手持ちにテクトロの500Mデジタルオシロ、岩通の200Mアナログオシロ、

それと50年前の松下の5Mアナログオシロがあり、各オシロの高周波特性比較を行った。

 

▼テクトロニクス  TDS-644B 

【周波数】500MHz
【ch数】4 カラーディスプレイ
【最高サンプリング】2.5GSa/s
【最大レコード長】15k

 

岩崎通信機

SS-5712 200MHzシンクロスコープ  2ch

 

▼松下通信機

VP-516A 1ch 5MHzオシロスコープ

 

▼SG(シグナルジェネレーター) HP8657B  100KHz~2060MHz

 

▼測定ラックのイメージ

棚の左下--HP 4ch 500MHz カラーディスプレイ(今回は測定せず)

左上ーー松下の5MHzオシロ

棚の中の一番下-- HP8657B SG

棚の中の下から2番目--岩通の200MHzオシロ

下から3番目--HPのオーディオジェネレーター(今回は関係なし)

下から4番目--テクトロTDS-644B

 

 

▼1MHzをSGから出力。 上は岩通200Mオシロ

テクトロTDS-644B

松下5MHzオシロ

 

 

▼SGから3MHzを出力

 

 

▼SGから5MHzを出力

 

 

▼SGから8MHzを出力

5Mのオシロはスペック超えで苦しい

 

 

▼SGから10MHzを出力

波形はかろうじて観測できる

 

 

▼SGから15MHzを出力

松下5Mオシロは波形が出ないのでここまで、

 

 

▼SGから20MHzを出力

 

 

▼SGから50MHzを出力

 

 

▼SGから100MHzを出力

 

 

▼SGから150MHzを出力

 

 

▼SGから200MHzを出力

 

 

▼SGから250MHzを出力  上の岩通オシロは200Mのスペック超え入力

 

 

▼SGから300MHzを出力

岩通オシロは200Mまでなので限界

 

 

▼SGから500MHzを出力

 

 

▼SGから600MHzを出力

500Mのスペックを超えているが波形は表示される

 

 

▼SGから700MHzを出力

表示波形が小さくなる

波形観測はここまでとする。

波形が見やすいように水平の掃引時間を調整している。

当然スペックを超えていくとオシロの感度は下がっていく。

 

 

別な機会で、HPのSGでHP8614A(0.8GHz~2.4GHz)の出力確認で、適当な測定器が見当たらず、

テクトロのTDS-644B 500Mオシロを使用したが、800MHz以上でも波形が確認できた。

 

 

 

 

 

 

ケースレイ(KEITHLEY) 195A マルチメーターです。

ケースレイと聞いてピンとくる人はかなりの測定器マニアです。

中古でも〇十万円、〇百万円クラスが普通にあります。

これは一番安いマルチメーターです。

 

 

入力は前面と背面にあります。

 

 

マニュアルと校正証明書付きです。

 

 

 

キャリブレーション証明書ですが、1988年となっており、かなり古い機器のようです。当然、現時点ではキャリブレーションの効力はありません。

 

 

英文のオリジナルのインストラクションマニュアルもついています。

 

 

バカなのでケースレイというブランドに魅かれて2台買っちゃいました。

全く同じ物です。

 

 

他にもHP(ヒューレットパッカード)やらアドバンテストなどマルチメーターが複数台ありますので、後で精度比較してみようと思います。

 

WAVETEKのスイープジェネレーターです。

 

2Hz~2MHzまでスイープ出来ます。

 

リニア―スイープとLOGスイープが出来ますので、オーディオアンプの

周波数特性など簡易的に見れます。

デジタルストレージオシロと組み合わせれば、面白そうです。

 

歪率は0.2%とあまり良くはなく、周波数特性のチェックのみの用途になりそうです。

友人から頼まれてSONYカセットデッキTC-RX715の修理をしました。

上蓋ケースを外したところです。

不良内容は動作しないとの事で、お決まりのベルト類の不具合とみています。

 

 

 

RX-715のメカ部です。メカ部分の取り外しのためDRコネクター類を抜いて行きます。

 

メカを外しました。前面パネルは外さないで行けました。

 

 

RX-715のメカ部です。オートリバースなので回転ヘッドの機構が見えて、ヘッドが回転しても動作に影響のない細めで柔らかいヘッドリードが使われています。

 

フライホイルのベルトを外しました。

テレテレに溶けて切れています。

溶けたベルトです。ベタついて簡単に切れます。40年は経過しているようです。

 

 

 

フライホイールをクリーニングして、キャプスタン注油の為フライホイールを抜きます。

 

エジェクト機構が見えます。摺動部にグリスを塗っておきたい所ですが、そのままとします。

 

 

プーリーベルトが切れていたのでボンドで繋げて見ました。

ダメもとです。

一見ボンドが付いたようです。一昼夜放置しました。

 

カウンタープーリーベルトが切れています。これは持ち合わせがないので

輪ゴムで代用しました。半年か1年は持つと思います。

 

