今日もお疲れさまですパンダ

 

【天津/北京旅行記③】の続きになります。

 

中国滞在3日目となる7月24日(月)、この日は朝から地下鉄に乗り、「天安門東」という駅で下車。その名の通り、北京の有名な観光名所である天安門の最寄り駅です。

 

 

 

駅を降りると壁沿いに長蛇の列。この先でセキュリティチェックを受けないと天安門へ行くことはできません。

 

 

 

そしてセキュリティチェックを終えると見えてくる有名な光景!

 

 

 

多くの方が中国と聞いて真っ先にイメージするであろう天安門!実物は思っていたよりも相当大きく、目の前に立つと何かこう感動するものがありました☆

 

 

 

ちなみに天安門と天安門広場はよくセットになって報道されることがありますが、実際には長安街という大きな道路で分断されており、直接渡ることはできませんでした。(地下道で繋がってます)

 

 

 

通りの向こうに見えるのが天安門広場。奥に見える建物が、あの毛沢東の遺体が安置されている「毛主席祈念堂」なのですが、カメラや携帯はもちろんのことバッグも持って入れないということで今回はパスします。

 

 

 

天安門の前の様子。外国人は少なくほとんどが中国の地方からの観光客のようでしたが、とにかくたくさんの人でごった返してました。

 

 

 

よく見ると衛兵が立ってました。しばらく見てましたが、微動だにせず立つ様子は圧巻でしたね。

 

 

 

天安門は向かって右側の通路からのみ通れるようになってました。ちなみに中央の毛沢東の肖像画は高さが6mあるそうです。

 

 

 

天安門を抜けると現れるのが、かつての明・清の時代の王宮・紫禁城!現在は故宮(故宮博物院)と呼ばれている北京を代表する歴史的建造物で、世界最大の宮殿としてユネスコの世界遺産にも登録されています。

 

 

 

とにかく広大な故宮。図で南の端に出っ張っているところが天安門を抜けて最初の門となる端門になり、ここから北へまっすぐ抜けていくのがルートになりますが、南北が961m、東西が753m というすごいスケールなんですよね!

 

 

 

まずは入場チケットを購入するために列に並びます。ちなみにこの時点ではまだ朝の8時30分を回ったところですが、次から次へと観光客が訪れてました。

 

 

 

チケットは60元(約1100円)。購入する際にはパスポートの提示が必要でした。

 

 

※追記:2017年7月時点では当日現地での購入が可能でしたが、2017年10月より事前にネットで予約が必要になったようです⇒こちら

 

 

まずは「午門」、こちらが入場口になるわけですが、いきなり映画「ラストエンペラー」で観た光景に鳥肌が立ちました。そして当たり前のように入場する際には、再度セキュリティチェックを受けなければなりませんでした。

 

 

 

紫禁城の建物の屋根には、すべてこのように何かの行列の彫刻が施されているとのこと。この数が多いほど格式の高い建物らしいです。

 

 

 

そして「午門」を抜けると広がる光景!ずいぶん前から1度は来てみたいと思っていた紫禁城を、ついに目の前にすることができて感動☆

 

 

 

まずはこちら、金水河という川に架かる内金水橋からスタート!幾度となく映像や画像で見たことのある黄色い屋根が連なる風景を目の前にして、感激したのはいうまでもありません。

 

 

 

まず見えてくるこちらが「太和門」。明の時代にはここで皇帝が詔勅を発したりしていたそうです。

 

 

…ちなみに紫禁城を英語にすると「Forbidden City」と言いますが、これは映画の台詞の中で何度も出てきたので覚えてました。

 

 

その前には「銅獅」が置かれています。

 

 

 

石造りの階段にも彫刻が施されてますが、もちろんこの階段は立ち入ることはできませんでした。

 

 

 

そしてその太和門を抜けると広がる光景!ここがあの「ラストエンペラー」で、映画史に残る即位式のシーンが撮影された庭ですね!

 

 

 

…ここで小さな売店があったので水を買いました。この日はとにかく蒸し暑く、常に水分補給が必要でした。

 

 

 

中庭を歩くと徐々に姿を現す巨大な神殿。こちらがこの紫禁城の中で最大で、現存する中国の木造建築でも最大という、皇帝の即位式も行われた太和殿ですね!

 

 

 

途中の階段には龍の頭の彫刻が。

 

 

 

太和殿のすぐ前まで階段を昇ってきました。映画ではこの中へ観光客が入っていくシーンがありましたが、現在は柵があり、中へは入れないようになってました。

 

 

 

そしてこちら、建物中央の入り口の前ではたくさんの人がカメラを高い位置で写真を撮ろうとしてますが…

 

 

 

私もこの中へ並んで撮影に成功!こちらが明・清の皇帝が座った「宝座」ですね!

 

 

…映画では3歳の溥儀が即位するシーン、そして老人となった溥儀が一市民として訪れるシーンがありましたが、さすがにこれを見たときは感慨深かったです。

 

 

この太和殿の裏へ回ると目の前には「中和殿」という建物が見えますが…

 

 

 

私の判断に間違いがなければ、映画の中で溥儀が紫禁城を追い出されるシーンはこの場所ではなかったかと思うのですが…(テニスをしていた場面ですね)

 

 

…国民軍の兵隊が降りてきた階段が、おそらくここではなかろうかと。

 

 

再び中和殿へ。こちらは先ほどの太和殿のすぐ裏手になり、公式行事の際に皇帝が準備したり休んだりした場所だそうです。

 

 

 

中和殿の次には保和殿。次から次に建物が姿を現しますが、こちらは皇帝が衣装を着替える場所だったそうです。

 

 

 

保和殿の中にある宝座。これは綺麗に撮ることができました。しかしとにかく人が多く、ペストポジションで撮影するのはなかなか大変でした(苦笑)

