスターバックスなんですよね☆
そのスターバックスを起点として門の向こうに通りが広がってますが、こちらが人気のスポットの1つである前門大街と呼ばれるショッピングストリートになります。
通りの真ん中には路面電車が走ってました。汽笛を鳴らしながら来るので、背中から音が聞こえてきたときは道を開けました(笑)
このお店の前には長い行列ができてますが…
ハイ、こちらが世界的にも有名な北京ダックの専門店「全聚徳」の本店!事前に北京市内の北京ダックの専門店の老舗はチェックしてましたが、ここ全聚徳は日本の銀座にも支店があるため、北京ダックは北京でしか食べれない有名店でいただこうと決めてました。
…もちろんめちゃめちゃ気にはなりますが(苦笑)今回はスルーして、こちらの「鮮魚口街」という通りへ入ります。
入口に何やら銅像がありました。しかし上海もそうでしたが、中国はこういう銅像を街の色んなところで目にするんですよね~(それは日本も同じかもしれませんが…)
ここ鮮魚口街は500年以上の歴史がある、飲食店が連なるグルメストリート!まだ暗くなる前でしたが、通りの雰囲気もすごくよかったです。
そしてこの鮮魚口街を抜けたところにあるのが、1416年創業の北京を代表する北京ダックの老舗・便宜坊!この日の夕食はここで本場の北京ダックをいただきます♪
…ちなみに調べたところ、こちら「便宜坊」は北京市内にしか店舗がなく、文字通り北京でしか食べれない北京ダックなんですよね。(創業601年目というのにもビックリですが)
お店に入る時に受付で英語で話したからか、英語の話せるスタッフさんがテーブルに付いてくれましたが、あまりにも流暢な英語で何度か聞き返してしまいました(苦笑)
まずは「啤酒」ことビール。上海ではビールを注文するとほとんどのお店で「青島ビール」が出てきましたが、ここ北京では初めて見る「燕京(ヤンジン)ビール」!
…ちなみにこの後も3日間北京に滞在しましたが、ビールを注文するとほぼ全てのお店でこの燕京ビールが出てきました。(ちなみにこの日のお昼の天津百餃園ではバドワイザーでした)
ビールを飲みながら待つこと約20分、ついに焼きあがったダック!こうやってシェフが目の前でさばいてくれるのも本場・北京ならではですね☆
綺麗に切り分けられたダック!横浜の中華街etc…日本ではクレープ状の餅に包まれた状態で出されることが多いですが、北京では自分で包んで食べるのが一般的とのこと。
…いやいや、それにしても美味しそうです♪
餅の上にこんな感じでダックと薬味を盛り、クルクルッと包んでいただきます。もちろん美味しいというのはわかってましたが、この北京ダックは予想していた美味しさを遥かに超えましたヘ(゚∀゚*)ノ
…いやぁ間違いなく、この1年くらいで私が食べた全ての料理の中で完全にNo.1!美味しさに感激して思わず涙が出るくらいでした☆
こちらはダックのスープ。これがすごく濃厚で味わい深く、なかなか日本では頂くことができない食感で、これまた感激♪
ちなみに本場の北京ダックは皮だけではなく、かなり肉厚に切られてるんですよね~
…大学生の頃に行った香港で初めて北京ダックを食べたのですが、その時の感動が蘇ってきたような気がしました。てか、北京が本場ですものね~
こちらはダックのくちばしの部分。(写真の角度がおかしいですが) これが何と言いますか、食感で言えば堅揚げのポテトチップス(笑)みたいな感じで、貴重なものを頂くことができました☆
…ということで、北京に移動して最初の夜は最高の北京ダックを存分に堪能し、ホントに来てよかったと喜びを噛みしめてました(笑)
前門から地下鉄でホテルの最寄り駅である永安里駅へ戻ってきましたが、駅の構内に中国では珍しいドリンクの自販機を発見!(中国に限らず、海外は自販機がホントに少ないんですよね~)
ビールは売ってませんが(苦笑)、コーヒーと水があれば十分なので、この自販機は北京滞在中に何度も利用してずいぶん助かりました。
これで中国滞在2日目が終了。
翌日は朝からこの旅のメインイベントの1つである、かつて「紫禁城」と呼ばれた故宮を見学しましたが、その様子は次回更新予定の【天津/北京旅行記④】で書かせていただきたいと思ってます。
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