肝心なフライホイールベルトは秋葉原の千石電商で入手できました。

切れたベルトの現物を持って行って確認しましたが、長さ広さ厚さがぴったりの物を探すのは大変です。

ボンドで付けたベルトは回してみたら2~3秒で切れてしまったので、これも千石電商で買いました。

輪ゴムで代用したベルトは、同じ寸法の物がなかったので輪ゴムのままです。

回れば良いレベルなので何とかなるでしょう。

一応メカを組みつけて元に戻しました。

動作は問題ありません。

 

 

 

 

 

NF社の 可変周波数、デュアルレンジフィルターです。

肩特性は48dB/octで急峻です。

DUALレンジで片chずつハイパス、ローパスフィルターと独立して設定でき、

シリーズに繋げばミッドパスフィルターになります。

 

周波数は0.01Hzから99.9KHzまで広範囲に可変できます。

 

 

操作はアナログ式ですが、これ以降の新型はデジタル表示、デジタルフィルターになっています。

 

 

 

オーディオ機器やスピーカーのチェック用として購入しましたが、調べてみると

本来の用途は街や工場の騒音測定、騒音周波数分析に使用されるようです。

Oゲージの鉄道模型です。

65年位前はOゲージ(32mm)が主流でしたが、その後HOゲージ(16mm)

現在はNゲージ(9mm)がメインです。

またZゲージ(6mm)もあります。

 

 

オール金属製です。

 

モーターはACモーターです。

 

 

 

ウォームギヤで回転方向を変え、同時に減速します。

中央に集電器があります。レールは中央に1本、車輪の2本を合わせて3本になります。

 

 

B5タンクはヤフオクでもかなり出回っていますが、これだけ状態の良いものは少ないです。

HPのアナログスペアナです。

ディズプレイセクションは140Tと141Tがありますが140Tがセットされています。

 

又RFセクションは8553Bです。1KHz~110MHzをカバーします。

バンドワイズは10Hzです。

 

RFセクションは他に

8555A  10MHz-18GHz

8556a  20Hz-300kHz

があります。

 

外観は古い物ですが、かなり綺麗です。

トラッキングジェネレータは付属していません。

左が140Tディスプレイセクション

右上が8553Bです。

入力は右上からBNCで入力します。インピーダンスは50Ωです。

 

IFセクションです。

 

背面です。

 

 

 

 

色々実験中ですが、下向きのDipで測定ポイントを探して、その時のダイヤル周波数で

値を読むやり方で、画面上にはレベル、周波数は表示されません。

完全なアナログスペアナです。

重量は40キロ近くあり、一般家庭に設置できる重さを超えています。

コピースタンドです。上にカメラをセットして、書類や絵、本の複写に使用されたようです。

木製のX-Yテーブルがあり、簡単に被写体を動かせます。

上にカメラの取り付け部があり、カメラを上下させても、カメラからの被写体に向けての角度は変わりません。うまく出来ています。

自動車の足回りで、ダブルウイッシュボーンを2つ組み合わせたような物です。

またカメラの重さを相殺するバネがセットされています。

下のガラスは、無反射ガラスで細かい凹凸があり、斜めから入った光は乱反射させ、カメラのレンズには入らないようになっています。

ただガラス面に細かい凸凹がある為、コントラストは落ちます。

 

上が無反射ガラス。 曇りガラスのような物です。

下に写したいものをセットして、ガラスを被せて固定します。

 

頑丈な機構部で重いです。

バネの反射力からの想像ですが、35mmカメラではなく中判カメラ(6×4.5cm)

用だと思います。昔はブローニーフィルム使ってマニュアルフォーカスでピンを確認して、1枚ずつ時間をかけて撮影していました。50年くらい前の製品かと思います。

 

 

木製のX-Yテーブルです。動きはとてもスムーズです。

 

SFC COPY STAND 8Tと書かれています。

 

 

 

 

本格的に使用する為には、1部屋潰して、照明機器を揃えて機械を固定する必要がありそうです。

真空管式オーディオ発信器です。 昭和45年ころ使われていました。

整流管を入れて5球式です。

6AV6で発信、アウトプットは6AR5で高出力の発信出力が取り出せます。

 

 

発振周波数はエアバリによる可変式で完全アナログ式なので、デジタル式に比べて

正確な周波数は出ませんが、非常に扱いやすいです。

 

947.5Hz、9.88Vを出力させた波形です。ここまでの高出力でも歪みません。

 

 

 

外観は年代の割に綺麗です。

 

一通り使いましたが、真空管式とあってやはり重く大きいこと。

周波数特性はアバウトで±1~0.5dBほど周波数によって偏差があります。

純粋のオーディオジェネレーターですが、ファンクションジェネレーター並みに歪率が良くない。確か0.1~0.2%位です。

昭和40年代のテープレコーダー調整用などでは使えますが、管球式アンプでは厳しそうです。昭和40年代当時はスタンダードな低周波発信器でした。