 

 

 

こちら元々は金メッキだったそうですが、義和団事件の際に8ヵ国連合軍の兵士が削り取ったとか。

 

 

 

ここからは見てみたいものがいくつかあるため、南から北へのルートを外れて、東のエリアに行ってみようと思います。

 

 

 

今回はMapアプリで現在地を確認しながら歩いてたので大丈夫でしたが、どこへ行っても似たような光景が広がるため、きっと迷う人も出てくるのではないでしょうか…

 

 

 

東の方にこれから向かう「寧寿宮区」が見えてきました。

 

 

 

南から北へのルート上にはすごい数の人がいましたが、そのルートから外れると人も少なくなり、落ち着いて散策することができました。

 

 

 

ここからは別途にチケットが必要になりますが、わずか10元(約183円)でした。

 

 

 

このエリアは「珍宝館区」といい、美術品や歴史資料等も展示されているエリアになります。

 

 

 

実はこのエリアには見たいものが2つあったのですが、そのうちの1つがこちらの「九龍壁」!文字通り9匹の龍が描かれた壁になりますが、さすがに見事でした☆

 

 

 

こちらは「皇極殿」。1689年に建てられたものになりますが、1894年にはここで西太后の60歳を祝う宴が開かれたとか。

 

 

 

天井も豪華。どこを見ても手抜きはありません。

 

 

 

短い距離の屋根の庇には短い行列☆

 

 

 

そしてもう見てみたかったもう1つが、こちらの外東路と呼ばれる両側を塀に挟まれた通り!ラストエンペラーを見た方は忘れもしないと思いますが、乳母アーモを溥儀が追いかけるシーン、そして母親が亡くなった時に自転車で紫禁城を抜け出そうとするシーンで登場するんですよね~

 

 

 

ラストエンペラーは大好きな映画でDVDも持ってますので、そういう映画の中のシーンを思い浮かべて、何とも贅沢に感動に浸ってました。

 

 

 

ところでこの故宮、あまりにも敷地が広いために売店だけでなくレストランもあります(「餐庁」というのがレストランのことですね)

 

 

 

そしてゴミ箱も結構多かったので、飲み終わったペットボトルはそんなに持ち歩かなくてもすみました。

 

 

 

こちらは先ほどの「保和殿」の裏になりますが、ご覧のようにベンチもあります。歩き疲れて休んでいる方も多いようでした。

 

 

 

こちらは「隆宗門」と言いますが、よく見ると「宗」のところに矢が刺さってます。これは清の入閣侵攻時のものと言われているそうですが、真相は不明だそうです。

 

 

ちなみに漢字の右側に書かれているのは満州文字。清は満州族の王朝だったため、紫禁城が清のものになってから一部で併記されるようになったようですね。

 

 

そしてここからは皇帝一家のプライベートな居住エリアである「内延」に入っていきます。こちらがその入り口となる「乾清門」。手前にあるのは防火用の貯水槽だそうです。

 

 

 

乾清門を抜けると見えてくるのが、内延の中心となる宮殿「乾清宮」。ここまで似たような建物をたくさん見てきているので、これさっき見たなという錯覚を犯してしまいます(笑)

 

 

 

ここでも宝座が綺麗に撮れました♪

 

 

 

「交泰殿」と、その後ろに見えるのは「坤寧宮」。

 

 

 

こちら坤寧宮は皇后の寝室として使われていたようですが、それにしては大きな建物でした。

 

 

 

ここを抜けると、ちょっとした庭園になってました。

 

 

 

ここから西へ少し歩くと見えてくる珍しい建物。こちらは「千秋亭」と呼ばれているそうです。

 

 

 

この通り沿いにある建物は「西六宮」と呼ばれ、溥儀や西太后といった人物が暮らしていた場所になるとか。

 

 

 

そしていよいよ出口が近づいてきました!こちらの「天一門」というこれまでで1番小さい門を抜けます。

 

 

 

すると見えてきたのが北の端に当たる「神武門」!ここを抜けると出口になります。ちなみに故宮は入口は南で出口が北と決められており、逆からの出入りはできなくなっていました。

 

 

 

最後の神武門を抜けました!「故宮博物院」と書かれた巨大な額が見えますね☆

 

 

 

…ということで紫禁城・故宮の一通りの見学を終えましたが、これで終わりというのはもったいない!実はこの神武門を抜けて通りを渡ったところにある景山公園からはこの故宮の全景を一望することができるのです!

 

チケットはたったの2元!(約37円) さっそく行ってみます♪

 

 

 

公園の敷地内に入るとすぐに見えてくる、高台に建つ楼閣。あそこを目指して坂道を歩いて昇ります。

 

 

 

わかりやすい立体図がありました。故宮の北側にこんもりとした山が見えますが、この山の頂上から故宮が見渡せるというわけなんですよね~

 

 

 

急な坂道でしたが10-15分程で頂上へ到着!そこには何とも素晴らしい景色が広がってました!

 

 

 

これこそ正に絶景!しばらくは時間の経つのも忘れてこの光景を目に焼き付けてました☆

 

 

 

…ということで、天安門からこの景山公園まで3時間ちょっとという所要時間でしたが、北京へ行ってみたいと思っていた理由の1つであるここ紫禁城(故宮)を実際に訪れることができて、とにかく言葉にできないような感動でした。

 

そしてもちろん、帰国してからラストエンペラーのDVDを感激に浸りながら見直したことは言うまでもありません(笑)

 

この後は天安門の南にある前門へ移動して昼食を取り、これまた有名な世界遺産・天壇公園へと向かいましたが、その模様は次回更新予定の【天津/北京旅行記⑤】で書かせていただきたいと思ってます。

 

 

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[天津/北京旅行記]

 

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